ニコハウスの家づくり 家づくりへの考え方 QUALITY

ご家族ごと住まいへのご要望はさまざまです。生涯を共にする住まい。
遠慮しない自分たちだけの住まいは家族の心を豊かにします。みんなに自慢したくなる住まい、一緒に造ってみませんか?
間取りも現場も納得いくまでたくさん打ち合わせしましょう。やめた方がいいことはプロとしてはっきりお伝えさせていただきます。
私たちはプロとしてその想いを汲み取り、安全で最適なご提案をいたします。

耐震性能

家族の命と暮らしを守る、耐震+制振の住まいづくり

耐震性能

ニコハウスでは、すべての建物において「許容応力度計算」に基づいた耐震等級3を基本としています。必要な壁量に対して1.5倍以上を確保し、初回プランのご提案段階から構造計算による耐震性をしっかりと確認していますので、安心してお任せいただけます。
また、建物の重心と剛心(壁の強さのバランス)を調整する偏心率は、構造計算上、一般的に0.3以下が望ましいとされていますが、私たちはさらに厳しく0.1以下を目指して耐力壁のバランスを設計しています。これにより、地震時のねじれを最小限に抑えることが可能です。

さらに、繰り返し起こる地震への備えとして、制振ダンパー(株式会社evoltz)の設置をご提案しています。小さな揺れからもしっかりと効果を発揮し、気密・断熱性能の長期維持にもつながります。

この制振ダンパーは、株式会社evoltzが企画・開発し、ドイツのビルシュタイン社が製造を担当する世界レベルの高性能・高品質製品です。日本をはじめ、ドイツやアメリカでも特許を取得しており、その信頼性は世界に認められています。

近年では、一度の大きな地震だけでなく、2016年での熊本地震のように短い期間で大きな地震が繰り返されることも懸念されています。私たちは「大切な命を守ること」はもちろん、「その後の暮らしも守る」ことを考え、耐震・制振性能に一切妥協しない家づくりを行っています。 いつまでも安心して暮らせる住まいのために、構造からしっかりとご提案いたします。

高気密・高断熱

一年中、心地よく。家族の健康を守る断熱

高気密・高断熱1

すべての建物で、断熱性能を示すUa値はHEAT20 G2グレード以上(弊社平均0.3~0.35程度)を標準としています。 これは家族が一年中、健康で快適に過ごしていただくための大切な性能基準です。

高断熱の住まいは、光熱費の節約につながるだけでなく、室内の温度差を少なくし、ヒートショックなどの健康リスクを軽減します。断熱方法は、建物の外側を断熱する「外断熱」、内側を断熱する「内断熱」、両方を組み合わせた「ニコ断熱」の3種類から、コストや性能のバランスを見てご提案します。

「暖まらない家」の本当の原因、ご存知ですか?

高気密・高断熱2

冬に部屋がなかなか暖まらない…そんなお悩みの原因は、断熱材の性能やフローリングだけではありません。実は、家の「気密性」が大きく関わっているのです。

たとえば、寒い冬の日に厚手のセーターを着て外出したとしましょう。風が吹けば、そのセーターだけでは寒く感じますよね。そこに風を通さないコートを羽織って、ようやく暖かく感じられます。
こうした家では、暖房をどれだけ使っても部屋全体が暖まりにくくなり、壁や床の内部で結露が発生するリスクすらあります。

そこでニコハウスでは、気密性にもこだわり、C値(隙間相当面積)0.5以下、実測値で0.1〜0.3程度という高い基準を設定。高気密な住まいは、室温をしっかり保ち、冷暖房効率を大きく向上させることで、毎日の暮らしをより快適に、そして省エネにしてくれます。

弊社の気密測定は完成時、エアコンを含む内外を貫通するすべての機器類が接続した状態で行っています。より実情に近い状況での測定を心がけています。 一般的には全ての換気扇をテープ等でふさぎ、気密を測定していますが、弊社では完成気密測定と合わせ、適宜『解放状態のC値』(住んでいる状態と同じ)を計りますがC値1.0以下程度となっており、普段からの高気密をお約束しています。

窓から始める快適な暮らし

高気密・高断熱3

窓(開口部)は、住宅の中でもっとも熱の出入りが大きい部分です。そのためニコハウスでは、断熱性・耐久性に優れた樹脂サッシや木製サッシをご提案しています。

ガラスにはアルゴンガス入りのLow-Eペアガラスを採用。南面には熱を取り込む「日射取得型」Low-Eガラスを、東西・北面には熱を遮る「遮熱型」Low-Eガラスを使用し、太陽熱のコントロールによって冷暖房エネルギーを最小限に抑えています。
トリプルガラスについては、地域特性とのバランスを考慮し、特に南面では熱取得量が不足する可能性があるため、採用は要相談としています。

