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4人家族で住む平屋のご提案。

豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。

豊橋市で建築計画中のWさま邸。

先日、初回の計画案のご提示をさせていただきました。

平屋完結型がいいというご要望に対して、敷地の大きさや周辺環境を考えると子供部屋だけのために2階をつくっても将来的に使わなくなるのではないか?。

いっそコンパクトに平屋計画にし、子供部屋は将来的なご夫婦のための書斎などで使う個室にした方がいいのではないかということで、平屋でのご提案をさせていただきました。

要望には特に女性の方から多くいただく『ただいま動線』と言われる、土間→片付けファミリークローゼット→手洗いという計画を無駄なくご提案いたしました。

また要望にはありませんでしたが、玄関からパントリーを経由しキッチンへ直接行ける動線も確保させていただきました。

この2の動線を確保することで、室内は乱雑にならずかたづけしやすい間取りとなります。

そうしたことを入れながら4人家族、24坪台でのご提案!。

動線ばかりを気にした間取りによくありがちなダメポイントというのがありまして

① 動線に入ってしまって落ち着かないリビング

② 家事動線ばかりを気にしすぎて、窓のある方向が南側だけ

このような間取りになると動線はよくても、すごく狭く感じ畳数以下に感じる住まいが完成します。

30坪とかある家で無駄に広いけど狭いみたいな間取りはほとんどが①②の合わせ技になっているでしょう(笑)

落ち着くリビングと四方八方に抜けていく窓の配置はなかなか難しいのです(汗)

その上でご提案は必ず許容応力度計算による耐震等級3以上になっています。

また建物がひねる心配の偏心率、今回は0.02以下となっています。

耐震等級3の偏心率許容値が0.3という数字なので(数字が大きいほどひねる)ほとんどひねることがない安全な構造計画。

実際に実施設計に入る段階で構造はさらに詰めていくのですが、この段階で耐震等級3に余力を1割以上もたせた設計となっています。

そのため、この先に『壁が増える』『柱が増える』などの心配はなく、また経済的な構造設計をしていますので木構造の費用を抑えることにもつながります。

こうしたことを初回の提案からさせていただくと、私たち自身も提案する際に安心感があります。

簡単そうに見える間取りかもしれませんが、ちゃんと考える間取りはなかなか難しいのです(汗)

Wさま、ご提案させていただきありがとうございました。

予算は増えるご提案でしたがライフプランのお話しもさせていただき、安心感を持っていただけたかなと思います。

ご検討よろしくお願いいたします。

 

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