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リノベーション工事が進んでいるFさま邸。
予定通り1週間ほどで室内解体が終わり,気密工事に入りました。
今回の工事では既存の天井や壁などは防風層とし残して施工していきます。
防風層とは断熱材の中に風が通らないようにするための層です。
いくら断熱材を入れても,その中に外気が通ると風が強い日にセーターを着て外出するように保温性がいかされないからです。
20年以上前の住まいになるとだいたい根太の上に床板が貼ってありまして,土台と床の間に隙間があります。
ここに冷気が入ってきますので壁も冷たくなってしまいます。
部屋が暖まらない原因,まずは気密を取るところからスタートします。
土台と既存床の隙間を地道に合板で気流止め。
細かいスキマはアクリルテープで目張りをしていきます。
床面の気密がとれたあと,既存床上から全面にスタイロフォームを敷いて断熱をしていきます。
出来上がったころには春になってしまいますので体感できるのは年末かな。