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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
豊橋市で施工させていただいているFさま邸。
週間予報は曇りのち雨でしたが、せっかく乾かした基礎を濡らしたくない想いで上棟作業をさせていただきました。
私は名古屋の方へ出張していましたので、天候状況がわかりませんでしたがお施主さまはお休みを取り、弊社の関係者以上に写真と進捗を送っていただき状況がよくわかりました♪
雨が降るまでに屋根を伏せようと意気込んで作業開始。
この建物はミニマムに住むことを最大化するというのがテーマとしてあります。
物価高により、コストは全て上がっています。そんな中今まで通りに建築をするのは難しい状況。
価格勝負をし、利益を減らし、材料や性能の質を落とし、下請けのコストをカットする3重苦のような建築をしていては会社の身がもちません。
会社として利益を確保しながら、材料の質や性能を落とさず、下請けさんもしっかり利益確保をし、お施主さまには価格以上の心地よい日常を提供する。
それを実現する小さな平屋。
見る人が見るとわかるスケルトンインフィルで、不必要な柱は一切なく、家全体の柱の数は31本。
もちろん耐震等級は許容応力度計算の耐震等級3で必要壁量はその1.5倍以上とし、1000項目以上の検定対象は全て2割以上の余力を見ています。これは弊社独自の地震に対する作戦です。
構造面だけでなく、断熱の性能はUa値0.33で気密はおそらくいつも通りC値0.1~0.2ぐらいにはなるでしょう。
6畳用のエアコンで家じゅうが快適になるのもいつも通り。
一切の妥協はしていませんが、唯一価格面がとてもお手頃。
屋根の断熱はいつも通り、ネオマフォームの二重貼り。上棟が終わると屋根の断熱が入るので夏場だと作業効率がまったく変わります。
職人さんたちの素晴らしい連携により、雨が降る前に二重目の野地板が貼られ、スタンバイしていただいてた板金屋さんにルーフィングを貼っていただきました。
もういつ雨が降っても問題ありません。
最終的には面材も貼れ、目地の気密処理も完了。
心配された雨は降ることなく、無事上棟式を迎えることが出来ました。
Fさま上棟おめでとうございます!
とても喜んでらっしゃる姿を見て私たちもとてもうれしい気持ちになりました。
また様々なお気遣いもありがとうございました。
安全第一で進めていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
来週末には電気配線コンセント打ち合わせがございます。
さぼらず予習をおねがいします♪