HOUSE 住まいの情報
冬エアコンのスイッチONの時期。
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
先日、床下エアコンを導入されたオーナーさまよりこんな質問をいただきました。
『現在(夜7時ころ)リビングの室温が23度/湿度54%です。体感的に昨日の夜よりは冷えていますが、寒いという感覚はなく快適です。外から帰ってくると温かい!と思います。
今朝(明け方)は少し寒いかな?と思いましたが、動いてしまえば暑いくらいでした。
これからどんどん冷えていくなかで暖房はどのタイミングでつけるのが良いのでしょうか?
このままだと明日の朝寒いのかな?と思い、暖房をそろそろつけ始めていいのか迷っています。
今が快適すぎて(笑)冷房と同様、急速に温まるのではないと思うので、どのタイミングでつけ始めようか判断がつきません。』
とてもいい室内環境でまだまだ暖房をつけなくても十分対応できるでしょう。建物によってになりますが、日射熱取得をしっかり取り入れた建物では晴れていればまだまだエアコンの出番はなさそうです。
快適というのは人によりそれぞれ違いますが、『快適評価指数 PMV』というものであらわされています。
細かな内容はおいといて岐阜森林文化アカデミーさんに詳しく書いてあります。岐阜県立森林文化アカデミーさんのページはこちらから。
PMVの表を引用させていただきます。
これから冬にかけて、快適な範囲というものは体感温度20度を超え、湿度が50%を超えたあたりになります。
体感温度なので、実際の室温とは異なる点は注意が必要です。
一般的に体感温度は、天井、壁、床の表面温度と室温を足して2で割ったぐらいになります。
断熱性能が低い住まいの場合、室内の表面温度は10℃とかになりますので、いくら20℃の室温があっても体感温度は15℃。寒いはずです。
高断熱の建物の場合室温-1~2℃程度が各部位の表面温度になりますので、室温が21℃もあれば十分な暖かさを感じます。
快適か、快適でないかは表面温度の方が重要になりますのでしっかりした断熱材が必要になるということです。
話は戻り『エアコンをいつ付けたらいいですか?』の問いには、『朝方の自然室温で20℃を切るぐらいが暖房ONの目安だと思います。』とお答えさせていただきました。
またできるだけ日中は日射熱を取り入れ、昼間にたくさんの熱を蓄えておくことも重要です。
床下の基礎土間コンクリートは蓄熱に力を発揮します。
無理をせずに出来るだけ省エネで過ごす。
なんとなく地球環境に貢献している気がしてきませんか?
寒い冬はもうすぐそこまで来ています。私の家もいつまで我慢できるか。
男性と女性でも感じ方は変わりますので、女性優先でエアコンのスイッチをONにしましょう。
冬の寒さをなんとかしたい方へご相談はこちらから。
今年は間に合いそうにありませんが1年でも早く解決すると、驚くほど快適に省エネに過ごせます。
こちらからの営業は一切いたしませんので、遠慮なくお声かけください。
弊社の新築では床下エアコンの採用率がとても高くなっています。
冬の優しい暖かさを体感したい方は来週末の暮らし見学会への参加をおすすめします。
曇ってて、ど寒い日だといいなあと思ってます。
みなさま有効にご利用ください。