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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
6月に完成内覧会をさせていただくFさま邸。
ちょうど暮らしの平屋 ふたりの間 と名前が決まりました。セミオーダー型の平屋の住まい。
予約が少しづつ入ってますので、ご興味ある方はぜひよろしくお願いいたします。
子育てが終わり、夫婦二人で安心して心地よく暮らしたいという方に特におすすめです。
そのFさま邸で完成時の気密測定を行いました。
弊社の気密測定は全ての工事が完成したのちに行っています。
施工中は自社検査にて気密のチェックをさせていただき、エアコンなどを含めたすべての機器類が接続されたのちに行っています。
実際に住む状態でどれぐらいの気密を確保できているのかが大事だと思っているからです。
工事中の測定の場合、内外を接続する穴は全てテープ処理しています。
実際に配管すると少なからず隙間が出来るでしょう。
その部分をしっかり処理しているかどうかが大事だと考えるから完成した後の測定としています。
もう一つ、隙間相当面積 C値の値ばかり気にされる方がいますが、C値よりも実際の隙間面積の方がわかりやすいような気がします。
C値というのは隙間面積をその建物の床面積で割ったものです。(容積によって実際の面積とは異なります)
だから同じ隙間の面積でも大きな建物だとC値は小さな値になり、小さな家だとC値は大きな値となります。
今回の住まいはC値は0.26c㎡/㎡ 、家全体での隙間面積は15.7c㎡。弊社はほぼすべての家がC値0.1~0.3、隙間はだいたいいつも15c㎡前後。
だから今回も無事合格となりました。
Fさまご安心ください。
気密測定をする際は換気扇や給気口などは全てテープでふさいで測定します。
実際に住んでいるときとは異なるなあと思っているので、全てのテープを外して開放C値(勝手にそう呼んでます)も計っています。
そうするとC値は1.62c㎡/㎡ 、家全体での隙間面積は96.5c㎡。第三種換気を採用した住まいなのでいつもより穴の数が多いため隙間は多くなりました。
完成時の隙間面積がいくつか?を見てみると、本当の気密性能が見えてくるでしょう。
ご興味ある方は、ぜひ工務店さんに相談してみてください。
嫌がった場合は・・・(汗)。
こだわりすぎも良くありませんので、ほどほどの隙間であれば問題はないでしょう♪