COLUMN住まいの情報

2024年の記事(181件)

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11月の内覧会の見どころ①。

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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表 一級建築士の鈴木です。来週末に予定させていただいている豊川市の新築内覧会。住まいの見どころをお伝えさせていただきます。この住まいは1件挟んだ北側に佐奈川が流れていて、春になると桜がとてもきれいに咲く場所。自然豊かな川沿いにふさわしい地域に馴染んだ住まいを計画することをイメージいたしました。まずは敷地内から桜の見える位置を確認し、その位置に桜を眺められる窓をとり計画。現在は南側敷地は畑になっており日当たりは良好ですが、いつ建物が建つかわからない敷地のため、3階建てが建てられたとしても気にすることなく生活が出来ることを前提にプランいたしました。また長く住んでいらした北側の方への日当たりはシミュレーションで確保させていただき、家が建ったことにより威圧的にならないようやさしい外壁を使った計画とすることを考えました。いくら自分の敷地といえど、ご近所への配慮も必要だと考え、その旨をお施主さまに了解いただき進めていきました。また猫ちゃんと一緒に住むことを前提にしていましたので、猫目線に立ち(私は飼ったことがないですが汗)、楽しくなる工夫をたくさん盛り込みました。吹き抜け廻りのキャットウォークだけでなく、お施主さまとの話し合いでうまれた外を眺めるための猫専用の奥行のある窓台。また廻りの方に迷惑をかけることなく、外にも出られるようにということで、常に外に出られる空間をデッキ下に備えました。この試みは初めてです。お施主さまに愛猫の通れない幅を検証していただき造った小屋のような空間。みんなでバーベキューしているときも愛猫が家族と一緒にいられる場所。ちょっとした気遣いでしたがうまくできたのではないかと思います。このスペースに潜り込んで猫気分を味わってみましたが、外が明るいため閉塞感は感じませんでした。猫ちゃんが喜んで使ってくれることを楽しみにしています。いつもの通り、床下エアコンを採用いただき吹き抜けを持つ豊かな空間に仕上がりました。今回のお施主さまによる建築参加DIYは□ 外壁塗装□ 内装しっくい塗装おそらく1か月ぐらいは現場に通っていただいたことと思います。お施主様に『ほかの人の住まいでも手伝っていただけますか?』と聞いたら『二度とやりたくない…汗』と。それぐらい大変な作業でしたが、職人さんの大変さもわかっていただき、またメンテナンスノウハウも蓄積されたことと思います。内覧会は絶賛予約受付中です。内覧会予約はこちらから。みなさま、ぜひご利用ください。

DIYで軒天塗装。

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豊橋の工務店、ニコハウス設計室 二級建築士で設計アシスタントの鈴田です。先日、軒天を自分たちでDIY塗装しました。今回の塗料はキシラデコールのやすらぎ。キシラデコールは防腐、防カビ効果のある浸透性塗料です。外部塗料としては一番メジャーかな。弊社では新建材はなるべく使わず、手を入れることで長く使えるものを素材として選んでいます。自宅ではクリア塗装とし、木目を生かした濡れとしました。塗装前塗装後ビフォーアフター写真を撮りましたが、クリアなためあまり変化が見られません…。 自宅ではヴィンテージの家具を使っているので年に一度オイル塗装をします。鉄筋コンクリートのマンションなので湿度が高くカビが出ることもありますが、手がかかるなと思いながらも愛着がわき、気に入っています。 上手くコツをつかむまでは塗料がぼたぼた落ちて大変でしたが几帳面な主人はスムーズに塗り進めていき、一度塗りは半日ほどで終わりました。途中雨が降ってきて少し中へ避難しましたが、子供たちは自然と窓際に行き、屋根から落ちてくる雨だれをじーーっと見ていました。以前は雨樋をつけて当たり前だと思っていましたが、最近は「雨も楽んでほしい」という想いで雨の日の水の音や流れを愉しむ工夫を提案するようにしています。鎖樋で音や視覚的な楽しみ方だけでなく、わざと切りっぱなしにし滝を造ってみたり、見えない雨どいをしつらえ?ます。雨の日が来るのが待ち遠しくなるようなそんな提案も楽しいと思いませんか。施工中の自宅でも雨だれを楽しむため軒をしっかり出し、軒樋をつけません。家で楽しく過ごす仕掛けや知識をたくさん勉強していますので気になる方はぜひ弊社まで。 中古を買ったり、リノベーションを考えている方は週末の相談会へお越しください。リノベの相談会、ご予約はこちらから。大前提として、暖かく涼しく耐震化し長く住み続けられる提案をいたします。 新築を検討中の方。みんなが大好きなバーベキュー、人目を気にせず楽しめる猫と一緒に住む木の家。自然と暮らす、心豊かな暮らしをされたい方はぜひ新築完成内覧会へお越しください。新築の内覧会はこちらから。猫ちゃんが家にいながら外を感じられ、ベンチとしても使える猫小屋も完備しています♪まだ予約には余裕がありますので、みなさまぜひお越しください。よろしくお願いいたします。

