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10月に部分解体より工事を進めさせていただいているリノベ物件のSさま邸。
とにかく断熱と気密をよくしたいということで,お声掛けをしていただきました。
家全体の改修ではないので,出来る範囲を断熱区画する方法で施工を進めています。
既存の窓をそのまま利用する部分は,内窓をつけ2重窓にしていきます。
土壁は断熱の性能がありますので,そのままにして,内側に間柱をたて,気密確保を考えウレタンフォームを現場吹付します。
屋根面はヒューヒューと風が通っていますので,気密をするのは大変な工事になってしまいます。
建物のためにも風が通るのはいいこと。
そこで内側から先に防湿シートを張り,天井を仕上げます。
30年前の小屋裏が広い住まいなので,内側の仕上げをしたのちに,小屋裏面からウレタンフォームを吹き付ける予定。
これで屋根面の風通しが良くても,室内側は気密断熱が確保され,安心できます。
床面は,既存床の上にスタイロフォームを敷き詰め,床断熱と気密を確保。
床下から風通しのいい,間仕切り壁は通気止めに間柱を使い,細かな隙間は全てウレタンフォームでふさいでいきます。
床下からの排水など,貫通部はゴムシートを使って気密をとっていきます。
今回の,断熱気密のやり方は新築の住まいとほとんど変わりません。
今の時代にあった,高気密,高断熱の住まいになります。
費用はかかりますが,ここまでしっかりやると住み始めた時の感動はそうとうなものになるでしょう。
完成までいましばらくお待ちください。