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電気配線でお伝えすること。

一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。

台風が近づいていますので、みなさま十分な養生と安全の確保をよろしくお願いいたします。

 

先週末、豊橋市で新築施工中のOさま邸で電気配線の打ち合わせをさせていただきました。

最近までずーっと暑かったため、はやめにしましょうということで朝8時からの打ち合わせ。

私自身は朝5時ころには起きてますので、早い時間の打ち合わせは大歓迎です。

南北に長い敷地で東西は建物が迫っている、分譲地にありがちな北側道路の住まい。

幸い、南側は敷地境界から離れたところに新築の平屋が建っているため、将来的に大きな環境の変化はなさそう。

お隣側は、窓を開けても外壁が見えるか、もしくはお隣の窓が近づくだけなので窓を設けない計画です。

開口部を絞ってあるので、明度差により南の開口部がより美しく見えます。

電気配線打ち合わせでは、使い勝手中心で考えてしまいがちですが、そこは私たちプロの方で『見え方』の部分のお伝えもしながら進めていきます。

『見え方』というのは壁面をどのようにきれいに見せるのかということ。

使い勝手だけを考えて、やたらとコンセントやスイッチを設けると見せるための壁が美しい『見え方』をしません。

過去の物件もお伝えが悪くそういった反省は少なからずあるのですが、様々な視点に配慮し配線位置を決めていきます。

 

もうひとつ照明計画はとても大事。

明るくするために、たくさんのダウンライトをつけるということはしていません。

照明は適度な明るさにし、必要な場所が明るくなるように計画することが居心地をよくするコツ。

煌々と明るい部屋はゆっくり休むというよりも活動的な部屋になってしまいます。

Oさま邸は天井に木板を貼りますので、天井面はなるべくいじめずにきれいなままにしておきたい。

今回は壁面が少ないため、フロアスタンドなどを多用する計画といたしました。

フロアスタンドのコンセントを壁スイッチで入り切り出来るようにしておくと使い勝手も良くなります。

2階は個室になりますが、弊社がよくやる構造表し天井なので、1階と同じく天井には一切照明を設けず、壁面にて対応します。

建築はどうしてもわかりにくいお話になってしまいますが、しっかり理解していただけるOさま。

いつもお気遣いの飲み物ありがとうございます。

引き続きよろしくお願いいたします。

防水処理は終わっていますので、台風がきても大丈夫です。ご安心ください。

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