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HOUSE

落ち着きのある間取りにするには。

2021.04.01

家事をテーマに代表されるさまざまな『動線』

例えば,

洗濯物⇒干す⇒しまう

買い物から帰る⇒しまう⇒キッチン…など。

これらは間取りの時にとてもイメージがしやすく,話として必ず出てくる部分なので,私自身も提案の際によくなるように心がけています。

でもそれ以上に注意しているのが『居場所』

人間は常に動き回っているわけではありません。ゆっくりしている時間の方が多いはずです。

いい間取りはその『居場所』が動線と重ならずゆっくりできる空間になっています。

これを考えない間取りが建売をはじめ多く存在します。

このブログを読んでいるあなたの家もそうなっていませんか?

例えば一瞬で考えられるこんな間取り

建売でもよく見るし,ハウスメーカーや注文住宅でもよく見るような間取りです。

この間取りが出てきたあなたは家事動線のスムーズさに感動!いいじゃんって思うかもしれません。

ですがこれに書き込みをしてみると…

このように動線だけを気にして間取りをすると,実は通路だらけになってしまいます。

そして住んでみて初めてその落ち着きのなさに気づきます。

リビングを通って他の場所へとなりますので畳数以上に狭い住まいの完成です。

そこで登場するのが『回遊動線』。行き止まりを作らず通路を何かと兼ねるような作り方。

まったく同じ大きさで和室が少し小さくなり畳コーナーのような空間になりますが…

このように動線に重ならない落ち着いた空間が出来ます。

和室の収納はウォークスルー出来る納戸でカバーできますし,買い物帰りにリビングを通らずキッチンへ行けます。

またコロナ対策として洗面を通路に設けたので帰宅後の手洗いもスムーズです。

同じ大きさの住まいでも提案次第でこんなに違います。

ちなみに最初の間取りだと家の中心に壁の量が足りないので耐震的にも後者の間取りに軍配があがります。

 

また『居場所』は天井が無駄に高いよりも低い方がより落ち着きます。常に立って生活するわけではないので天井を高くする理由はありません。

よくあることですがゆっくり休む際,ソファーに座らず,ソファーを背もたれにして床に座るっていう行為が圧倒的に多いのではないのでしょうか?

それならばいっそ,ソファーというものをなくして落ち着ける場所を作った方が高い家具を買うこともないし,広く使えるはずです。

 

間取りって簡単に思えるかもしれませんがとても奥が深く,住み心地に大きな影響をあたえます。

動線も大事ですがもっと大事なのは『落ち着ける場所』

これから住まいを考える方,今まさに考え中の方。ちょっと違った見方をしてみるといいですよ。

 

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