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酷暑の棟上げ作業。

豊橋市で施工中のOさま邸。

梅雨時期は上棟をやめましょうということで、酷暑の中ではありましたが上棟作業を行わせていただきました。

敷地が50坪ほどで、南の庭をとった敷地のため北側には駐車場とアプローチのスペースしかありません。

レッカーを停めると敷地めいっぱいなので前面道路は通行止めにさせていただきました。

ご近所の方にはあらかじめご挨拶させていただき、ご了承をいただきましたが、1日ご迷惑をおかけしました。

最近は登り梁を使ったシンプルな構造を心がけていますので、野地の面材を張る前の姿は連続的に並べられた梁により美しく見えます。

2階の床のように厚い合板を敷いてあげると屋根の水平面の構造耐力が確保されます。

厚い合板を敷かない場合は火打ち梁というものを使って水平面の構造耐力を確保しますが、厚い合板に比べて拘束力が低くなります。

耐震等級3を取るためにはそんなことも考えて構造計画をしています。でも過剰によくするとお金がかかってしまうので、ちょうどいいところに落ち着かせるのは、設計士の腕の見せ所かなと思います。

敷地の間口が8m弱。

その間口を目いっぱい使うのではなく、余白を残して5.4mで構成し、南側敷地まで視線が抜けてゆく通り土間のようなアプローチを造ります。

屋根をぐっと下げているため、入り口という意識と、誘い込まれるような魅力的な玄関になるはずです。

まだ構造が組みあがっただけですが、それでもすごく魅力的なアプローチに感じました。

時間が少し遅くなってしまいましたが、上棟式も無事執り行うことができました。

Oさま、上棟おめでとうございます。

天気予報に雷マークがついていましたので、急な雷雨が来るかもしれないと思い、板金屋さんにはあらかじめスタンバイしてもらって屋根面はルーフィングまで仕上げました。

毎回のお伝えにはなりますが、壁面も雨で濡らすことは避けたいと考えていますので。濡れてしまいそうな場所は全てブルーシートで囲わせていただきました。

いつもやっていることなので、見慣れてしまいましたがブルーシートがあるとほっとします。

(結局雨は一切降りませんでしたが…)

一手間かけるだけですが、なるべく濡らさないことが高気密な住宅では結露対策に重要になってきます。

お盆までには外周の防水工事を終え、安心してお休みに入りたいと考えています。

Oさま、次回は電気配線の打ち合わせ。

予習もしっかりしていただいていると思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。

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