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今週末の内覧会のポイント。
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
今週末に豊橋市高師町にてお施主さまのご厚意により内覧会を行わせていただきます。
先週末はプレオープンとして何度も来ていただいている方、検討いただいている方のご案内をさせていただきました。
世間では大寒波がきていてこの地域でも雪が少しちらつきました。
そんな中でしたので、弊社の6帖用床下エアコンでの暖かさ体験としてはとてもよかったなと思います。
温度計を忘れるというミスをしたので何℃なのかわからない?という問題はありましたが、来られた方皆さん『暖かい…というより外着のままや少し厚着の方は暑い汗』というのが感想でした。
24℃設定の床下エアコンでしたが日中は日射熱も入り、床下エアコンは止まっていましたのでおそらく25℃近くまで上がっていたのかなと思われます。
外が冷たいため、室内で暖まった後はデッキにでて『整う』というサウナのようなことが出来たのも面白かったです。
室内で暖まった後、外気浴すると気持ちいいなあと思いました。
ということで今週末も寒ければ暖かさは十分体験いただけると思います。
この住まいでは障子を多く取り入れさせていただきました。
日本らしいやわらかな光に包まれる空間は心地よさと上質さが普段以上に感じられます。
障子というと『和』を強く感じられるかもしれませんが、そんなことはありません。
建築家の巨匠、吉村順三氏がデザインされた吉村障子を今回のデザインに取り入れています。
一般的な障子と違い障子の木枠(桟と框といいます)を統一したデザイン。
外部サッシのほとんどの部分に障子を取り入れているのが今回の住まい。
障子に映る木々の陰影も魅力的。
カーテンなどは必ずつけると思います。でもせっかくならそれを改め、日本らしい障子はいかがでしょうか?今後は弊社でも増えていくことでしょう。
樹脂の混ざった破れにくい紙もありますが、本来の障子紙の方が艶がなくしっとりしますのでお勧めです。
今回の住まいは間口が約8m奥行が約22mの約52坪。
一般的なよくある北道路の敷地です。北道路の良さが活きた設計になっていますので、これから土地を購入される方で少しでも予算を抑えたい方は北道路を見直すいい機会になると思います。
北道路でも設計の仕方を間違わなければ、とても魅力的な空間になります。
敷地を読んだ設計方法というものをご存じない方は、間取りの仕方に大きな衝撃を与えると思いますので是非ご参考になさってください。
最後に…、薄暗くならないとその良さがわからないかもしれませんが、照明計画も見どころです。
ほとんどのハウスメーカーや工務店さんでは天井にダウンライトをたーくさんつけられていますが、あれをやめた方がいいよという計画。
一様に明るい室内は公共施設のようになってしまい、落ち着くという本来の目的からかけ離れています。
また天井面を美しく見せることで、空間の魅力がぐっと上がります。
リビングの天井には1つもダウンライトがついていません。
『暗くないの?』と思われるかもしれませんが、全然大丈夫。プレオープンでは最後にお施主さまに来ていただきましたが、十分な明るさに安心されていました。
私としてはもう少し照明を消した方がよりいいよとアドバイスをさせていただきました。
内覧会でしかも冬場だと夕方の枠は埋まりづらく、まだ16時の枠は空いています。
照明計画で夜が心配な方、ダウンライトだらけで天井がモグラたたきのようになっている方(笑)、ぜひご参考になさってください。
みなさまのお越しを心よりお待ちしています。
こちらから営業することは一切ありませんので、ご安心ください。