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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
豊橋市で新築施工中のIさま邸。
仕上げ工事に向けてお施主さまのDIYオイル塗装が進んでいます。
建物は間口が7.28m 奥行が6.37m、とてもコンパクトな建物にお風呂だけぽこっと飛び出した平面計画。
当初提案した大きさの中にお風呂も入れたいと思ていましたが、お施主さまのこれまでの実体験でお風呂は気持ちよく大きくしたいとのことでいつもは使わない大きさのお風呂を使っています。
気持ちのいいはきだし窓のあるお風呂でデッキとつながっているので、外気浴ができます♪
計画はいつも通り、四方八方の窓からの抜け感を利用し、利用できる借景は使わせていただく作戦。
玄関入ると正面に梅の木の借景が見えてきます。
奥が明るいと魅力を感じその方向に視線が向きます。
手前が暗いことで奥の明るさが活きる。
日本には陰影礼讃と呼ばれる影の魅力があります。谷崎潤一郎さんの著書が有名です。
ただただ明るい家を作ってしまうと事務所や教室のように変化のない明るい家になります。
気持ちが上向いている時だけでなく、沈んでいるときもあるでしょう。
そんな浮き沈みのある私たちを受け止めてくれるのが住まいになります。
明と暗を大切に考えて住まいを計画するのが弊社の考え方です。
外観はかわいらしい横貼りのスギ板。下見板貼りという方法です。
外構の打ち合わせをさせていただき、これで打ち合わせは全て終了。
宿題は造作ソファーの布地を何色にするか?です。
Iさま、ご検討よろしくお願いいたします。
家は素朴な自然素材なので何を選んでも違和感なく溶け込むでしょう。