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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
田原市で施工をさせていただいているIさま邸。
雲一つない快晴の中、上棟作業をさせていただきました。
今回の建物は方形屋根と呼ばれる屋根形状。
平面計画が正方形なので、きれいなピラミッド型になります。
のどかな山あいの景色で気持ちがいいのですが、施工する大工さんはなかなか大変です。
梁に対してすべてが斜めにかかっていきますので難易度が高い計画となります。
頂点には柱が建たない蕪束(かぶらつか)という方式を取りました。
普段と違い三角のトラス形状の梁が組まれていく姿はきれいで見ごたえがあります。
この屋根組は完成してもみえる表し天井。
ニコハウス設計室のいつもの仕様。
屋根もいつも通り、ネオマフォームの外断熱を施工し、その上に通気を取るための垂木が施工されます。
寄棟の場合、全ての垂木が隅木といわれるものにぶつかるのでうっかりしていると通気部分の先が隅木にぶつかり一切通気の取れない屋根になってしまうことも。
私もその部分は気づいてなく、プレカット屋さんにお願いするのを忘れていました。
通気が取れないことに大工さんが気づき、現場にて対応していただけました。大工さんに感謝です。
私が到着した4時過ぎには無事2重目の野地板が貼られていました。
山の方向を望むと、近くの山の稜線とあっていることがわかりました。
山の角度も4寸。屋根も4寸。
自然に馴染むきれいな建築になりました。
Iさま上棟おめでとうございます。
安全第一で進めてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。