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豊橋市で施工中のKさま邸。
夏のような暑さの中、外壁のスギ板貼り工事が半分終わりました。
今回の建物は上下での貼り分けで表現しています。
2階建ての場合、建物はなるべく低く作ることが見た目のデザイン的に落ち着くし、メンテナンスする面積も減るし、お隣への日当たりも配慮できます。
どのぐらい低いのかということですが、一般的な木造住宅の場合、軒の高さで地面から6.5m~7mぐらいだと思います。一番高いところだと10mで日陰規制というのが絡みますので8m~9mといったところです。
弊社の建物は軒の高さが5.3mほど、屋根の一番高いところでも6.3mほどです。
低く抑える分、構造を考える際、梁の大きさの検討、ダクトのルート検討も同時に行います。
なぜ低くするのかのもう一つの理由は屋根裏や1階の天井裏に代表する何も使われない部分(ぜい肉と呼んでいます)を減らすこと。
断面で余った部分を少なくすると気積(建物の体積)が減り、冷暖房する空間が減ります。
ちょっと専門的ですが、無駄はなるべく減らすことはとても大事。
換気はダクト式の熱交換機を使っていますので、シビアな天井裏の余白になっています。
現在、塗装屋さんがとっても忙しく、2階の外壁は塗装待ち。
あまりせかしても、いい仕事はできませんので気長に待ちます。
現場は順調ですので、じっくりいい仕事で進んでいきます。