HOUSE 住まいの情報

床下エアコンのメリットを知っておこう。

一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。

弊社の空調方式で多い冬用の暖房、床下エアコン。今では床下エアコンの採用率が9割以上になっています。(1割はリノベーションなどで出来ない場合)

おそらく豊橋、田原、豊川地区では一番の施工実績があると思います。(※弊社で建てたお施主さま調べ)

それぞれの住まいへ点検へお伺いしても、とても満足度の高い声をいただきます。

知ってる人からすると今更ですが、まだまだ地域での採用は少ないため床下エアコンは何がいいのかをご紹介いたします。

 

メリット① 裸足で過ごせる(かも)

床下エアコンとは、冬用の暖房に使用するエアコンで一般的な30坪ほどの建物だと必要な容量はだいたい2.2kwサイズの6畳用エアコンになります。

床下の基礎空間に暖かい空気を送り、1階床面全体が低温な床暖房状態になります。

冬に点検にお伺いするお施主さまには真冬に裸足で過ごされている方もいるぐらいです。

一般的な床暖房と違い、床暖房専用の床などを使う必要がないため、床材を選ぶ際のコストアップがなく、無垢の床を使っても問題は起きません。

一階の床面全体が暖かくなるということは、脱衣室もお風呂もすべて暖かくなります。

床全体が暖められるとその暖まった空気が自然と上昇し家全体を暖めます。

メリット② 乾燥気流さようなら

床下エアコンの名前の通り、基礎下に暖かい空気を送り込みます。

そのため冬場の壁掛けエアコンで嫌われる乾燥空気を浴び続けるということがなく、気流のような空気の流れを感じることはほとんどありません。

そのため喉や肌の乾燥感も起こりにくくなります。

 

メリット③  すべての部屋にストレスがない

家じゅうが暖かくなりますので、家族はどこでも過ごすことができ、不快な寒さがなくなります。

例えば、リビングからトイレに向かう際に『ドアちゃんと閉めてよー』なんていうセリフも一切聞かなくなりますし、脱衣室からお風呂へ向かう際に震えながら急いで湯船につかるということもなくなります。

お風呂をあらかじめ暖めておくなどの無駄な行動をしなくて済むのでとても楽ちん。

もちろん浴室暖房なんて絶対に必要がなくなりますので弊社では、お施主さまがつけようとした場合でもかたくなにお断りします(笑)

メリット④ イニシャルコストが最安

エアコンの必要な熱量は計算によって決まります。断熱性能、気密性能、換気能力によって選ぶ機種は変わりますが、弊社では6帖のエアコンが一般的。

6畳用のエアコンは取付費をいれても10万円程度。それ以外に何か費用がかかるかといわれると、基礎から床面に暖かい空気を送るためのスリットぐらいでしょう。すべて合わせて20万円ぐらい。

例えば床暖房なら、床の一部分だけをあたため20万円以上はするでしょう。その場合、床暖房エリアから足を一歩踏み出すとびっくりして心臓が止まりそうな床の冷たさを経験します汗

全館空調なら300万円ぐらいでしょうか。家じゅうが同じ温度だと寝室は布団を使用するため暑く感じますのでこの部分に疑問を感じます。寝室室温は-1~2℃がいいと思っています。

メリット⑤ ランニングコストもお値打ち

弊社の高気密高断熱の住まいの床下エアコンの使用電力はおよそ250~300KWhぐらいです。換気の流量やキッチン、ユニットバスなどの換気設備の使い方によってもエネルギー使用量は大きく変わります。

電気料金にすると33円/KWhとして8000円~10000円ほど。家じゅうが時間帯関係なしに暖かいのなら十分じゃないでしょうか。

太陽光をのせていればさらに完璧。もう一つ太陽の日射熱をしっかり取り入れる努力をする(カーテンなどの開け閉め)とより省エネに向かいます。

 

メリット その他

それほど美しいわけではないエアコンが壁についていないだけでも空間は美しくなります。

スイッチを頻繁にオンオフする必要がないため、ストレスがなくなります。

各部屋エアコンと違い、フィルターは1つなのでメンテナンスもらくちん。

 

たーくさんのメリットが床下エアコンにはございます。

とにかく評判のいい『床下エアコン』。

これから30年以上住むわけです。

高価な全館空調を選ぶ前に、軽い気持ちで床下エアコンのお話をお聞きください。

YouTubeで調べてもたくさん出てきます。少しの勉強時間を使うことで、生涯のコストを大きく減らすことができます。

ちょっと手間でも勉強頑張りましょう!

床下エアコンのことを聞いてみたい方は下の画像をクリック!

ただし、床下エアコンは失敗することがあります!

施工的な面とそれなりのノウハウがない場合、『床下エアコンお願いします』とお伝えしても、うまくいかないでしょう。

うまくいかない場合、部屋は寒く不快なまま。床下エアコンのみでは寒さがしのげず壁掛けエアコンを増設することになるでしょう。

施工店選びは床下エアコンでの快適さを手に入れる重要な作業となりますので十分にご注意ください。

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