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電気代の請求を改めてみてみると,昨年と比べ本当に高くなったことを実感いたしました。

住み始めて1か月経ちましたリノベモデル兼自宅の電気料金を温湿度と合わせてお伝えいたします。

先にお断りしますが弊社の使用しているヘムスでの計測になりますので実際とは,ずれがあるかもしれませんのでご了承ください。
また洗濯機だけ別の場所にあるためこの電力に含まれていません。

みなさまのご家庭,また今後の住まい計画の参考になれば幸いです。

 

リノベモデルのスペックですが

坪数 45坪 オール電化
Ua値 0.26 
C値 0.8
使用エアコン  6畳用エアコンを床上吹き出し
壁付けの一般的な第三種換気

まずはおきまりの室温です。

室温はおおむね22℃をキープしています。
第三種換気で外気の影響を受けますので湿度は低く,30%台で推移しています。ここが1種換気と決定的に違うところです。
純粋な湿度を確認したいため加湿は行っていません。
乾燥感を感じますが,慣れてきたせいか最近はあまり気にならなくなりました。

次にその室温を保つためのエアコンの電気使用料です。

22日(私の誕生日)ころからエアコンの使用電力が増えていますが,外気もマイナスだったりするような気温のため,それまでの設定温度21℃から23℃に変更いたしました。
室内を22℃に保つためのエネルギーが増えているのがよくわかります。
28日が最高で1日あたりのエアコン使用電力は9.6KW使っています。電気料金と再エネ賦課金で32円ぐらいとして1日307円ほどです。
その日の全体の使用電力は15.2KW,KWあたり32円として1日486円でした。

1月の中旬まではエアコン1日あたりの平均電力量は4KW程度でしたので気温が下がるとエアコンの電力が倍ぐらい必要になることがわかります。

 

最後に1か月の電気使用量です。

エアコンで使った電力量が140KW  電気料金と再エネ賦課金で32円ぐらいとして1月の空調代は4480円ほどです。
全体の使用電力は345KW  電気料金と再エネ賦課金で32円ぐらいとして1月の全体電気代は11,040円ほどです。
洗濯機だけ別においてありますので1日あたり0.4kwを追加しても400KWにもみたない使用電力量です。
基本料金をたしても最近の高い電気代で15,000円ぐらいかなと思います。

最近では電気代が5万円を超える家も珍しくありません。それでいて家の中に寒い場所があったりするわけで,性能とそれを実現する間取りの工夫などはこの先30年を考えるととても重要だなと感じます。
弊社のような住まいと一般的な住まいとでは年間の電気代が20万円とか変わってくることでしょう。
そうすると30年で600万円。

高性能な住まいの方がいいように思います。
『電気代が高くなって困っているよー』という方,新築でもリノベでも住み心地まで全て変わります。
お問合せはこちらから。

いい住まいが増え,使用エネルギーが減っていくことを願います。

おまけでこの住まいの電気代シミュレーションも貼っておきます。
うちの場合共働きで調理時間が短いため,その部分が少ないんだろうなと思います。
このシミュレーションはKW単価32円でみています。

弊社の冬エアコンですが,基本的に1階に設置してあるエアコン1台を利用いただき,室内の温度を一定に保つような設計をしています。

床下エアコンのお宅も,床上のエアコンのお宅も同じです。

体験に勝るものはないので年末休みの間に自宅兼リノベモデルへ生活拠点をうつしました。

これからは実体験をもとに説明していくことができ,そこで使っている電気使用量や熱環境もお伝えしていけます。

 

直近で寒かった日は1月4日。

最高気温が6.8℃,最低が1.0℃で日照がほとんどない1日。

室温は家じゅう22℃~23℃で一定に保たれています。

寒い外からこういう住まいに入った時の感覚ですがすぐに暖かいというわけではなく,なんとなく暖かく時間がたつにつれ体が温まっていきます。

ファンヒーターなど火を使った高温の輻射熱でなく,壁や床がエアコンの熱によって暖められた低温の輻射熱による暖房だからです。

長時間室内にいると体が慣れ,私は靴下なしでもすごせます。

女性の方は靴下を履いているぐらいでちょうどいいようです。

就寝時はシャツ1枚の上に羽毛布団を1枚かけて寝ています。

これまで寝る際のあったか靴下を20年以上手放せなかった妻ですが靴下をはかなくなり,朝までゆっくり寝られるようになりました。

羽毛布団1枚で寝ていると夜中に暑くなることがあるぐらいです。

室内を温熱カメラで見てみると

窓廻りはどうしても弱点になりますがどこもほぼ同じ温度。

寒くないですか?といわれる土間も同じ温度です。土間は蓄熱するよう墨モルタルで仕上げていますので晴れた日は床よりも暖かい温度になり,徐々に放熱されます。

外は本当に寒いのか疑うような室内環境が普段提案している室内環境になります。

 

