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下地工事 スタッフ自邸。

豊橋市の工務店。ニコハウス設計室 二級建築士で設計アシスタントの鈴田です。

木外壁の工事が終わり、石膏ボードを貼る作業が進んでいます。

天井はほとんどが構造表しのため、壁がメインの作業となります。

少しずつ完成がイメージできるようになってきました。

写真の奥の壁は当初窓をつける予定でしたが、代表の鈴木からつけない方が光の陰影が壁にでて綺麗だとアドバイスをいただき、なしとしました。

下地の段階でもきれいな陰影が出ていてなしにして正解でした。

一般的にはとにかく明るく、と窓をたくさんつけたくなりますが壁による影や、光を受ける壁があることで奥行きのある美しい空間になっていきます。

窓はもちろん大事ですが、壁は印象を変えるとても大事な要素です。

壁を造り、あえて向こう側を見えなくし、期待感を持たせたりするのはちょっと上級編は造り方。

またどーんと大きなLDKをつくってしまうと深みのない空間になってしまいますが、適度に仕切りながら、適度に視線を切りながら造ることで奥行きと居場所がうまれます。

 

現場に行くと大工さんの細かな作業に驚きます。

石膏ボード貼りは仕上げをする際のしっくいの下地になる板材。仕上がりに大きく影響する大切な作業です。

なるべく継ぎ目がでないよう梁の凹凸を加工して一枚で貼っていたり、奥行きのない棚は差し込んで固定することで余計な受け材が必要なくなります。(※省令準耐火としたい場合、この施工はできません。)

貼ってしまうと分かりませんが、金物の厚さが柱の面より出ている場所はボードを欠いて不陸がでないようにします。

完成してからでは見えなくなる部分が線の少ない美しい仕上がりになっていくのだと実感しました。

暗くなるのが早くなり、作業が大変ですが大工さんよろしくお願いします。

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