COLUMN住まいの情報
2024年7月の記事(16件)
記事一覧へ経営も学びを続ける。
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昨年、経営の勉強のために参加させていただいた新建ハウジング主催 SAREXメソッドで学ぶ工務店経営鍛錬塾。その成果の発表のため、東京出張へ行ってきました。何度もお会いしているみなさん。いつもいい刺激をいただき、本当に感謝です。 工務店を優良経営していく上で、多くのポイントが存在し、それを感覚でやっていくのではなく、指標をもってやっていく。事実に勝るものはないわけで、もしそれを感覚的にやっていたとするとまぐれでの当たりもあるわけです。具体的な目標を設定し、その目標に向けて実践し、足りない部分が何なのかを自己分析し、よりよい工務店経営を目指す。 良い工務店は付加価値というものを住まいで提供し、それが工務店経営の適正な利益となります。利益がなければ、税金を納めることもないわけで、そうなると会社の存続自体が社会として必要とされているようには思えない。また出会ったお施主さまたちにも迷惑をかけてしまう。 ニコハウス設計室は個人経営で3年、法人化して7期目を迎えています。少しづつですが、順調に利益をあげ、自己資本比率の高い会社へと成長しています。この成長を続けていくために学びを続ける。経営も、設計力も、施工力も、その他にもたくさん。 満足し、学びをやめた場合は停滞でなく後退だと考えます。社員1人、1人も1日を大切にしながら成長を続ける。そういった成長する文化を根付かせるのも経営者である私の仕事。この塾の学びを活かし、5カ年計画及びより長期の計画を立てました。その目標に向かって引き続き学びを続けていきます。 初心表明のようなブログになってしまいましたが、全国の優良工務店さんたちの真似から始め、社員一同及び職人さんたちで今後も進んでいきます。引き続きニコハウス設計室をよろしくお願いいたします。みなさまのご期待以上のご提案を約束いたします!

酷暑の棟上げ作業。
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豊橋市で施工中のOさま邸。梅雨時期は上棟をやめましょうということで、酷暑の中ではありましたが上棟作業を行わせていただきました。敷地が50坪ほどで、南の庭をとった敷地のため北側には駐車場とアプローチのスペースしかありません。レッカーを停めると敷地めいっぱいなので前面道路は通行止めにさせていただきました。ご近所の方にはあらかじめご挨拶させていただき、ご了承をいただきましたが、1日ご迷惑をおかけしました。最近は登り梁を使ったシンプルな構造を心がけていますので、野地の面材を張る前の姿は連続的に並べられた梁により美しく見えます。2階の床のように厚い合板を敷いてあげると屋根の水平面の構造耐力が確保されます。厚い合板を敷かない場合は火打ち梁というものを使って水平面の構造耐力を確保しますが、厚い合板に比べて拘束力が低くなります。耐震等級3を取るためにはそんなことも考えて構造計画をしています。でも過剰によくするとお金がかかってしまうので、ちょうどいいところに落ち着かせるのは、設計士の腕の見せ所かなと思います。敷地の間口が8m弱。その間口を目いっぱい使うのではなく、余白を残して5.4mで構成し、南側敷地まで視線が抜けてゆく通り土間のようなアプローチを造ります。屋根をぐっと下げているため、入り口という意識と、誘い込まれるような魅力的な玄関になるはずです。まだ構造が組みあがっただけですが、それでもすごく魅力的なアプローチに感じました。時間が少し遅くなってしまいましたが、上棟式も無事執り行うことができました。Oさま、上棟おめでとうございます。天気予報に雷マークがついていましたので、急な雷雨が来るかもしれないと思い、板金屋さんにはあらかじめスタンバイしてもらって屋根面はルーフィングまで仕上げました。毎回のお伝えにはなりますが、壁面も雨で濡らすことは避けたいと考えていますので。濡れてしまいそうな場所は全てブルーシートで囲わせていただきました。いつもやっていることなので、見慣れてしまいましたがブルーシートがあるとほっとします。(結局雨は一切降りませんでしたが…)一手間かけるだけですが、なるべく濡らさないことが高気密な住宅では結露対策に重要になってきます。お盆までには外周の防水工事を終え、安心してお休みに入りたいと考えています。Oさま、次回は電気配線の打ち合わせ。予習もしっかりしていただいていると思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。

