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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
豊橋市で施工させていただいた『ちょうど暮らしの平屋』。
こちらの作品を第9回日本エコハウス大賞に応募させていただきました。
多くの応募作品の中から弊社の物件が新築部門4件の中の一件としてノミネートされました。
これまでよりよい住宅を提案していくため、学びを続けてきました。
そうした廻りの仲間たちからいい刺激を受け、今回の応募に至りました。
蒼々たる審査員の方々の審査を受け、作品がノミネートされたのはお施主さまとの想いの共感、これまでの努力あっての賜物です。
この作品への想いは現代の物価高の中、住まいはこれまで以上に高価な買い物になったことに対する私なりのアンサーです。
そんな中で不要なものは排除し、ミニマルに暮らし、その上でスクラップアンドビルドを繰り返すことなく次の世代へ住み継ぎ残せる住まいにすること。
安い金額でそれなりのものを作ることは簡単ですが、それは後世に残すものでなく再び解体し新築することを繰り返す。
それは資源の少ない日本にとって、私は間違ったやり方だと考えます。
昔の住まいは解体した木材を大切に次の住まいへ引き継ぐこともしていました。私の住むリノベモデルはまさにそれにあたります。
現代の新築においても普遍性のあるデザインにし、住む人が変わっても対応できる骨格(構造の骨組み)にしておくことはとても大事だと考えます。
そんな想いが審査員の方々に伝わったのかなと思いました。
公開審査に向けて、これから資料作成がスタートします。
ノミネートされた方々は何人も知っている方々がいて心強い。
ただ公開審査の日は建築の勉強で海外にいる予定。
ただでさえ慣れていないZOOMで時差6時間、海外からのプレゼン。
今から不安だらけですが、頑張ります汗。