基礎配筋の確認。

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豊橋の工務店。ニコハウス代表で一級建築士の鈴木です。岡崎市で施工中のKさま邸。景色がとても素晴らしい場所に、景色に正対して建てる低い平屋の住まい。間口20m声に対して奥行5mほどの建物です。この建物も床下エアコンを採用していますので、土間面にはスタイロフォームを敷いています。スタイロフォームはシロアリ薬剤の入ったスタイロATというもの(白いスタイロ)と青いスタイロフォームがありますが、弊社ではシロアリ対応をしていない青いスタイロを使っています。理由ですが白いスタイロがめちゃくちゃ高い。外部なのでシロアリ化学薬品を地面に撒き、その上にスタイロを敷いています。化学薬品は5年ほどで揮発して効果がなくなるとのことですが、基礎下のスタイロがすべてシロアリ被害にあうということは考えられない。また万が一食害されたとしても、そもそもの目的が地面への床下エアコンの放熱を防ぐことなのでスタイロATに変えるほどのランニングコスト差には至らないという判断です。平屋で30坪あると基礎の上の移動はめちゃくちゃ大変です。真夏でなくてよかったなと思います。景色に癒され、気候の良さにも癒されながらの工事。パッシブデザインの要素も入った住まいなので、寒くなってきてからの室内工事も快適そうです。来月の上棟に向け工事は順調です。Kさま、引き続きよろしくお願いいたします。宿題しっかり確認しておきます。

追加 11月の完成見学会のお知らせ。

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豊川市で施工させていただきました『猫と暮らす木の住まい』にて完成内覧会を開催させていただくことになりました。みなさま、ゆっくりとされてくこともあり内覧と合わせて、実物件での具体的な住まい相談もさせていただきます。各時間2時間の枠をとっていますので、のんびりとお話することが可能です。こちらからの営業活動は一切ございませんの安心してお越しください。開催日:11月9日(土)、10日(日)開催場所:豊川市御幸町 こんな方におすすめ□ 他社で間取り提案をうけたが、新たな可能性を見つけたい方□ 敷地の個性を活かした家づくりを考えたい方□ 暮らしやすい動線設計を知りたい方□ 自然素材の温もりを感じる家に住みたい方□ 生活感を抑えた収納アイデアを求める方 建築地:豊川市美幸町  ※詳しい場所はご予約後お知らせします。延床面積:30.5坪   4人家族対応の住まい敷地面積:60.7坪 【空調計画】第一種熱交換ダクト式換気冬用:床下エアコン夏用:2階ホールエアコン耐震等級:許容応力度計算による耐震等級3断熱性能:Ua値 0.34気密性能:C値 0.18長期優良住宅

和モダンの低い外観。

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豊橋の工務店。ニコハウス代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で施工中のOさま邸。足場が外れましたので、外構の打ち合わせ。ファサードが見えてきました。北道路の間口8mほどの敷地。一般的には北側に玄関を持ってきますが、玄関が丸見えになってしまうということ、また室内に南までのみえない通路が発生してしまい落ち着きのない間取りになってしまうことを考慮し側面入りにしました。間口に対してあえて、建物を小さくしていますがそのおかげでアプローチが長くなり、奥行きのある和モダン系の雰囲気の建物になっています。隣がそれぞれ平屋と2階建てですがお施主さまには『2階建てだったよね?』と心配されるぐらい低く落ち着きのある印象。室内は開口部を抑えた落ち着きのある印象。一般的には明るくしたいといわれることが多くありますが、壁をしっかり残すことで庭につながる開口部がより美しく見えます。玄関先から影のグラデーションがあり、その先に明るい庭がある。見通せることで建物内も広がりを感じられます。それぞれの窓も壁際に寄せることで、しっくい壁を明るく光らせ室内にしっとりした雰囲気をもたらします。この住まいでは障子も多く使わせていただく予定です。障子の良さは、直接光をやわらかい光に変えてくれます。外観も内観も和のテイストの落ち着き。また照明計画もスタンドライトを多用することで、光の重心を下げ、心地よい空間となります。Oさまスタンドライト選び頑張ってください。またイージーチェアもできればお願いします♪駐車場の関係で職人さん1組づつの工事。これからしっくい下地となる紙クロス工事が進みます。この住まいは年明け1月頃に内覧会予定です。引き続き安全第一で工事進めてまいります。

