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平屋半分リノベ。

豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。

豊橋市で平屋のリノベーションを行っているKさま邸。

家半分はそのままで、残りの半分をリノベーションする工事。

 

弊社の考え方として、リノベーションを希望される方には『あと何年使うつもりですか?』とお伝えし、その答えに合わせて工事いたします。

今回は20年ぐらいかなということで、30年以内に高確率で来る大規模地震から最低でも身を守れるようにしましょうということで、家全体での偏心率(家のねじれ)を0.1以下にしながら、弱い耐力壁のみで補強していくことを提案いたしました。

耐震構造評点は0.48から1.09にあげる工事です。

解体してみると、タイルで造られた在来浴室と呼ばれる水廻りは高確率でこのようにシロアリに侵されています。

水廻りはコンクリートやブロックで施工されており、土の地面からつながっていますので外から見てもまったくわかりませんが、解体するとボロボロになっています。

残念ですが、こうした柱は全て撤去をし、新しい柱と交換します。

家半分のみですが、シロアリ対策の防湿フィルムを敷き込み、床下の湿気対策も兼ねます。

この上に防湿コンクリートを打って今後のシロアリ被害を抑えます。

弱い耐力壁ではありますが、新設する場所は出来る限り基礎補強をし、しっかりした耐力壁線で区画していきます。

過去に増築された部分の基礎。

見た目は悪くありませんが既存の基礎とのつなぎ方が雑だったため、建物本体と構造をくっつけるために部分的に基礎を一体化することをいたしました。

この物件は豊橋市の耐震補助金を適用した物件で、市役所の方による配筋検査も無事終わりました。

耐震構造評点 0.48から1.09にしながら、断熱気密性能は現代の高性能住宅に合わせる工事。

梅雨の足音が近づいていますので、防水まで順調に工事がすすむといいなと思いますがちょっと難しいかな。

Kさま、工事は順調です。

引き続きよろしくお願いいたします。

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