HOUSE 住まいの情報
換気の能力は足りていますか?
もうすぐ寒ーい冬がやってきますね。
冬になると、室内の熱はなるべく逃がしたくありません。でも換気をしないとCO2濃度があっという間に1000PPMを超えてきます。
最近の建物は高気密のためなおさらしっかりした換気量が大事になってきます。
ところでその『換気』は想定通りの量を給気、排気できていますか?
建築基準法では室内空気を1時間に0.5回変えなさいよという決まりがあります。それは上記に書いたCO2濃度や、その他化学物質などを適切な濃度以下に保つため。
怪しい場合はとにかく実際に計る。これが大事。
これまでとても多い『第三種換気』の場合は想定した換気が行われているか?
第三種換気の場合、トイレなどから排気し、リビングなどから給気しますので、リビングにCO2濃度計を置いてみましょう。
1000PPM以下になっていれば適切に換気されている目安になります。
色々は計ってみて心配なのは、リビングよりも寝室です。給気口の位置が寝室入口付近だと、寝ている場所がぜんぜん換気できていない…なんてことも多々あります。
ぜひ計ってみることをおすすめします。CO2濃度計はAmazonなどで2~3000円程度で売っていますのでぜひお試しください。
第三種の場合は、換気のための機械があちこちにあるので、お互いの風量でけんかしあって換気ができてないこともあります。
同じくCO2濃度計で室内環境を確認しましょう。
次に『第一種換気』の場合ですが、給気排気を1つの機械で行うこともあるため室内はダクト配管されることが多いはずです。
問題は、そのダクト配管の長さや施工方法により想定している換気風量が出ていないケースがあること。
ボリューム調整ができるものなら、換気風量が出ていない場合は強めにしないといけません。
予定風量に足りてないことは計測すればすぐにわかりますので工務店さんに頼んで図ってもらうことをおすすめします。
ちなみに先日お引渡しした建物では第一種の熱交換換気を利用していますが
『メーカー想定風量ボリューム 給気 1、排気 2』
でしたが一通り図ると全体的に給、排気量が多め。多めに出るのは優秀です♪
でも多い場合、室内発生熱を屋外に捨てていることになるのでもったいない。
『ボリューム 給気0.8 排気1.5』
にして想定の0.5回/時間となりました。
たかが換気ですが、室内環境を気持ちのいい状態に保つため、高気密になればなるほど大事なこと。
また無駄に熱を捨てることも、高い電気代を考えると馬鹿らしくなります。
あなたのおうちは換気できてますか?
心配なら間取りに換気扇の場所を書いて相談に来てください。怪しい場所が見つかるかもしれません(汗)
気密が低い家は換気できていますのでなんの心配もいりません(笑)