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豊川市で施工中のMさま邸。
台風の影響による風雨をブルーシートでやり過ごし、外断熱の工事が進んでいます。
外断熱を下から張り上げながら、気密テープで止めていきます。
壁面に910*1820の大きさのものを置いていきますが、風があるとバラバラになってしまい厄介な仕事。
仮止めしつつ、気密テープを貼りつつ進めていきます。
屋根と壁の接続部分は暴風雨の際に雨が吹き込みしやすい部分なので、弊社では屋根を施工する前に屋根面から防水紙を連続させる方法をとっています。
上棟作業の際に手間が増えますが、安心感がぜんぜん違います。
樹脂サッシを使っていますが、樹脂サッシでも室内状況で結露します。
結露対策は絶対に必要で、結露水が躯体やサッシの下地枠に吸い込みしないよう、サッシ取付前に四周ともに防水紙と気密テープで処理します。
サッシ取付前にはサッシ取付部分に気密パッキンを設置。
この気密パッキンをつける意味ですが、サッシの取付は木部になります。乾燥した木材を使っていますが、先々はもう少し痩せてきます。
たった5㎜程度のパッキンですが低反発になっていますのでサッシ取付の際には1㎜程度まで圧縮し、木が痩せてもサッシとの間の隙間ができません。
高気密は出来上がった時が最大になり、そこから木が痩せることによって数字は少しづつ悪くなります。
そういった際にも気密が悪くならないような配慮をしています。
この物件も床下エアコン採用のため、基礎断熱になっています。外廻りを完全防水したあとに、べた基礎面にも折り返しの断熱を設置します。
べた基礎下にも断熱材がありますのでサンドイッチされた状態になります。
床下の熱を逃がさないための工夫です。
小屋組みはいつも通りとてもシンプル。
上棟が終わったあとの2階は間仕切りがなく、柱は真ん中に2本立っているだけなので作業性がとてもいい。
今日中にはサッシがつき、外回りの防水が終わります。
夜から雨予報なのでその前にはすべての防水が完了します。
ちょっと暑くなってきましたが、断熱が終わると室内はほんのり涼しくなります。
Mさま、引き続きよろしくお願いいたします。