スタッフ自邸、着工。
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設計アシスタントの鈴田です。いよいよ自宅が着工しました。 工程を考えたり、工期に合わせて発注したり、やることはたくさんで待ったなしの工事がいよいよスタートです!午前中で遣り方が終わるとのことでしたので午後から現場に。現場を一から見るのは初めてなのでまず、根伐り工事でこんなに残土が出るということに驚きました。庭に築山を計画しているので残土は敷地内でと話していましたが、全部敷地内にすると家の高さくらいの山になってしまいそうなので12㎥ほど残して処分してもらうことにしました。 建物の配置の確認、設計GLの確認、基礎の芯ふりの確認をしました。水貫と呼ばれる木の板の上端から550下がった場所が設計GLになります。 周りに建物がないので日影がなく職人さんには申し訳ないのですが、少し離れると田んぼになるので涼しい風が吹きます。まずは基礎工事が無事終わるように進めていきます。

質感を大切に。
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豊橋市で施工中のKさま邸。壁天井のしっくい塗装が終わりました。弊社が大切にしていることの1つに素材があります。しっくいは壁の呼吸を妨げず、光をやわらかく受け止めてくれる壁天井へと変わります。質感というのは、普段来ている服、バック、靴など身に着けるものも同じ。質感の良さは、手入れによる経年の変化で長く愛せるアイテムになります。家も同じだと思うのですがいかがでしょうか?反対にビニールクロスで出来た家は、手入れをするという言葉でなく掃除をするという言葉の方がしっくりきます。掃除は見えている汚れを落とすだけですが、本革製品ならオイルを塗って育てることができる。新品の革製品より、やわらかく馴染んできたものの方が手に持った時にしっくりきます。家も同じだと思うのですがいかがでしょうか?コロナ以降家にいる時間が増えましたが、住まいは家族を過酷な自然環境から守ることと同時に、心地よさを感じられる場所であることが大切だと考えます。住まいは寝ている時間も含めると人生の半分以上を過ごす場所。お気に入りの服でも1週間に1回ぐらいしか着ることができませんが、住まいは普段から触れる場所。その部分の質感は大事にしたい。いい住まいは質感を決める材料選びも重要です。家族でのお休み、自然を感じられる場所に出かけている方、家が心地よくないことに気づいていないかもしれません。ブランドやコストだけに着目するのでなく、住まいの本質を考えるとことが、失敗しない家づくりのコツだと思います。9月中旬ぐらいには内覧会を開催します。23号バイパス 大清水ICからすぐ近く。29坪ほどのコンパクトな住まいですが、心地よさを感じていただける空間になりますので、みなさまぜひご来場ください。質感のよさもご理解いただけるかなと思います。

住み心地はいかがですか?
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昨年末お引渡しした豊橋市のOさま邸。自然豊かな土地をご自身で探され、弊社へお問い合わせいただきました。タヌキ、キツネは当たり前のようにくるそうで、ウグイスはうるさいぐらいだといわれてました(笑)最近では野生のフクロウも見たとのことで、自然を満喫されています。時期的に生えてきてしまう雑草もなぜかとても自然な感じを受け、むしろそれがよく見えました。手を入れ過ぎずに、庭を楽しむ。雨どいはご了解を得て、切りっぱなし。雨が降ると、滝のように落ちていく様子はとても好評でした。お子様たちは本能で心地よい場所を探しますが、床で遊び、そのままゴロゴロする。飾りっ気のない様子は、心地よさが伝わってきます。Oさまはふとした時に『いい家だなあ』と思われるそうでとてもうれしくなりました。今回ご訪問させていただいた理由は、吊っているパイプハンガーが落ちてきたとのことで、私どもの不手際でしたが、こころよく迎え入れてくれて感謝いたします。久しぶりだったので1時間ほどお話させていただきました。いい空間になっていましたので、Oさまにお願いして暮らし見学会を開催させていただくことになりました。8月31日(土)、9月1日(日)の2日間。まだ少し先ですが、暑い時期なので2Fに設置したエアコンだけでどのぐらい涼しいのかも体験できます。高低差をワイルドな小道で演出してあるのもポイント。みなさま、ぜひご参考になさってください。

お客さまの声を更新いたしました
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2024年2月、岡崎市でお引渡しさせていただいた、『余暇を自宅で楽しむ住まい』のお施主さまより、ご感想をいただきました。元々はハウスメーカーで建てようと決めていたお施主さま。工務店で建てることは意識されていなかったのですが、ご自身で勉強をしていくうちにハウスメーカーでは安心してお任せできないと思ったそうです。心境の変化からいい住まいとは?を考え弊社を選んでいただきました。心地よさと庭の関係を、住むことで気づき実践されているご家族、ぜひ参考になさってください。お客様の声はこちらから