リフォーム・リノベで気を付ける点。

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豊橋の工務店。一級建築士でニコハウス代表の鈴木です。ここ数年多いリフォーム・リノベーションの相談。古い家の方だけだと思われるかもしれませんが、5年以内にリフォームして水廻りまできれいにされた方々からも相談がきます。特に冬寒いという相談お施主さまが悪いわけではなく、依頼した地元工務店やお知り合いの大工さんがこれまで経験してきた勘で施工しているケースが多く、根拠なく完成まで工事されています。何が起こっているかというと、ほとんどの場合①断熱材の知識が昔のまま(勉強不足)②気密は知らない(勉強不足)この内容だといくら新しくリノベしても暖かさという点であまり意味を持ちません。『新しくしたのに寒い!』というのが本当に多い(涙)。5年前に『寒いから』ということで他社さんで断熱性のあるアルミ樹脂ペアガラスに変更しつつ断熱リフォームをされた現場。お風呂やキッチンも新しくしたにもかかわらず、寒いからということで弊社で再施工をさせていただいた例です。温熱カメラであちこち確認させていただきましたが、断熱が不足しているのは明白でしたので、新品のユニットバスもキッチンも解体させていただきました。再利用ということもできましたが、プランを優先され、断腸の想いで廃棄。汗豊橋市・田原市と地区というのは雪があまり降らず温暖です。最近は意識が変わっては来ましたが、大工さんたちでもまだまだこういった断熱への意識が高くない方々がいるのは事実です。お高性能な住まいを自社で計算や設計までされていない場合はやめた方がいいと思います。思った通りにはならないでしょう。解体をしてみると、断熱の施工方法などはびっくりすることがよくあります。そういった空間だと室温は20℃ぐらいでも、足元は10℃以下なんて当たりまえ。いくら暖めても頭の方が暖まるだけで足元は寒いまま。そのせいで、エアコンが効かない感じがして足元から暖める床暖房やファンヒーターでないといけないような気がしてしまいます。図に書くと下のようなイメージです。部屋が寒いからと暖房を強くしても、自然現象で暖かい空気は上昇し、足元などにはさらに冷たい空気が流れ込みますので足元の部分は寒いままです。イメージは気球のような感じです。なんとなく断熱し、気密を無視した施工はこのような空間を造りだします。アパートのように両側に住戸がある場合は、両側の部屋、また上下の部屋も暖かい可能性があり、性能が低くても暖かく感じます。そんな方が戸建てやリノベに引っ越すとより寒さを感じ、なんのために新築やリフォームしたのかよくわからなくなります。こういったことが起こらないようにするために、断熱をした家は気密をセットで工事しないといけません。気密の悪い部分がどこなの?ということですが軸組み工法だと仮定して例をあげると①壁と天井の取り合い及び壁と床の取り合い(廻り縁と呼ばれている材料と巾木と呼ばれている材料の部分)②窓廻りなどの開口部③コンセントやスイッチなどの開口壁の中、1階と2階の間はだいたい上昇気流が起こってますのでそういった部分の空気の流れを止めるための『気流止め』というのも重要です。 またもう一つ気を付けないといけないことが断熱やリフォームしたことにより『結露の発生』が助長される可能性があるということです。これまでの寒い家は、結露しても気密が低かったから構造躯体部分が乾いていた可能性があります。それが中途半端に断熱し、ビニールクロスで結露の水分が逃げられなくなると、構造躯体部分でカビなどの発生が考えられます。部屋を暖めることで、部屋と部屋の間の壁から小屋裏へ暖まった高湿度の空気が流れ、結露するという可能性もあります。結露は長期的に少しづつ悪さをしていきますのですぐには気づかないのがやっかいなところです。 最後にリフォームでも断熱リノベでも、現状の状況から室内で使っている材料が変わると壁内などの環境が変わります。断熱するとなるとより環境が変わりますので、知識を持って施工しないとおおきな後悔につながります。大きな費用をかけてする工事だからこそ、しっかりした知識と施工が必要になります。1~2時間勉強するのはわるくないと思いますよ。断熱リノベの相談会はこちらから。みなさまのリフォームリノベーションが後悔しない仕上がりとなることをお祈りいたします。

