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完成前に風量測定。

豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。

弊社はもうすぐホームページがガラッと変わります。びっくりされないように予告しておきます♪

 

先日内覧会をさせていただいたIさま邸。

引き渡し前に必ずしていること。風量測定をさせていただきました。

『風量測定とは』

弊社は多くの物件でダクト配管式の第一種熱交換換気を採用しています。

ダクト式の多くは各メーカー側で、室内の換気量が建築基準法に示される1時間に0.5回以上の室内空気が変わるように設計されています。

その数字を信じて、そのまま使用してもいいのですがダクト式のデメリットは設計時と施工時の配管長さなどに差異が生じるということです。

現場施工では少なからず設計通りにはなりません。これが事実です。

設計通りの風量が出ているかどうかは室内の空気環境に影響が及びますので必ず調べています。

実際に計ってみると、弊社が採用している第一種熱交換器は設計の方がとても優秀で、設計換気量以上の風量が出ています。

ただし、設計換気量以上ということは過剰に空気の入れ替わりが起こっていることになります。

室内空気の良し悪しの目安として私たちは室内の二酸化炭素濃度を確認します。

コロナになってから換気のことをきにするようになり、病院や飲食店などにも置いてある二酸化炭素濃度計で1000ppm以下になるような換気能力が大事になります。

熱交換換気は風量ボリュームを変えられますので、少しづつ風量を調整しながら、ちょうどいい風量に設定しなおします。

その数字をお施主さまにお伝えし、生活いただくようにしています。

たかが換気ですが、されど換気。

無駄に換気すると外気の影響をうけ、夏は高温湿度の空気が流入しますし、冬は冷たい乾燥空気が流入します。

どちらも必要以上にはいらないのです。

ちょうどいい換気を目指したひと手間の測定はとても大事なことなのです。

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