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四季を望む住まいのお引渡し。

豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。

岡崎市で先月内覧会を開催させていただいたKさま邸。

先日、お引渡しをさせていただきました。

内覧会では来られた皆さんが、住まいから見える景色を絶賛されました。

景色があるということを、どれだけ意識してプランをするかによって出来上がりの印象は絶対に違ってきます。

出来上がったものを見ていただいて、景色に違和感を感じず、魅力として見ていただけたのが私はとてもうれしかったです。

お引渡しの時には皆さん小さなメモ帳を出し、熱心に聞いてもらえます。

私が特に注意して説明するのは、機器類などの使い方よりも住まい方。

少ないエネルギーで快適に過ごしていただくことを目的としていますので、住み方はエネルギーの使い方に大きく影響します。

今回は少し上級者向けのキッチンの換気扇の使い方を説明させていただきました。

弊社のような高気密住宅の場合、キッチンの換気扇をつけると家の中が大きく負圧になり、玄関ドアは子供では開けられないぐらいになってしまいます。

その対策として、差圧レジスターといって室内が負圧になった時だけ給気をするダンパーをつけています。

ただ、『無断熱の穴』になってしまいますので本当はその差圧レジスターはないほうがいい。

そうなるとどうするかというと、答えは簡単で窓を開けてもらいます。

今回のキッチンにはIHコンロのすぐそばに開閉できる窓を設置いたしました。

キッチンの換気扇は、空気をショートサーキットさせたほうが室内の熱ロスが少なくなります。

(ショートサーキットとは:空気の通り道をできるだけ短くすること。通り道が遠いと外気が流入し排出されるまでの部分で冬なら冷たさを感じます)

ということで、上級者の方には換気扇の強さに合わせて、窓をあけてもらう。

少し面倒ですが、窓は断熱性がいいので『無断熱の穴』よりは熱ロスが圧倒的に少なくなります。

説明している間、庭から大きな鳥の鳴き声が聞こえ、見てみるとキジがいました。

あきらかに住んでいる様子で、庭でキジが見れる自然があるのはものすごい贅沢に感じました。

お引渡しから約10日が経ちましたが、メンテナンスLINEでは楽しく住んでいただけているのが伝わってきます。

Kさま、ご新築おめでとうございます。

また雑誌取材をこころよくお受けいただいたことも感謝いたします。

お土産までいただき、感無量です。

お引渡し後の方がながーいお付き合いになります。

絶景のお庭での焚火は絶対にいい時間になると思いますので、そのご報告も楽しみにしています♪

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