暮らしにちょうどいい、やさしい空調計画

高気密・高断熱4

換気は『第一種全熱交換型24時間換気システム(機械給排気)』、または『第三種換気(自然給気、機械排気)』をコストや敷地条件に合わせて提案しています。

全館空調は故障時やメンテナンス面での不安があるため、当社では基本的にご提案していません。採用している換気機器は部品ごとの交換が可能で、コストも安心です。
冷暖房は小型エアコン2台(夏用・冬用)を標準とし、室温シミュレーションに基づいたご提案を行います。冬用は床下または床上タイプをお住まいに合わせて選定します。

快適な暮らしのために

快適な室温が、健康で心地よい暮らしをつくる

快適な暮らしのために

「快適な室温」とは何度でしょうか?
そして、その温度を維持するのに必要な光熱費やエネルギーはどれくらいが理想でしょうか。

ニコハウス設計室では、住まい手の声をもとに、以下の室温を目標としています
・冬の最低室温:主居室18℃以上
・夏の最高室温:主居室28℃以下
この基準を満たすことを標準とし、冬は6畳用エアコン1台、夏は10畳用エアコン1台程度で実現可能(※建物の規模により変動)です。

実際、日本の多くの住宅では冬に10℃以下、夏には危険な暑さになることも少なくありません。
室温18℃未満の住宅は、イギリスでは「人権の侵害」とされているほどです。また、近年は熱中症の多くが住宅内で発生しており、高齢者を中心に深刻な問題になっています。
快適な室温は、ただの贅沢ではなく、光熱費の削減と健康の維持に直結する大切な性能です。
長く住む家だからこそ、「快適さ」を当たり前にすることが、家族の未来を守る第一歩だと私たちは考えます。

吹き抜け=寒い? その原因は…

快適な暮らしのために
快適な暮らしのために

「吹き抜けがある家は寒い」と感じたことはありませんか? 実は、寒さの原因はエアコンの性能ではなく、家そのものの“造り方”にあります。

たとえば冬にエアコンを23℃に設定しても、床付近の温度が13℃しかなければ体感は寒いまま。これは、気流のコントロールや気密・断熱が不十分なために、上下で温度差が生じているからです。 ニコハウスの住まいでは、空間全体がバランスよく温まり、上下の温度差を極力抑えた設計をしています。 そのため、床暖房は不要で、エアコンだけで快適に暮らせます。

太陽の力を住まいに取り入れよう

耐震性能

冬場、室内に差し込む日差しはとても暖かく快適です。この太陽のエネルギーをうまく利用することは住む家族にとっても環境にとってもとてもいいことです。
私がいろいろなところで勉強してきたことの中に「冬場の南から差し込む太陽の日差しは1㎡あたり360Wくらいの効果」というものがあります。アパートなどについてるベランダにでる大きな窓だと2.9㎡ぐらい。だいたい1.04KWぐらいの効果があります。ハロゲンヒーターなどを思い出すと結構な暖かさがあることがわかります。

冬場の平均気温19℃(朝方17℃台、日中20℃台)を保った生活をしていただいているニコハウス設計室標準の住まいでも晴れた日の電気使用量と曇りの日の電気使用量では差があることがわかります。その差が太陽による熱エネルギーなわけでせっかく住まいを考えるのであれば利用しないのはものすごくもったいないことです。
ただし、「断熱性能について」に書きましたが開口部は建物の中で熱の出入りが一番大きな箇所になりますのでなんでもかんでも大きい窓ってわけにはいきませんが…。

また夏場は逆に熱を取り入れすぎると冷やすエネルギーがたくさん必要になります。だからこそ日射を遮る庇や軒はしっかり考えて設計する必要があります。(外壁の汚れや雨漏り対策にもなります)
夏の太陽と冬の太陽ではその角度が違います。
夏にどう日差しを遮るのか?屋根や庇の長さをシュミレーションして確認します。冬は近隣に配慮してどう日差しを取り入れるのかを検討します。
ちゃんと理解して設計すると冬は日射を取り込み、夏は日射を遮ることが可能です。そしてこれをすることで住み心地や光熱費に大きな影響をあたえ地球にも優しい住まいとなります。
太陽がある限りずっと利用することができます。請求書は送りつけて来ませんのでどんどん利用しましょう。

素材へのこだわり

『経年美化』のある住まい

素材へのこだわり

自然素材は出来上がった瞬間から経年変化が始まります。時を重ねた素材には趣があります。素材自体で機能を果たしますので定期的な塗り替え、張替えは必要ありません。初期コストはかかりますが、先々のメンテナンスコストが抑えられます。また自然素材はご自身でのDIYメンテナンスができますので、愛情をもって手入れすることでより美しい姿に『経年美化』していくことでしょう。
自然素材は流行りがなく、素材に廃盤がありません。いつまでも手に入れられ、部分的な手直しが可能となります。時を重ねることでしか手に入れられない『経年美化』のある住まいを提案いたします。