基礎の大掃除。
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もう雨も降らないし、梅雨明けだろう・・・ということで来週上棟予定の豊橋のOさま邸の基礎工事清掃をしてきました。この物件も床下エアコンを採用されていますので、梅雨の雨により基礎はたっぷりの水でプールになっていました。ポンプで抜いた後は、水道水で基礎土間面をデッキブラシでごしごしと・・・。/wp-content/uploads/_oldsiteimgs01/2024/07/IMG_1240.mp4基礎廻りのブルーシートは基礎断熱を紫外線劣化から守るため。弊社は基礎断熱としてスタイロフォームの90㎜のものを基礎と一体打ちをしています。一体打ちをする理由は、基礎とスタイロの間に空気層をつくりたくないため。少しの空気層でも結露の原因になってしまうからです。そのため、基礎完成から上棟までの日程が1週間以上あくようなときは必ず基礎断熱を養生し、紫外線劣化から守っています。日差しが強いため、掃除している間に終わった部分から乾いてきています。来週1週間はしっかり基礎を乾かし、いよいよ上棟へ・・・となります。雨の心配をしながら、上棟するのは気密住宅にとって結露に対する命取りとなります。『可能な限り濡らさないこと』それが大事だと考えています。

20坪平屋のお引渡し
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豊橋で施工させていただいた20坪のIKさま邸。内覧会を終え、先日お引き渡しをさせていただきました。3階建てからの建て替え案件でしたが、コンパクトにまとまったとてもいい住まいとなりました。建て替え前の建物は私が建築を志した専門学校で教えていただいた先生による設計の建物。その先生は奥様より先に旅立たれ、空から私の仕事ぶりを見ていただいているようで気の引き締まる仕事となりました。縁あってお仕事させていただきましたが、とても感慨深い。これまでは2階のLDKだったため、庭がとても遠かったのですがこれからは庭へのアクセスもしやすくなりました。大事な24時間の熱交換換気扇のお掃除説明。月に1回の掃除を約束していただいてますがしっかりした換気量により室内環境が保たれます。外気を自然に取り入れる第三種換気に比べ、梅雨時期の湿度対策でも効果的。私の住んでいるリノベモデルは第三種換気をつけていますが、それと比較するとみなさんの住まいは10%程度湿度が低くなっています。リノベモデルの頃はまだまだ勉強不足でした(汗)内覧会に来られた方々は皆さん同じように『20坪には思えない、広がりを感じる』といっていただけ、設計者としてとてもうれしかったです♪弊社は設計が上手になるよう日々勉強をしています。設計手法の『抜け』というものを使い、視線が室内壁にぶつかることなく屋外へ抜けていき、さらにはその先の植栽へと抜けます。これを建物のあちこちで表現することで、空間以上の広がりを得られ広く感じるというもの。そんなことも内覧会では説明させていただきました。この住まいもご要望により、冬は床下エアコンを採用され、夏もエアコン1台で過ごす省エネな住まいです。少ないエネルギーで快適に過ごすには、住まい手の工夫も必要になります。新築初年度はみなさまは初心者なので、その手ほどきの意味も込めて弊社では室温を1年間保証するということをしています。そのための過ごし方マニュアルはとーっても大事。これまでは植栽をしても、名前のお伝えができていませんでした。これまでのみなさまごめんなさい。これからは植物1本ずつ名札をつけさせていただくことにしました。わずかな気遣いかもしれませんが、IKさまにも喜んでいただけとてもうれしく思います。 出会いから1年ほどのIKさま。いつも心遣いをいただき、本当にありがとうございました。お引渡しということでいったん区切りになりますが、今後も引き続きよろしくお願いいたします。週末、温湿度計の設置もよろしくお願いいたします。

リノベーション相談会のお知らせ
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ご予約はこちらから。新築から30年もすると機器類が壊れたり,生活スタイルの変化で変えたい部分がでてきます。解体して新築か?リノベーションか?迷われることもあると思います。弊社がおすすめしたいリノベーション向け建物の特徴は① 構造がしっかりしている(上下の柱の位置がそろっている)② 雨漏りしてなく、屋根が瓦かガルバである以上の二点です。新築には手がでないけど・・・という方は上記二点を見て中古物件を探されることをおすすめします。中古を検討の方で、購入に迷っている物件があれば間取りをお持ちください。アドバイスいたします。二点を考慮の上、絶対におすすめしたいのが断熱改修。水廻りは機器類が壊れたという決定的なことがない限り優先順位を低く考えることをおすすめします。理由は生活をする上で,新しくなるだけで快適性において何も変わらないからです。新しくしてもしばらくすると飽きます。クロスも同じだと考えています。『断熱改修』は住み心地が劇的に変わります。高断熱の住まいを体験することが一番なので弊社リノベモデルを体感されるのがおすすめですが,これまでの住まいは何だったんだ?!というぐらいに過ごしやすくなります。電気使用量が少なくても広い範囲を暖めたり涼しくしたりできますので経済的です。家全体をやらなくてもエリア断熱といって家の一部を高断熱化することも可能なので居住時間の長いLDK+水廻り+寝室をやるのは生活がその中で完結でき,快適さが体感できます。快適で省エネな住まいは健康にもつながり、日々の生活に心地よい日常をもたらします。ご予約はこちらから。

