HOUSE 住まいの情報

冬用のエアコンを付ける場所。

花粉が飛び出し,つくしの芽が出だしました。

いよいよ春が近づいてきましたが今回のテーマは『エアコンをつける場所』。

 

エアコンって壁の上のほうにつけるものじゃないの!っていうのが一般的な常識。

でも暖かい空気は勝手に上昇し,冷たい空気は下降するという自然に逆らわないことを考えると壁の上あたりにエアコンがついていることは,室内を温めたり,冷やしたりするうえではあまり意味はありません。

床あたりについていると邪魔だから壁の上の方につけてみたっていうのが理由だと思われます。

でもファンヒーターやストーブは床に置いているわけで,なぜ温めるためのエアコンだけは壁の上にあるのでしょうか?

やっぱり邪魔だからっていう理由だけな気がします。

そこで提案したいエアコンを付ける場所ですが,造作した本棚などの一番下はいかがですか?

事務所のデスクの足元。

ほこりの巻き上げが気になるかなーとも思いましたが事務所につけてみてそれが気にならないことがわかりました。

足元から温風がくるので設定温度が低くてもとても暖かく感じます。

そして暖かい空気が自然と上昇するので,20℃設定で運転すると朝14℃ほどを示している温度計が1時間もしないうちに21℃を示します。

パソコンを打つ手も寒さを感じません。

『冬のエアコンは足元から』

このやり方は,断熱性の悪い家でもエアコンで暖かさを感じられる唯一の方法だと思います。

温まってくるとエアコンの消費電力は落ち着いてくるのでおおよそ200~300W。

足元が寒いから…と2帖のホットカーペットを使うとおよそ500W。倍以上電気を使い,そこだけしか暖かくなりません。

地球のために少ないエネルギーで快適に暮らすよう工夫しましょう。

問題は大手の家電屋さんに『床近くに取り付けて』とお願いしても,標準的(一般的)なつけ方でないのでおそらく工事をしてもらえないことですね(汗)

 

夏はその逆でなるべく屋根付近の高い位置につけるのがポイントです。

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