職人による建築費用の違い。

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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。今回の内容は職人さんの仕事の違いによる建築費用について。費用についての三部作 最終回です。建築会社を選ぶ際に重要な要素となるコスト。選ぶ会社でコストは変わるのか?お得なことはありえるのか?結論を先にお伝えすると、全ての職人さんが常時同じでない場合、職人さんの費用は抑え目なことが多く、丁寧な仕事につながりにくくなります。常に同じ職人さんがおすすめの建築会社になります。 職人さんは1日いくらになることが適正な価格だと思いますか?昔は1日2万円が目安でしたでしょうか。これは高いと感じますか?私は安すぎると考えます。職人さんが会社に所属していない場合、自身で道具を持ち、営業車を持ち、福利厚生、税金も自分自身で支払う必要があります。1日2万円では300日働いたとしても600万円。そこから上記の費用を支払ったら、家族を養うには厳しすぎます。 私が考える職人さんの1日は3万円以上が目安です。大工さんを例にあげると、あなたの家を造るのに大工さんがいた日数が何日だったのか。一般的な建売では1か月もすると大工さんはいなくなります。1件の手間賃が100万円ないからです。とにかく急いで造って細かなことも振り返らず、考えずに造る家が建売です。自由設計ではあるけれどメーカーなどの既製品を多用した建築屋さんは、IKEAの家具のように組み立てる作業が主になるのでいつも同じ材料をつかっているなら考えずにつくれます。そのため大工さんのいる期間は建売より少し時間をかけたぐらいでしょうか。 完成までの期間で短くできない(してはいけない)期間があります。基礎工事 ※約一カ月仕上げ工事 ※クロスなら電気設備、左官合わせ1か月残りが大工さんの工事でしょう。あなたの家が4カ月で出来るなら大工さんは休みを除き最長50日ほど。150万円ほどの手間賃でしょう。 弊社の場合、造作もそれなりにありますが木の外壁が多いため、外壁も大工さんが貼ります。おおよそ80日ぐらいが弊社大工さんの工事期間目安です。250万円~300万円ほどが目安になります。弊社の家は6か月~でできますので 基礎1か月、大工さん3か月、仕上げ1.5か月、外構植栽1か月です。 適正な職人さんへの費用を見ておくことで、誰かが傷むことなくいい住まいづくりを続けることができます。大工さんの手間だけをみても100万円単位で変わりますが、その他の職人さんたちにも同じことが言えますので人件費は材料同等大事な要素です。 『建築費用の分解3部作』の投稿をさせていただきました。第一段 会社規模による費用の違いはこちらから第二段 材料による建築費用の違いはこちらから。家電屋さんなどに行くと私自身も1円でも安く購入したいと思い値段交渉をします。だから少しでもお値打ちに購入したい気持ちはとてもよくわかります。家電ならどこで買っても同じですが、工事がかかわる私たちの住まいはどこで買っても同じというわけにはいきません。とてもたくさんの手間がかかっているのです。ご理解いただくとお値打ちにということよりもいい住まいを適正価格で購入する方がいいなと思いましたか? 材料を適正な価格で仕入れ、適正な手間をかけ、適正な利益を得て、弊社設計施工により付加価値が足されお施主さまにお渡しする。だから値引きはできないのです。お問い合わせはこちらから。みなさまの家づくりのご参考になれば幸いです。