温湿度計を設置しながら。
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先月お引渡しをさせていただいた田原市のKさま邸。見守りの温湿度計を置かせていただこうと思い訪問してきました。生活がはじまり、家具や雑貨、おもちゃなどが並んでいると、子供が巣立っていったようなそんな感慨深い気持ちになります。お子様がいるので、おもちゃが出ているのは当たり前ですが生活感がでたことで建物がよりよくなったように感じます。生活感があるこの感じを皆さんに見てもらいたい、そう思えるとてもいいコーディネート。元々お持ちだった家具だったりがちょうどいい感じで建物に馴染んでいます。私の設計が良かったのでしょう(笑)温湿度計を設置している間に、住んでみてどうでしたか?などいろいろな質問もさせていただきました。とくに印象的だったのが、Kさまらしくたくさんのお知り合いお友達が家に遊びに来るということ。中庭的なところにはプールが出ていましたが、ここにたくさんのお友達がきてお子様たちは芝生広場で遊び、親御さんたちは濡れ縁にならんでおしゃべり。私が理想とした使い方をしていただいていてとてもうれしい♪個人的に一番大好きな、太平洋を望むスタディーコーナー。子供部屋への廊下を兼ねています。長ーいカウンターなので近所の子供たちも合わせて5人ぐらいで宿題やったりしているそうです。このカウンターからは中庭で遊んでいる子供たちが見え、コミュニケーションの取れる距離感を喜んでいただけてました。せっかくの場所なので、子供たちが楽しそうにしているときにあらためて訪問したいなと思いました。ちょっと残念だったのが玄関わきのヤマボウシが枯れかかっていました。これから暑くなるので、夏の植え替えは我慢した方がいいかもしれません。様子を見て、復活してくれればいいのですがダメだったら植え替えですね。ご心配をおかけします。もうひとつジューンベリーの木は毛虫の団体さまに葉を食べられていました。これまであまりなかったことなので、なんでかな?ということでこちらも様子見が必要です。 外での立ち話の際にお聞きしたのですが、ハウスメーカーでは植栽が1本10万円近くするそうです。同時期に施工されていたお友達がいて、そのお宅の予算から数本しか植わらないんじゃないかと思ったそうですがその心配をよそにたくさんの植栽と芝庭を施工させていただきました。住まいの動画はこちらから置かせていただいた温湿度計。新しい家に住むようになってさらっとしていて気持ちいい、梅雨でも気にならないと喜んでいただいてます。まだ冬を経験していなく、初年度のため、床下土間コンクリートからの湿気は気になりますので湿度への配慮は必要です。室温は家全体で安定していますので、ほっとしています。今後は温湿度をモニタリングしながら、異常な数字が出たらおせっかいにいろいろアドバイス。引き渡した後のおせっかい。これがニコハウス設計室のやっかいなところです(笑) Kさま楽しい時間をありがとうございました。嬉しそうに話していただけてる姿を見るだけでとてもうれしい気持ちになります。今後もよろしくお願いいたします。

