PERFORMANCE 性能と仕様について

性能と仕様について

耐震性能

建物はすべて許容応力度計算による耐震等級3を基本とし,必要壁量はその1.5倍以上をとるようにしています。
初回プラン提案段階より確認していますのでご安心ください。建物の重心と剛心(壁の強さのバランス)を検討する偏心率は0.1以下となるよう耐力壁バランスを考えます。(一般的に0.3以下 小さいほどバランスが良い)その上で繰り返しの余震にも耐えられるよう制振ダンパーをご提案します。
近年の大きな地震では本震での揺れのみでなく余震においてもとても大きな揺れが生じます。大切な命を守るだけでなく、その後のご家族の生活を守ることを考えても耐震に手を抜くことは考えられません。
ずっと安心して住んでいくためにも、許容応力度による構造計算にてご提案いたします。

断熱,気密性能

全ての建物についてUa値(外皮平均熱貫流率)を0.46 HEAT20 G2グレード (おおよそ0.30~0.35程度)とします。
その目的はご家族が健康で過ごすためです。
高断熱な住まいは将来にわたって光熱費のメリットにもなりますし、温度差の少ない空間とすることでヒートショック等への健康面での配慮にもなります。断熱材は外側のみを断熱する『外断熱』をご提案しています。
隙間をあらわすC値は0.5以下(完成実測値0.1~0.3程度)とします。気密がいいので室温が安定し必要以上な冷暖房運転がなくなり日々快適にすごせます。

窓とガラス

窓(屋外の開口部)は樹脂サッシ,および木サッシをご提案しています。
窓は家の中でも圧倒的に熱の出入りが大きい部分です。夏も冬も大きな影響を受けますのでとても大事だと考えています。
大開口が取れ,高断熱といわれるアルミ樹脂複合サッシですが枠回りが室内環境によっては露点温度以下となり,結露が発生するおそれがありますので使用はしません。
ガラスはアルゴンガス入りペアガラスとし,南面については熱取得型のlow-eガラス,東西および北面については遮熱型のlow-eガラスを採用しています。より少ないエネルギーで過ごすためにも冬場の南面の太陽熱の取得,および夏場の太陽熱の遮蔽には工夫をしています。トリプルガラスについて地域的に熱取得量と断熱性能とのバランスにおいて南面では不利側に働きますので採用については要相談としています。

空調・換気設備

換気計画については第一種換気 全熱交換型24時間換気(機械給排気)にてご提案をしています。
全館空調等特別な機械は故障時の対応,メンテナンス,故障後の交換において不安を感じますので提案はしません。採用している全熱交換機は故障時,部品のみでの,交換,メンテナンスが出来,経済的です。暖冷房については小さなエアコン2台を標準とし,室温シミュレーションにてその根拠を示します。エアコンは夏用エアコン1台,冬用エアコン1台とし,冬用はヒアリングによって床下エアコンと床上エアコンのご提案をわけています。

外装材

1枚からDIYで張り替え可能な木板張り,風合いの良い白洲そとん壁、メンテナンスが少ないガルバリウム鋼板をご提案しています。
木板張りは素材のやさしさはもちろん,ご自身でのメンテナンスができること,悪くなった部分はそこだけ張り替えが可能な点が長期的に見たときに大きなメリットとなります。水分による腐れ対策さえしっかり考えてあげれば,長期的な耐久性が期待できます。
白洲そとん壁は職人さんによる手塗りの外壁材です。費用はかかりますが,その素材の持つ素朴さと自然素材の良さ,その素材の持つ耐久性で住んでからのメンテナンス手間が大幅に軽減されます。サイディングに代表するメンテナンスのかかる材料は使用いたしません。
また最近お話に出ることが多いタイルですが「建物重量が重くなる」「サイディングが下地となっていること」「接着剤依存」「部分剥離の可能性」「傷む際には廃盤になっている」などデメリットも多いため使用いたしません。

床材

素材そのままを足裏で感じていただきたいため、無垢の床材をご提案しています。
樹種は特に指定はございませんが弊社ではくるみの床材が多く採用されます。
無垢を使う理由は、触れたときの安心感と心地よさです。
ビニール製の衣服を身にまとうよりも綿素材の衣服をみにまとうほうが心地よいのは誰でも想像がつきます。
またメンテナンスはプロに頼む必要がなく、人間が化粧水をつけるのと同じで潤いがないと感じたときにDIYでオイル塗装が可能です。
床の傷が気になる場合は、やすりをかけて軽く絞った雑巾とアイロンでもとに戻すことも可能です。
そういった理由から弊社では〇〇を模したプリント合板や薄い木を合板に貼り付けた偽物の床材は使いません。

内装仕上げ材

壁材、天井材の仕上げ材はしっくい、木材をご提案しています。
しっくいは壁や天井の下地となる石膏ボード、また構造材となる柱や梁に代表する『木』の呼吸をさまたげません。
呼吸ができる=調湿性能を利用できることになります。
自然の材料は吸湿、排湿を繰り返し、いつまでも生きています。
反対にビニールクロスに代表する材料は、下地材の呼吸は一切なくなり、壁内で万が一結露などが起きてもその後乾かすことができません。
また15年もするとよく触る部分は黒ずみ、汚れが落ちなくなったり、クロスの継ぎ目からはがれてきたりしリフォームをする必要がでてきます。
その点、しっくいであればDIYにて施工することも難しくなく、またしっくいという材料は廃盤がなくいつまでも手入れすることが可能です。
そういった理由から弊社ではビニール系の素材は一切使用いたしません。

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