内覧会で参考になった二点。

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豊橋市の工務店。一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。先日までの豊橋市大清水町の内覧会へお越しのみなさま、ご来場いただきありがとうございました。みなさまの評判より特に参考になったという二点をご紹介いたします。今回の住まいはご要望をたくさん書いていただき、それを実現させていただく弊社が受け身の設計方法。コンパクトに造りたいが要望もたくさん。きていただいた方にはご説明しましたが、要望をすべて入れていくと1階がとんでもない大きさになります。1階が大きいと平屋に近づきますので予算もぐっと上がります。それを回避するため、計画したLDKは14.0帖。一般的には小さくないかと心配されますが、その大きさを隠してどれぐらいに感じるのかを皆さんにあててもらいました。(笑)大きい方だと22帖といった方も。平均だと19帖ほどでしょうか。実際に比べ5帖も大きく感じていただけました。抜けと距離感の住まいと名付けた理由がここにあり、コンパクトに造っても十部な広さを確保できることを体感いただけました。 もう一点はお庭。南道路で道路との距離は4.5mほどの計画。プライバシーの守りにくい敷地です。その庭をコストを抑えて囲わせていただきました。プライバシーの守られた空間はカーテンの必要性もほとんど感じません。室内とゆるりとつながったで庭の空間は週末をゆっくり過ごせる最高の場所。焚火を楽しんだり、BBQを楽しんだり、友人たちと夜遅くまでゆっくりとお酒を楽しんだり。きていただいたみなさんが欲しいといわれた使えるお庭。 住まいを計画される場合、『家』のことだけに集中してしまいがちですがそれではつまらない家になってしまいます。『家と庭』それぞれにゆっくり過ごせる居場所を造ってあげるとより心地よい住まいになります。お引渡しは来週。弊社がしつらえた家具たちは次の内覧会会場へお引越しをしましたが、まだご覧いただくことは可能です。お問い合わせはこちらから。ご興味あればこの機会のぜひお越しください。週末豊橋はええじゃないか豊橋祭り。豊橋の端に位置するわが事務所は現場に行かないとお祭り気分を味わえません(汗)土曜日は予定がいっぱいになってしまいましたが日曜日は若干空きがあります。こちらからの営業はいたしませんので、お気軽にお越しください。よろしくお願いいたします。

隙間をなくす。

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ニコハウス設計室 二級建築士で設計アシスタントの鈴田です。自宅の工事は順調に進んでいます。現場監督として中間気密のチェックに向けて、現場で吹付断熱の作業をしてきました。 配管用の穴と基礎は唯一隙間ができてしまう所なので防蟻用の吹付断熱でしっかりと埋めていきます。初めての吹付断熱。出てくる量がよく分からず、あたふたしましたがどうにかできました!基礎断熱部分の服付けウレタンは防蟻(シロアリ対策)に対応したウレタンを吹付ます。 次は玄関ドアの下を埋めていきます。断熱材は無断熱の場所がないように連続して家じゅうすっぽり覆うようにして施工していきます。玄関下では“基礎内側の断熱“ と ”外断熱“ をつなげるために断熱材を敷き詰めます。玄関下部分は多くの家で今でも無断熱で施工されているケースを多く見受けます。サーモカメラでみないとわかりませんが、かなりの熱ロスがあるため大事な場所になります。弊社の建物の場合、熱の逃げはほとんど見られないためか、玄関もリビングなど同様暖かい空間になります。 基本的にボード系断熱材を使っていますが、基礎と外壁・屋根で種類を分けています。今回玄関下に入れた断熱材は基礎で使っているスタイロフォーム。断熱性能はもちろん、水に強く圧縮強さの高いものを使用しています。場所によって使い分け、社内で意識しながら施工することで高断熱で気密性の高い住宅をつくっています。 真冬も裸足で過ごされたい方。弊社の床下エアコンを使った住まいは、裸足で過ごされている方がいるぐらい快適です。お問い合わせはこちらから。地域トップレベルの性能とデザインをちょうどいい価格で提案するのがニコハウス設計室の特徴です。みなさまぜひお問い合わせください。

