HOUSE 住まいの情報
太陽の熱を蓄える方法。
ニコハウス設計室では住み心地への配慮と同時に地球環境にも配慮した住まいを造っています。
エネルギーをたくさん使って快適に過ごすのは簡単ですが費用もかかれば、その機械を動かすエネルギーもたくさん必要です。
そうすると電気や石油などのエネルギーを多く必要としますので結果的に二酸化炭素を必要以上に排出し、地球温暖化へとつながってしまうわけです。
なるべく自然の力を利用する方法として冬場におおすすめしたいのが「蓄熱」です。
どんなのかというと夏場、道路にカンカン照りの日差しが当たり、夜になってもその道路は熱いままです。
その夜になっても熱いというのが道路に蓄えられた「熱」です。
太陽が出ていればお金を払うことなく利用できる無料の暖かい熱。
「蓄熱」はその太陽の熱を室内のコンクリートなどにため込み夜間に有効利用する手法です。
いわゆるパッシブというやつです。
信じられないかもしれませんが、冷たそうなコンクリートに日中の日射などをため込むと、冬場の夜でもほんのり暖かさを感じる床になります。
オイルヒーターなどを使っている感覚に似ています。
うまく利用すると、とてもエコな自然の暖房です。
もちろん夏場の熱はいらないので、これを利用する場合は冬だけそのコンクリートに陽が当たるよう、しっかりとした住まい設計が大事になります。
どうせ新築するなら、無料で使える自然の力は最大限活用しましょう。