COLUMN住まいの情報

2019年5月の記事(3件)

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ガレージなど大開口がある際の基礎。

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昨日みたいな土砂降りの雨があると、台風が心配だなーと思う季節になってきました。地球温暖化の影響もあってなのか、ここ最近の台風や豪雨などほんとに不安になります。現場の雨に対する防水対策も「いままでの当たり前」では足りなくなってくるのかなーと思い最近はより強固な防水対策をしています。雨漏りはお客さんに多大な迷惑をかけるだけでなく、私たちも作業にかかわった職人もほんとに嫌な気分になります。そうならないように十分な対策の元、工事を行っています。 先日より基礎工事が始まったUさま邸。本日基礎の配筋が終了したので、その確認に現場へ行ってきました。木造ですがビルトインガレージを設けてあるので道路側には一切壁がありません。構造は「門型フレーム」というちょっと高級な構造部材を使って施工をします。壁が少ないと構造への不安もでますので、構造計算のもとバランスよく配置した耐力壁と今回使用する「門型フレーム」で強度を確保します。 壁がない=基礎の立ち上がりもないということになりますのでその部分には「地中梁」という大きな基礎梁が作られます。当社の一般的な木造の基礎は主筋といわれる場所に13㎜の鉄筋を1本配置しますが、Uさま邸は16㎜の鉄筋を3本。ものすごいたくさんの鉄筋の量になります。この「地中梁」をつくることで基礎がしっかりした構造となり、「門型フレーム」で壁がなくても強度を発揮できるわけです。さきほども書きましたがこの方法は基礎も構造もお金がかかります。 あこがれのビルドインガレージを作る際には予算に少し余裕をもたせましょう(汗)

電気配線の打合せ。

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こんにちは。先週初めにギックリ腰になってしまい…思うように仕事が進まず… 定期点検の予定をしていた藤井さま・中神さまにはご迷惑を掛けしてしまい…(申し訳ありません)身体的にも、気持ち的にも苦しい一週間を過ごしました。 早く治したい一心で…   毎日接骨院に通い、なるべく動かず療養したおかげで(まだ完全ではありませんが…)   今週から仕事復帰しました!あまり無理しないよう、頑張りますので、これからもよろしくお願いします。 2019.5.20  ギックリ腰になる前(笑)小林さまと電気配線の打ち合わせをいたしました。一か所、一か所、スイッチの位置やコンセントの位置を現場で説明・確認をしていきます。完成後、「ここにも欲しかった…」「なんだか、使いづらい…」と、なるべく感じてほしくないので、住まわれたあとの暮らしを一緒にイメージして提案・説明をさせていただきます。図面の上で考えるのも大切ですが、現場での打ち合わせも大事にします。  

高断熱の家、夏は暑い?

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毎日が過ごしやすい季節になり窓をあけていても本当に気持ちがいいです。ずーっとこんな感じの季節ならいいのですが、この先には暑―い夏が待ち構えているわけです。 この時期のお客様にある質問、「高断熱の家は夏暑くないですか?」というもの。そのままなら「暑い」です。高断熱よくないじゃんって思われるかもしれませんが、あくまで「そのまま」ならです。窓から入る日射をそのまま取り入れているのが一番の原因。高断熱の家で、特に軒の出が少なく、窓が多い家はこうした現状になっています。(低断熱の家も昼間は温室のようになりますが、断熱性が低いと夜にはさっさと暑さが逃げていきます) 最近では緑のカーテンなどを使って日除けをしているケースが増えました。室内に入った日射を緩和するレースカーテンと室外ですだれなどの日除けを使い日射を防ぐ方法では熱の影響が7倍ぐらい違います。窓はたくさんあると思いますので外で防ぐのはとても大事です。 日射の入り方(日除けの仕方)を検討して風の通り抜けに配慮して、あとは木陰の下が涼しく感じるのと同じように、屋根の断熱を強化してあげると家の中は思った以上に涼しい空間が生まれます。風がなく外気温が暑いときには窓を開けても暑いだけなので、エアコンを使って冷やします。熱が逃げにくいということは一度冷やすと、その冷えた室温を保ち続けてくれるわけです。 そういった理由から当社では断熱に気を使った家を造っています。そのおかげで少ないエネルギーで家族が笑顔で気持ちよく暮らせる住まいが続きます。