材料による建築費用の違い。

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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。今回の内容は建築材料による建築費用について。費用三部作の第二段です。建築会社を選ぶ際に重要な要素となるコスト。選ぶ会社でコストは変わるのか?お得なことはありえるのか?結論を先にお話しすると、金額には原価があり、コストは素材に影響するということ。お得に感じる=どこかの部材の質が違うと考えるのが正しいでしょう。 どの会社もその材料を使っている理由があります。・質と金額のバランス・使いやすさ、メンテナンス他にも様々な理由がありますが、1つ1つの部材の差額はわずかでも、家全体となるととても大きな差額になります。いくつか例をあげてみます。 基礎の場合基礎の作り方、鉄筋の量により金額が変わります。過剰である必要はありませんが、最近は耐震等級をとる目的で基礎も構造計算されているケースが多くなっています。弊社の場合、床下エアコンを採用する関係で地中梁という方式をとりますが、一般的な基礎の費用は150~200万円ほどです。構造の場合構造材は使う材料、サイズ、構造の考え方により100万円単位で変わってきます。構造計算されているケースが多くなっていますが、構造計画をしている物件と後付けで構造計算をしている物件ではサイズも費用も大きく変わります。(構造計画している方が無駄に大きな梁などが入らないためあきらかに材料費が安くなります)構造は木の種類で金額が変わることを知っていますか?また強度が違うことも知っておきましょう。お値打ちな場合、ホワイトウッド集成材が多く、こだわった会社はスギやヒノキを使います。構造材料を合計した体積でも金額が変わるので、無駄に大きな材を使うのは、強くなっているのではなく費用が高くなっているだけです(汗)床材の場合床材も材料により家全体では100万円以下ぐらいで変わります。単板、シート貼りの合板フロアが坪1万円以下ほど。お値打ちな無垢材で坪1.5万円ほど。節無しの無垢材では坪3万円~となります。30坪とすると60万円以上変わり、一般的には床材だけ無垢という浮いた家にはしないので(そういった家もありますが)、造作と言われる材料も無垢材を使います。壁材・天井材の場合壁天井の仕上げも100万円単位で変わります。ビニールクロス SP級というのが一番お値打ちでしっくいのコテ塗りと比べると1㎡あたりで3000円ぐらいは違います。30坪ぐらいだと、家じゅうの壁で300㎡、天井は100㎡  差額は120万円ほどでしょうか。ビニール系は壁の中の呼吸が止まるため、木造には不向きだと考えてますが圧倒的な採用率になります。掃除がしやすいというのが主な理由っぽいですが、プロでないとメンテナンスできないので弊社では漆喰を提案しています。キッチン等設備の場合選ぶ内容で100万円以上差が出ます。メーカー既製品も50万~200万以上まであります。お風呂トイレにお金をかける方がますが、長期的にみると消耗品です。予算に余裕がない限り、お値打ち品で十分でしょう。どんなに素敵なお風呂とトイレでも誰もほめてくれません。まだ他にもたくさんありますが、長くなるのでこのぐらいに。少しあげただけでも金額が500万円ほどは変わります。30坪だとして、皆さんのわかりやすい指標『坪単価』で16.6万円ほど。 表面的にお値打ちかどうかということは大事ですが、30年以上住むわけなので『中身』はもっと大事になります。お得に感じるのは、材料費の違いがあることを肝に銘じ検討しましょう。金額よりも数字性能よりも大事なのは、長く使うための施工精度と品質です。ニコハウスでは、劣化していく交換可能な住宅設備はなるべくお値打ちなものを、将来交換不可能なもの、交換がとてつもなく大変なものは品質をよくするよう心がけています。そういう意味でビニール系の素材はメンテナンス不可能のため、初期費用がお値打ちであったとしてもおすすめしていません。お問い合わせはこちらから。いい材料は期待通り働いてくれますが、お金は使い方次第でしょう。

木の外壁は大丈夫?解説&見学会を開催します。

up - お知らせ
見学会にお越しの多くの方が疑問を持たれ質問いただく『木の外壁』『木で大丈夫なんですか?』『腐ったりして困りませんか?』『メンテナンス大変じゃないですか?』木の外壁は魅力的だけど、不安だなというあなたのための相談会です。日程:10月19日(土)・20日(日)時間:10:00~17:00場所:豊橋市南大清水町お気軽にお問合せください。みなさまよろしくお願いします。

完成前の気密検査。

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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室、一級建築士で代表の鈴木です。豊川市で造園施工中のMさま邸。11月2日(土)~ 内覧会を予定しています。今回の住まいの特徴は外を楽しめること。お施主さまからの強い要望でもあります。リビングから楽しめる植栽は、リビングへの木陰にもなります。室内に落ちてくる木陰は床に移り、ゆらゆらと揺れます。高気密高断熱住宅になっている昨今は窓を閉めると、音が静かで景色によっては風が吹いているのかもわからなくなります。そういった意味でも植栽は外を感じられる優秀なアイテムになります。猫ちゃんを買われているお施主さまなのですが、迷惑をかけず外に出られるようにということでデッキに作ったベンチ兼用で檻のようになってます。猫が通れない大きさを測ってもらって6cmほどの隙間で施工しました。出入口は背の低いサッシがついているので開けっ放しにしておいても大丈夫。猫好きの方も内覧会にぜひお越しください。中庭空間は先日の内覧会でもめちゃくちゃ評判が良かったです。バーベキュー好きにはたまらない空間になるはずなのでそんな方々もぜひ。 それからいつものように完成前の気密測定を行いました。結果はC値 0.18。無事合格でした。