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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
豊橋市で家半分リノベ施工中のKさま邸。
豊橋市の耐震補助金の検査を無事終えた現場は、ようやく床上げ(床をつくる作業)がすすみ、電気配線の打ち合わせを現場にて行わせていただきました。
既存の構造を活かしながら補強をし、間取りを大きく変える工事。
当然使い方がこれまでの家とは全く変わるため、コンセントやスイッチの位置はしっかりと打ち合わせ。
ここまでくると、耐震的にはしっかりしていますので、どしっと構えた構造をご覧いただき、安心していただけたかなと思います。
といっても、私たち以上に現場へ足を運んでいただいているので日々の変化に安堵いただいていると思います。
この住まいは、おおよそ30坪ほどの家の半分をフルリノベする工事。
当然、リノベしない半分は既存の耐震性能のまま。
それでも、当時建築いただいた大工さんがしっかりとされている方でしたので、この時代の建物にしては構造がしっかりしているなという印象。
既存の部分には一切手を加えませんので、耐震に対してはリノベする部分の壁は出来るだけ既存の壁の強さに近いものを使ってバランスを保つことが大事。
建築用語で『偏心率』と言いますが、家全体で見たときに部分的に強くした耐力壁は地震力により、ねじれる現象がおきます。
そうならないために、弱い壁をバランスよく配置することが大事。
何度もブログでお伝えしていますが、ものすごく大事なのでしつこく伝えています。
これから断熱、気密工事に入っていきますが、リノベ部分のみ新築同様の断熱気密性能を確保します。
特にリノベの場合、気密は難しかったりしますので慎重に慎重に工事を進めてまいります。
Kさま、打ち合わせありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。