朝日と西日を考える。|豊橋市・田原市・豊川市で新築住宅・リフォームならニコハウス設計室。「ずっと安心。家族が笑顔で暮らせる住まい。」をコンセプトにした、子育て世代を応援する豊橋の設計事務所です。自然の力をデザインし、新築からリフォームまで幅広く提案します。無理をしないライフプランのデザインで、未来の大人たちを応援します。

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朝日と西日を考える。

2020.08.21

年々厳しさを増す暑さ。

お盆前よりも、お盆を過ぎた今の方が暑いことが当たり前になってきました。

日中の最高気温はだいたい12時~15時の間ぐらいになるようですがその時間帯の西日はとんでもなく暑く感じます。

 

そこで今回のテーマは「朝日と西日を考える」です。

まずはこの時期の天敵「西日」

このブログを書いている8月20日 15:30現在、西側の窓からは暑ーい西日が差し込んでいます。

この西日の角度はおおよそ35度ぐらい。4月20日頃も同じ角度で差し込んできます。

4月の西日はあってもいいですが、この時期はいらないですね(汗)

そうなると防ぐ方法としては

①  4月20日頃にはまだ新緑の葉がついていない樹種を植え、8月20日頃の西日をさえぎる

② 時期によって開閉または移動できるような庇をつけるか、固定式で春先の西日をあきらめる

③ 今の時期だけ外にすだれなど人工的な遮蔽物をつける

④西側に一切窓をつけない

 

①は方法としてとても有効に思えます。4月20日頃は桜が散って2週間ほどの時期なので、木漏れ日ぐらいの差し込みが想定されます。この時期なら日射を遮り、涼しさを感じられるはず。成長するまでは少し我慢が必要です。

②はその土地、方位、建物によって私たち建築屋が考えてご提案をしないといけません。開閉や移動となるとそれなりに費用は掛かりますが30年以上住むことを考えると検討してもいいと思います。今は優秀なシミュレーションができるソフトがたくさんあります。建てられる建築屋さんに相談してみるといいと思います。ちなみに当社ではそのシミュレーションソフトを使って庇の長さを検討しています。

このソフトがとても優秀で、庇をmm単位で変えて、室内への日差しの入り方がどうなるか確認ができます。そのおかげで夏の日射を室内に入れないような設計が可能になります。

③はちょっと面倒ですし、風が強い日には片づけたり、対策をしないといけません。でも安価なので出来ればこの「外側に日射遮蔽をする」ことをすると、室内環境が思った以上によくなります。④は風向きにより、気持ちのいい風が取り込めなくなるおそれがありますので要検討が必要です。

 

次に「朝日」を考えます。

西日と違って朝の光なので目に見えないエネルギー的なもので考えるとすごくいいとは思いますが、「西日」と同じく低い角度で建物に差し込んできますので夏場は対策しないと室内環境がとても悪くなります。

朝日は取り入れたいけど、暑いのは嫌だとなりますので、この「東側」は特に植栽をおススメします。

1日のうちの暑くなってくる昼過ぎには「東側」の窓からは日射が入らなくなります。

思いっきりカーテンを開けても室内への日射の影響がありません。屋外の樹木が風に揺れる様子が見られます。

「東側」に落葉の植栽はおススメです。

 

近隣の敷地や接道の仕方によってその土地に建てる住まいは姿を変えていきます。プランの中から選んだり、箱を置くだけの住まいでは住んでからの「住みごこち」がよくなるはずはありません。

周辺環境をとらえて、おうち時間が長くなるような住まいづくりをされることを心よりおススメします。

ご家族の住まいづくりの参考になれば幸いです。

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