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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
豊橋市で施工中のIさま邸。
先日電気配線の打ち合わせをさせていただきました。
電気配線はスイッチの位置、コンセントの位置を確認していただく作業です。
最初にお話しさせていただくこと。
①今後の配線変更はできなくなります
理由:電気配線が終わると、大工さんが壁や天井の石膏ボードを貼ります。
それを終えてしまうと石膏ボードをはがさないと配線変更ができなくなり、手戻り工事となるためです。
そのためにしっかり予習してきていただくようにしています。
②完成後は見積金額ではコンセント増やせません
理由:当たり前ではありますが、完成後にコンセントを増やしたいといわれても、新築見積時の金額では増やせません。
ついで仕事ではないし、完成後に配線を増やすのはなかなか大変な作業です。そのため予習がかかせません(汗)
弊社の構造はストイックに造ってありますので、天井裏のスペースが少なかったり、構造が表しで配線のルートがなかったり。
電気屋さんにとってはなかなか手間のかかる配線工事になっています。
間取りと構造を同時に考え、配線ルートも考えたうえで電気屋さんにバトンタッチします。
これを考えておかないと施工できないような無理配線になってしまいます。
特に換気系のダクトは径が20cmほどあったりしますので、階高(1F~2Fの高さ)を低くしている弊社は構造の梁の大きさと合わせて十分な検討をしています。
コンセントとスイッチを考えるだけでも、施工者側はたくさんのことを検討しているので時にはできませんということも。
出来上がってからの見た目も大事なので、コンセントの位置形状は目立たないようにというお伝えもさせていただきます。
Iさま、配線打ち合わせありがとうございました。
借景の良さが伝わったのではないかと思っています。
引き続き安全第一で工事を進めていきますのでよろしくお願いいたします。