大事なのはその室温を保つためのエアコン電気使用量ですが1時間あたり150W~200Wの電気で室温が保たれています。

日中に陽が差し込む日はその時間帯のエアコンは100W以下に減ります。

この日の一日のエアコンの使用量は3.982KWでした。

1KW30円として1日120円ぐらいの電気代。

検索で床暖房のランニングコストを調べるとだいたい同じぐらいでした。

でもガス床暖房は8帖用で8時間だったので24時間ついてるエアコンと比較してはだめですね。

電気ストーブとホットカーペット併用の場合だとおよそ4時間で同じぐらいの電気代です。

どちらも部分的にしか暖かくないので快適なのは家の一部だけ。

夜中に起きても,トイレに行っても,凍えながら生活することになります。

 

家じゅう暖かい環境に慣れると,どこでも24時間暖かいので夜中に目が覚めて寝れなくても,リビングが暖かいし,トイレに行くのもお風呂に行くのも寒さを忘れます。

もう元には戻れません。

無駄な設備にお金を使うよりもしっかりした住まいを計画し,長期的に快適な住まいを作っていくことをおすすめします。

少ない光熱費で快適な冬を過ごしたい方へ,お問合せはこちらから。

いい住まいが増えることを願っています。

最近ではどの会社のホームページにも耐震性能のことが記載され,『耐震等級3』が当たり前になってきました。

でも知っている人からすると『ん…?!やばそう』という建物が施工例にアップされていたりします。

同じ『耐震等級3』でも無理のない『耐震等級3』と,無理しまくった『耐震等級3』があることは知らないと思います。

別に無理しまくっていても『耐震等級3』ならいいよという方には読まないでください。

難しい構造を解くのを得意としている会社さんもあるためすべてに当てはまるわけではありません。

 

結論を先に書くと耐震というのは建物に加わった力がスムーズに地面に流れることが大事になります。

また梁は太いと丈夫という感覚は間違っています。太くしないと構造が成立しないからです。

だから構造が成立するならばなるべく小さな梁の方が建物が軽くなり,コストも有利になります。

 

無理している耐震等級3にありがちなポイント

 

その①バルコニーがセットバックしている。

参考のパース。間取りはその②にあります。

こんなふうに1階のリビングの上に大きなバルコニーがあり,2階の部屋が1階リビングの上に浮いているような間取り。

この場合,2階の壁の力は床を支える梁に伝わり,1階の壁に伝わっていきます。

あみだくじのように力が流れますが梁の上に壁があるためとても大きな梁がでてきます。

梁は大きいと自重でたわむため,2階の床がふわふわした感じになります。

長期的に見ても徐々にたわみ,いずれ建具の開閉に支障がでることでしょう。

 

その②リビング階段が細長くかかっていてその下に柱がない。

参考間取りはこちら。その①の話もこちらを参考に。

階段の上は吹き抜けなので2階の床の梁は階段と並行にしかかかりません。

にもかかわらず,階段横に柱が全くない場合,梁の浮いている長さが4mとかになります。

こんな感じの部屋。

梁は2階の床荷重や,間仕切りの壁の荷重を受けるので大きな梁が登場します。

その①と同じく床はいずれ自重でたわみます。

 

その③吹き抜けが建物の角にある+階段が吹き抜けとは別の位置にある。

参考の間取り

吹き抜けが建物の角にある場合,2階のレベルにある梁は耐風梁といって風の力に対抗する梁になります。

もしくは全て通し柱にすることもありますが,どちらにしても吹き抜けている場所は横からの風に対抗する梁がないため強風時2階床レベルが一番動きます。

クロスが切れていたりするのはそのためです。

その吹き抜けに階段があればいいのですが別の場所にある場合,2階の床に大きな穴が2つできることになります。

そうすると水平構面といって地震力などに対し有効に働く床が少なく,とても弱くなります。

 

その④ 階柱がない位置の2階に耐力壁がある。

これは梁上耐力壁といって,知っている人はまずやらない方法。やっている住まいはたくさんありますが,耐力壁があればそれでいいという認識なのでそうなってしまいます。

梁上の耐力壁は地震時,梁自体に大きな力が加わります。またその梁から柱へ伝える部分でも大きなせん断力(柱と梁のつなぎを切る力)が発生します。接合金物もしっかりしたものを付けないと力が地面に伝わりません。

 

まだまだありますが上記に書いた4つは『耐震等級3』になるかといわれるとがんばればたぶんなります。(③はかなり怪しいです)

でもかなり無理しています。

これを壁量計算で解決しようとするとすんなりOKがでます。梁が負担する力を一切確認しいないためです。

危ないなと感じた間取りの参考は耐震等級3を記載するある住宅会社にあった施工例から復元しています。

 

『耐震等級3』は間取り決定し,契約が決まったのち計算をし,壁の量や柱をふやして取るものではありません。

それはおおよその判断が出来ていないという証拠です。

判断に困る方の依頼した『耐震等級3』,構造チェックは…?!。

はりぼて『耐震等級3』かどうかはお施主さんの知識も必要になってきます(汗)

 

東南海トラフ地震は政府発表にて30年以内に70~80%の確率で起こるとあります。

ニコハウス設計室は自信をもって強い住まいを提案しています。

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