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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
岡崎にて施工させていただいているKさま邸。
仕上げ工事の下地紙クロス貼りが終わり、しっくい塗装工事もあと少しとなりました。
しっくいが塗り終わると壁や天井のしっくい部分にあたる光がやさしく柔らかい光に変わります。
もしかしてこれは建築にかかわっている人だけが感じる違いなのかもしれませんが、一般的によく使われているビニールクロスとは全く違う優しい光。
変な艶もなくしっとりした感じがおちついた空間の印象をもたらします。
私が提案する建築はなるべく装飾を施さないシンプルな物。
装飾はお施主さまにしてもらう。
その方が飽きても取り替えられますので間違っても柄の入ったアクセントクロスというものは絶対に使いません。
私に合ったことがある方はわかると思いますが、絶対に断ります(笑)
店舗的な建築なら定期的に全面改装するのでアクセントクロスなどを使うのは悪くないと思いますが、住宅は30年以上住むわけなのでやめた方がいいと思うのが理由です。
もう一つ、クロスで仕上げるとメンテナンスが一般の方ではできなくなります。
その点、しっくいであれば一部汚れたとしても上からDIYで塗ってしまえば元通り。
廃盤がないのでいつまでも手入れができます。
来週、外構造園工事の打ち合わせをお施主さまとさせていただきます。
その時に造作ソファーの色も決めていただく予定。
造作ソファーの色の私なりのアドバイスの仕方ですが、
① 木質に合わせた暖色(赤など)にする
② 補色関係にある寒色系(青など)でアクセントとする
③ 飽きないようモノトーン系(グレーなど)にし、クッションや小物などで色を入れる
その3つからまず選択してもらうと、選びやすいように感じます。私が個人的に好きなのは①の暖色。無意識に進めてしまうかもしれません(汗)
完成に向け、左官工事、外構造成も進んでいます。
平屋の落ち着いた佇まいで絶景の家。
養生が取れるのが楽しみです♪