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豊川市で施工中のMさま邸。
電気配線の確認をさせていただきました。
電気配線の打ち合わせでは、初めに注意事項をお伝えしています。
YouTubeやインスタなどで、『たくさんつけておく方がいい』『こういったのが便利!』など建築的にどうか?と思うことがたくさんあるので、お話してます。
① なるべく目立たない箇所にスイッチやコンセントを設置すること
② 使う目的のないコンセントを無駄につけないこと
です。
使い勝手ばかりを考えたり、これまでの常識にとらわれた設置を求めらますがそれが間違いということ。
使っていけばなれますが、目立つ位置についたスイッチやコンセントはとにかく悪目立ちして空間の美しさを損なう原因となります。
弊社ではアクセントウォールなるものはおすすめしませんが、そんなものをした壁にコンセントや窓がついているのは論外です。
また使い道のないコンセント、具体的でないコンセントをなんとなく不安だからつけるというのもやめた方がいいです。
ただ壁が汚くなるだけ。
大壁といわれる邪魔者のないきれいな壁は、なるべくきれいな壁のまま残すのが空間をきれいに見せるコツです。
そういった意味では、弊社は天井の照明を極力減らします。
ダウンライトをモグラたたきの穴のようにポコポコあけている家をめちゃくちゃよく見ますが、とても恰好がいいとは思えません。
天井は器具等がついてなければとても美しい面として見せることができます。
最後に照明器具の選び方ですが、弊社では流行りものデザイン照明を選ばないようにお伝えしてます。
建築で施工する部分に華美な装飾を施すと必ず飽きてしまいます。
その装飾が時代を超えて好まれている普遍的なデザインなら大丈夫ですが、流行りものをつけると最悪です。
5年もすると『あの頃、流行ってたよねー』みたいな古いデザインとなり飽きてしまいます。
ファストファッションのような器具だけはつけないように。
出来る限りシンプルに、装飾は小物や家具、ラグ、クッションなどで行いましょう。
電気配線、照明でのちょっとした注意事項でした。
これを守ると空間の質が上がります。ぜひおすすめします。