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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
田原市で基礎施工がはじまったIさま邸。
今回も基礎断熱の工法で施工させていただきます。
先月内覧会のあった岡崎と同じように、見える景色がのどかな現場。
機械が動いていなければ鳥の鳴き声ぐらいしか聞こえません。
弊社の基礎断熱は土間下にスタイロフォームを全面に敷きます。
地中梁部分の断熱はありません。
なぜこの部分は断熱しないのか?というと、加工にものすごく手間がかかるからです。
手間をかける=費用をかけることになりますが、そこまでを求めていないのが弊社のやり方。
また一般的に地中部分の断熱は防蟻処理された断熱を利用するケースも多いのですが、ものすごく高価なので弊社では薬剤による防蟻処理をした後にスタイロ(断熱材)を敷くようにしています。
薬剤の防蟻処理の高価は5年なのでもしかしてその先に食害されることもあるかもしれませんが、全ての断熱材を食い尽くされることはないだろうとの考えです。
そもそも断熱材に栄養はないのでその心配はないでしょう。
基礎の立ち上がりはコンクリート打ち込み前に設置して、コンクリートと密着させます。
基礎断熱材を打ち込み後に設置すると、完全な密着をせず隙間での結露の恐れがあるからです。
少しでも結露リスクを減らすため、弊社ではこのような施工方法を取っています。
それにしてものどかです。
この現場は月末に上棟を予定しています。
安全第一で進めてまいります。