近隣に影響されない光と風を室内に

築30年ほどの木造にお住まいだった山之内さま。
通路となる敷地が長い、いわゆる「旗竿敷地」で東も南も2階建てが境界ギリギリに建っていました。
陽当たり条件が悪く、夏はじめじめし、冬は底冷えしていた住まい。
また通路敷地にしか駐車場がないため、車の前後の入れ替えでの労力も大変なものでした。
「日当たりが悪い敷地でも明るく開放的な家が出来ますか？」
最初のお話を聞いた時の言葉がとても印象的でした。

周囲が境界ギリギリの建物ばかりなので、庭を作っても真っ暗でじめじめした使わない空間になってしまいますし、隣の外壁を眺めるのは楽しくないと考え、思い切って庭という空間を無くしました。
その分、いつまでも変わらない明るく気持ちのいい庭以上の室内をと考え、家の中に大きな吹き抜けをご提案。
この吹き抜けを使って家じゅうが明るく、そして風も通り抜ける気持ちのいい空間が生まれました。
庭を無くしたので課題だった駐車場も並列で2台分を確保しました。

暑い夏は2階のエアコンだけでも過ごせたそうです。
寒い冬もきっと快適な室内が保たれます。
これからの住み心地にご期待ください。

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