COLUMN住まいの情報
2021年11月の記事(6件)
記事一覧へリノベの気密と断熱。
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10月に部分解体より工事を進めさせていただいているリノベ物件のSさま邸。とにかく断熱と気密をよくしたいということで,お声掛けをしていただきました。家全体の改修ではないので,出来る範囲を断熱区画する方法で施工を進めています。既存の窓をそのまま利用する部分は,内窓をつけ2重窓にしていきます。土壁は断熱の性能がありますので,そのままにして,内側に間柱をたて,気密確保を考えウレタンフォームを現場吹付します。屋根面はヒューヒューと風が通っていますので,気密をするのは大変な工事になってしまいます。建物のためにも風が通るのはいいこと。そこで内側から先に防湿シートを張り,天井を仕上げます。30年前の小屋裏が広い住まいなので,内側の仕上げをしたのちに,小屋裏面からウレタンフォームを吹き付ける予定。これで屋根面の風通しが良くても,室内側は気密断熱が確保され,安心できます。床面は,既存床の上にスタイロフォームを敷き詰め,床断熱と気密を確保。床下から風通しのいい,間仕切り壁は通気止めに間柱を使い,細かな隙間は全てウレタンフォームでふさいでいきます。床下からの排水など,貫通部はゴムシートを使って気密をとっていきます。 今回の,断熱気密のやり方は新築の住まいとほとんど変わりません。今の時代にあった,高気密,高断熱の住まいになります。 費用はかかりますが,ここまでしっかりやると住み始めた時の感動はそうとうなものになるでしょう。完成までいましばらくお待ちください。

プランが決まりました。
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豊橋で建築計画中のMさま。初回プレゼン案から大きな変更なく,決定いたしました。構造を意識して,今回は偏心切妻による軒なしの外観です。南西側に遠くまで見渡せる景色が広がっていますのでそちらを思いっきり意識した窓配置。気持ちのいい景色が室内に取り込めそうです♪ 室内は南北に抜けのある計画で広がりを感じます。ポイントとなるのは『タタミヌック』。天井高さを抑えた空間で,落ち着きがあります。ここで寝転がってみたいなあ。リビングとほんのりつながっているのも気配が伝わり,とてもよさそうです。 これから実施設計,見積もりへと進んでいきます。こちらの提案を真剣に受け止めてくれて,またわくわくするような室内案も出てきて,打ち合わせは毎回楽しくさせていただいてます。Mさま,今後もよろしくお願いします。

冬の断熱材と気密の効果。
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11月も半ばを過ぎ,朝晩はずいぶんと冷えてくるようになりました。断熱と気密がいいと何が違うのかを具体的に書こうと思います。今回のテーマは『冬の断熱材と気密の効果』です。 シミュレーションも大事ですが実際の温度が何より正しいと思いますので,測ってみました。比較するのはUa値0.9 10Kと呼ばれるグラスウール100㎜が使われている我が家。目安は約25年ぐらい前からの家。(もしかすると変わらない施工をされている大工さんは最近でもこれです)もう1件はリノベモデル Ua値0.27 ニコハウスの標準の住まいより少しいい性能。 11/19 6:20 外気温は 7.2 ℃断熱の悪い,昔建てた我が家。床が冷たいなーと思って測ってみると 1階の床は15.1℃,壁が15.9℃,昨晩エアコンを使っていた2階は床が18.7℃,天井は19.6℃でした。上下の温度差で約5℃。サーモカメラで寒い原因のアルミサッシ廻りを見てみると12.3℃を示してました。室内との差は8℃近くにもなります。露点温度はもうすぐそこ。もう少しすると結露が表れてくる数字です。 断熱のいいリノベモデルを計測してみます。入った瞬間ほんのり暖かいのですが床は19.0℃,壁が18.9℃で吹き抜けた屋根面は19.1℃。上下の温度差はまったくありません。同じく窓廻りを見てみると木製の性能のいい窓ですが17.1℃。室内との差は2℃程度。ちなみに断熱した土間も測ってみると土間床ですが18.5℃なので床や壁などと0.5℃しか違いません。誤差の範囲です。 同じ19℃ぐらいの室温でも,断熱のいい住まいと悪い住まいとでは感じ方が変わります。それは床や壁,天井,サッシの周りの温度差が違うからです。我が家の2階リビングは確かに19℃あるのですが寒く,暖房を一切入れていないリノベモデルの19℃は入った瞬間ほんのり暖かい。これは言葉でなく実体験でないとわからないと思います。リノベモデルの現在の1階と2階の温湿度はこちらから。リノベモデルは現在 6帖用のエアコン1台を可動させています。グラフを見るとわかりますが1Fと2Fの温度差が誤差程度です。 これに合わせて気密がかかわってきます。リノベモデルはC値0.8で,寒い我が家はC値,測定不能(5.0とかでしょうか?)です。我が家にいるとコールドドラフトに代表する空気の動きを感じ,気密も悪いので外気の流入があるように感じます。リノベモデルではコールドドラフトがないのもあって空気の動きは感じません。この気密も体感にかかわっているなという実感があります。 なんとなくいい断熱を使ったり,やたらと気密の数字を追ったりすることでなく,実際に住んでみた時の体の感じ方が大事になってきます。寒くなってくると動きが鈍くなり,ヒートショックの危険性もでてきます。新しく住まいを作る際も,リノベーションをする際にもすみごこちにかかわってくる断熱と気密。 全館空調に代表する爆エネを使った快適性は地球環境を考えても,10年後の機器の故障やメンテナンスを考えても,いいと思えません。未来の子供たちに住みやすい地球を残すためにも,少ないエネルギーで快適に過ごせる住まいが必要だと思っています。家づくりの参考に なれば幸いです。