…エアコンが効かない。
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。先日エアコンが効かないというトラブルがありましたので、なぜだったのか?ということを書きたいと思います。弊社は夏もエアコン1台のみで家じゅうを冷房する方式をとっています。たくさんのエアコンを使えば室温安定は簡単なのですが、エアコン導入コスト、故障時、交換時、室外機の置き場、光熱費などせっかく高断熱高気密の家を造ってもそのスペックを活かさずに住むことになります(これまでの家と一緒)それはとても無駄なことなので、できる限り少ないエネルギーで快適に暮らせるよう工夫し、提案をしています。 トラブルの状況:数日前まで涼しく快適だったのに、ぜんぜん冷えなくなった。機器の故障ではない。床下が25℃ 湿度70%、その他の部屋、数日前まで26℃だったが軒並み30℃付近 湿度50%。弊社は建築後1年の間、温湿度をモニタリングしてアドバイスしています。大ピンチだったので、その日の夕方急いでお施主様の家へ行ってきました。 確認させていただいたところ3点気になりました。1点目:エアコンが除湿自動運転になっている2点目:室内の空気を動かす換気扇が止まっている3点目:西日を受ける箇所に日除けが設置していない 『1点目:エアコンが除湿自動運転になっている』についてこの住まいは共働きのため、すべて室内干しをしています。洗濯物のそばにエアコンがあるので除湿として使われていました。でも部屋の湿度は50%。すでにカラッとしていますので除湿運転はものすごく控えめ。おまけに自動運転のため冷風もほとんど出ていませんでした。対策:冷房運転に切り替え、風量を強運転にしました。電気代を使いそうな風量強運転ですが設定温度を下げるよりもよほど省エネです。また遠くまで冷気を飛ばすので1台運転の場合は風量強運転が基本 『2点目:室内の空気を動かす換気扇が止まっている』エアコン1台で過ごすため、室内の空気を動かすような仕組みを取っています。(詳しくはお伝え出来ません、事務所か見学会にお越しください)たかが換気扇ですが、されど換気扇。高気密だと換気扇を動かすだけで室内の空気がとても素直に移動します。その動きを止めてしまうと地面を這うように移動する少しの冷気では部屋を冷やすことが難しくなります。そこへ除湿運転の弱風運転が重なっていました。対策:室内空気を動かす換気扇のスイッチを入れました。聞き取りではつい最近まで動いていた…とのことでしたので念には念をということで、室内空気がより動くような位置へ移動させていただきました 『3点目:西日を受ける箇所に日除けが設置していない』高断熱の家だからまあいっかとなりがちな、東西の日差し対策。これはとても重要です。植栽で和らげる予定ですがまだ大きな成長をしていませんので人工的にする必要があります。東西面は時間帯で350W/㎡近い熱が入ってきます。それを一定の性能を持ったガラスでやわらげ室内に侵入します。室内側で防ぐ場合、何もしていない場合に比べ3割減ぐらいですが、外部で防ぐと8割も減らせます。※わかりやすく㎡をなくします350Wをガラスとカーテンで防ぐと100Wぐらい室内に侵入します。この熱がエアコンと戦う元となります。350Wをガラスと外側の日よけで防ぐと35Wぐらいまで減らせます。エアコンに少し余裕がでます。曇りだろうと外が暑ければ入ってきますので油断はできません。西日の方が悪そうに感じますが、外気が暑くなる前の東の陽なのか、外気の暖まったあとの西側の陽なのかの違いなのでどちらも一緒。できれば両方防いであげましょう。もう一つ、地面の照り返しも注意しましょう。対策:北のハキダシ窓からの北西の日射がきつく感じるようなので、タープの検討をしていただくことになりました その後見守っていますが、無事解消されました。温度は1℃差程度で安定し、湿度も低い状態を保っています。エアコンの消費電力も昼間ならこれぐらいでしょう。 毎年のように異常な酷暑となり、しっかりした暑さ対策が必要になってきました。箱型の建物の吹き抜けなどで、庇なく窓がついている家を見ますが、いったいどんなことになっているんだろうと想像するだけでぞっとします。エアコン入れてもたぶん日射と輻射熱で室内はぐったりしているでしょう。見た目と性能だけでなく、日射のこともちゃんと考えて家造りすることをおすすめいたします。考えた家づくりをご希望の方はこちらから。30年以上、毎年暑さと戦うのはやめましょう(汗)

DIYで建築参加。
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豊川市で施工中のMさま邸。お施主さまがお休みを利用して少しづつ外壁塗装を進めてくれています。弊社でおすすめしている『DIYでの建築参加』の住まいです。塗装しているのは外壁のスギ板。ウッドロングエコ塗装です。ウッドロングエコは新品のスギの板を経年美化したような美しい色目に変えてくれる完全自然素材の塗料です。人体に害もなく、塗りやすいので一般の方でも扱いやすい材料です。お施主さまから写真を送っていただきました。お子様も家づくりに参加。みーんなで造った住まいはお子様の成長過程でとてもいい思い出になるのではないでしょうか♪毎日「お家出来たかなぁ?」と楽しみにしてくれているそうで、私たちも励みになります。梅雨はどこ?という天気が続きますのでその間に外壁を貼り終われば、足場も解体できます。遠目に見える桜の木を借景に木外壁の落ち着いた佇まいが楽しみです。屋内は石膏ボードの工事と天井板の工事が進んでいます。木視率が高くなるので、包まれた落ち着いた空間に変わっていきます。暑い日が続きますが棟梁、引き続きよろしくお願いいたします。