「新建材」はできる限り使いません。

新建材は出来上がった瞬間が最も美しくその後は劣化し続けます。劣化が進んだ場合は塗装をすることで表面をきれいにします。塗装によって素材を守ることが特徴になりますので定期的に塗り替えや張替えが必要になります。初期コストはお値打ちで職人さんの技術で差がつきにくい仕上がりとなりますが、将来的なメンテナンスコストがかかります。また流行に左右されたデザインは先々部分的に傷んだりすると、同じ柄や色が廃盤ということが普通です。そのため、部分的なパッチワークにする、もしくはおおがかりなリフォームが必要となります。以上の理由から『新建材はできる限り使わない』としています。

外装材

素材へのこだわり2

1枚からDIYで張り替え可能な木板張り、風合いの良い白洲そとん壁、メンテナンスが少ないガルバリウム鋼板をご提案しています。
木板張りは素材のやさしさはもちろん、ご自身でのメンテナンスができること,悪くなった部分はそこだけ張り替えが可能な点が長期的に見たときに大きなメリットとなります。水分による腐れ対策さえしっかり考えてあげれば,長期的な耐久性が期待できます。
白洲そとん壁は職人さんによる手塗りの外壁材です。費用はかかりますが,その素材の持つ素朴さと自然素材の良さ,その素材の持つ耐久性で住んでからのメンテナンス手間が大幅に軽減されます。

サイディングの材料/タイルは使いません。

サイディングに代表するメンテナンスのかかる材料は使用いたしません。
また最近お話に出ることが多いタイルですが「建物重量が重くなる」「サイディングが下地となっていること」「接着剤依存」「部分剥離の可能性」「傷む際には廃盤になっている」などデメリットも多いため使用いたしません。

床材

素材へのこだわり3

素材そのままを足裏で感じていただきたいため、無垢の床材をご提案しています。
樹種は特に指定はございませんが弊社ではくるみの床材が多く採用されます。無垢を使う理由は、触れたときの安心感と心地よさです。
またメンテナンスはプロに頼む必要がなく、人間が化粧水をつけるのと同じで潤いがないと感じたときにDIYでオイル塗装が可能です。
床の傷が気になる場合は、やすりをかけて軽く絞った雑巾とアイロンでもとに戻すことも可能です。

プリント合板や偽物の床材は使いません。

弊社ではプリント合板や薄い木を合板に貼り付けた偽物の床材は使いません。ビニール製の衣服を身にまとうよりも綿素材の衣服をみにまとうほうが心地よいのは誰でも想像がつきます。偽物の床材は傷んだ際、一般の方での補修は困難です。そのため貼り換える、貼りましをするカバー工法に頼ることとなり、大きな費用が必要になります。

内装仕上げ材

素材へのこだわり4

壁材、天井材の仕上げ材はしっくい、木材をご提案しています。
しっくいは壁や天井の下地となる石膏ボード、また構造材となる柱や梁に代表する『木』の呼吸をさまたげません。
呼吸ができる=調湿性能を利用できることになります。自然の材料は吸湿、排湿を繰り返し、いつまでも生きています。しっくいであればDIYにて施工することも難しくなく、またしっくいという材料は廃盤がなくいつまでも手入れすることが可能です。

ビニールクロスは使いません。

ビニールクロスに代表するビニール素材の材料は、下地材の呼吸は一切なくなり、壁内で万が一結露などが起きてもその後乾かすことができません。また15年もするとよく触る部分は黒ずみ、汚れが落ちなくなったり、クロスの継ぎ目からはがれてきたりしリフォームをする必要がでてきます。そういった理由から弊社ではビニール系の素材は一切使用いたしません。

庭とつながる住まい

庭の大切さ

庭とつながる住まい
庭とつながる住まい2

居心地のよさは建物を建てただけでは生まれません。庭とつながることで居心地のよさが生まれ、愉しめる住まいとなります。
ニコハウス設計室では、外構費は建物費用と考え必ず提案するようにしています。外構がない住まいは、未完成であるだけでなく住宅会社として住まいの心地よさを他責にしているように感じます。

また昨今の高気密高断熱住宅は、防音効果が高く外の様子が分かりにくくなっています。植栽があることで、風の有無を感じその揺れる木陰が室内に変化のある揺らぎをもたらします。ご家族が心地よく住むための造園及び外構を提案いたします。

こうした庭をつくることで、室内から庭へのつながりはもちろん、その先には地域とのつながりが生まれます。居心地のいい庭には、鳥だけでなくご近所さんも集まるようになるでしょう。お庭でゆっくりお茶を楽しめたら…、毎日楽しいと思いませんか。
落ち着いた佇まいの住まいはご近所にも喜ばれ、地域環境にも貢献します。

家族デザイン

想いを込めた家族デザイン

家族デザイン
家族デザイン2

強制ではありませんが、 お客様ご家族には出来る限り建築工事に参加していただくことをおすすめします。
私自身も事務所の工事に参加してみましたがものすごく愛着が湧きます。
この気持ちはぜひお施主様ご家族に感じていただきたいと思い、 お施主さまのやる気に合わせ(笑)ご提案を致します。
職人さんのありがたさも身に染みてわかると思います。 ぜひ頑張りましょう!

ご家族さまの積極的な工事参加をニコハウス設計室一同で歓迎いたします♪