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豊橋で外構工事前のEさま邸。
先日,社内点検を兼ねた清掃を行いました。
最近の物件は全てエアコンの設置までさせていただいてます。
そしてお施主さまにおことわりをして,引き渡しまで2階のエアコンの除湿を24時間つけっぱなしにさせていただいてます。
基礎断熱を採用された物件の場合,初年度はコンクリートの水分蒸発により,室内が高湿度になります。
人の出入りがあるうちはいいのですが,完成引渡し前はその出入りがなくなり,閉めっぱなしになります。
そうすると室内の気温も上がり,高湿度状態が続くとカビの原因になる可能性が懸念されます。
そのため弊社では引渡し前からエアコンによる除湿を利用し,室内の水分を少しでも減らすようにしています。
これけっこう大事だと思います。
そのおかげで掃除,点検をする際には室内は適度に冷やされた状態になるため,作業効率もアップします。
それでも窓際は日射熱の影響を受けて,輻射による熱を感じてしまいます。
庇がついて,直接の日射を受けないような窓でも枠回りは外気温近くなります。
壁は24℃ぐらいでも窓廻りは30℃近い…。
北側の窓は温度が少し下がりますがそれでも同じような状況になります。
壁が24℃ほどで,窓からの日射熱を受けていると室温の表示は26℃ちょっとぐらいを示していました。
こういうこともあって,夏の日射は『窓の外で防ぐ』ことが最重要になります。
日射だけでなく,暖まった地面などの輻射熱が防げると室内はめちゃくちゃ快適になります。
庇やタープでは地面からの輻射熱は防げませんが,窓近くに設置するよしずやグリーンカーテンは地面の輻射熱が防げますのでとてもおすすめです。
この建物は外断熱で断熱性能を示すUa値は0.36ですが,一番暑そうな屋根付近で27℃弱でしたので湿度さえなくなれば快適に過ごせるでしょう。
快適に過ごすポイントは温度以上に湿度。
50%台の湿度になれば28℃ほどの室温でも快適さを感じられると思います。
引渡し前に住まいの状況を確認することで,私たちのスキルもアップします。
より快適な住まいになるよう日々努力しています。