保育所の工事。
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以前ご自宅を設計させていただいたMさま。事業を拡大されるとのことで,豊橋の吾妻町に保育所の工事をさせていただくことになりました。告知用にかわいらしく手書きパースを…とのことでささっと書かせていただきました。土地が狭く,建物も小さいのですが近くに公園があり,いい場所かなということで場所を決められたそうです。保育園の名前はクラウドナインさんといいます。英語で過ごす保育園。私が打ち合わせに伺ってもお会いする子供たちは流暢な感じで『ハロー!』と英語であいさつしてくれます。日本語しかしゃべれない私は,なんとなく照れながら『ハロー』と返します。小さなうちから英語と触れ合えるのはとてもうらやましい。私も小さいうちから英語にふれてたら今頃はきっとバイリンガルでちょっと自慢できたんじゃないかなと思います(笑)。来年度の入園者募集もされているそうなのでご興味ある方はお問合せしてみてください。クラウドナインさんのホームページはこちらから。 現場は基礎工事に入りました。2月末の完成に向けて安全第一で工事進めてまいります。子供たちの笑顔に触れる仕事。私も楽しい気持ちで仕事をさせていただいてます♪

引渡し前のチェック。
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田原市で施工中のSさま邸。完了検査と合わせて養生を撤去し,清掃を行いました。ニコハウス設計室では最後の掃除を自分たちで行います。掃除屋さんに頼んだ方が簡単なのですが,施工中の傷の確認や不具合などは,ぱっと見ただけではわかりません。掃除をすることで細かい部分まで目を凝らすことができます。また何より,お施主さまの想いにこたえるために私たちが施工した物件なのでその感謝の想いも込めて。掃除していると,約1日をその現場で過ごすので,日当たりによる変化や居心地を感じることができます。この建物は窓の配置に高低差があり,また視線が抜けるように考えてあるのでキッチンから見た際の,それぞれの窓からの光のさし方がとてもきれいに感じます。遠くの窓から緑が見えるし,上方の窓からはほんのりした明かりがふってきます。景色もいい場所なので借景でとったスリット窓からの眺めも気持ちがいいです。あとは各職人さんたちの手直しを終え,工事が完了になります。あと少しお待ちください。

11月,12月の内覧会のお知らせ。
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。田原市にて施工しましたFさま邸の内覧会の日程が決まりましたのでお知らせします。30坪ちょっとのコンパクトな住まいですがそれを感じさせない居心地の良さが魅力の建物です。日程 11月27日(土)~12月5日(日)時間 10:00~16:00 ※予約対応のみ 1枠1時間 ご予約はこちらから ご希望の日時を教えてください場所 田原市田原町 ※ 終了いたしました。注意 密を避けるため、入室は1組づつ(1枠1時間)、ご予約のみとさせていただきます。 マスクは必ず着用とし、 体調の悪い方はご遠慮下さい。 お引渡し前の住まいですのお施主様への十分な配慮をお願いします。建物の特徴性能:耐震等級3 Ua値 0. 38□ 屋外の景色を取り込む室内空間□ 自然を取り込み,木陰のゆらぎが楽しめる変化のあるLDK □ たくさんの居場所を作る間取りの体感 □ 照明計画と窓配置による,居心地のいい落ち着き空間□ 6畳用エアコン1台でどれぐらい暖かいのかの体感おすすめは昼前から14時頃の晴れた日です♪ご予約はこちらから
