COLUMN住まいの情報
2022年8月の記事(10件)
記事一覧へラウンジピット。
up - スタッフブログ
田原市で施工中のAさま邸。断熱気密工事が終わり,下地材の取り付けに入りました。今回の建物は周りの景色があまりよくないため,囲まれて落ち着く空間を意識して設計いたしました。LDK空間は天井の高さに変化がないので単調になりそうですが,床の高さを変えることで変化を持たせました。リビングとしてくつろぐ部分,ラウンジピットといって床が1段掘り下げてあります。段差があることで座れる場所が増えることと,1段下がることでおこもり感がでて落ち着く空間になります。ヨギボーを置くというお話がでてましたのでいろんな使い道ができそうです。LDKの大きさは3間角。5.46m×5.46mという寸法の空間。その真ん中に大黒柱のように丸い柱が設置されています。まだお子様が小さいので,この丸い柱に身長を刻んでもらってもいいかなと思っています。外部は上半分のガルバリウム外壁の工事が終わり,大工さんの木外壁の施工待ちです。建物内を進めていきますので,外観はしばらくそのままになります。

内覧会前の気密測定。
up - スタッフブログ
いつも完成時にやっている気密測定。今日は内覧会を行うMさま邸の気密測定に立ち会ってきました。屋内を負圧にするため,窓から室内空気を排出しますがなるべく小さな窓に設置したほうが養生が簡単なので,場所はだいたい地味な部分になります。基礎断熱の物件ですが,C値0.35という数字でした。現在は建具屋さんに作ってもらっている木製の玄関ドアですが,性能値を求められる世の中になってきましたのでいよいよ,メーカーの木製ドアに変えないといけない時期がきたのかなと思っています。それに変えれば0.3は十分切ってくるかなと感じています。 吹付ウレタン断熱を採用していたころは,簡単に気密が取れるので細かな意識はしていませんでしたが,先々のことを考えグラスウールに変えてからはとても気を遣うようになりました。参加している断熱気密塾を通して当たり前のようにC値0.2が切れるぐらいになっていけるよう,努力しようと思います。でも手間はかけず,施工はなるべく簡単に。数字だけを追って,お金をかけすぎるのは,あまり意味がないと思っています。

絵にかいた餅の怖さ。
up - スタッフブログ
先日,新建ハウジングさん主催,『【住まい環境プランニング・古川繁宏氏に学ぶ】施工で失敗しないHEAT 20・G2/G3実践塾』の第一回目の講義がありました。大工さんたちを呼んで,みんなで机を囲んで勉強会です。初回前半の古川さんの講義では初期結露や施工精度が低いとどんな結露事故が起こるのか,怖い内容ばかりでした。わかりやすく印象的だったのは『シミュレーションは絵にかいた餅』という言葉。いくら計算して,いくら図面を書いても,複雑な施工方法や図面通りにならないこと,現場では頻繁に起こりえます。それを実際はどうしているのか。勉強しなきゃ絶対にわかりません。なんとなくが一番危ないなと感じました。実際の事故事例を見ると,こちらもどうしていくのか,普段は現場で体を動かしている大工さん,電気屋さんと白熱した議論も出来ました。 後半は魚谷さんによる,実際の施工現場での施工性,それから実際に施工してみた工務店さんの話を聞けました。まだまだ知らないこともたくさんあり,また施工をわかりやすく,なるべく単純にどう納めていくのか。充実した4時間の講義でした。本当なら,お疲れ様で飲みながらさらに議論を深めたいところでしたが。。。コロナ禍なので止めておきました。みなさんに見てもらう施工現場,スタートまでじっくりと考えようと思います。

情報過多時代の施工。
up - スタッフブログ
豊橋で施工中のSさま邸。お盆休み前より,基礎工事が始まりました。これまでの基礎断熱では,基礎の上に施工をしていましたが,全国の工務店さんに見ていただく現場として参加させていただいている新建ハウジングさん主催,『【住まい環境プランニング・古川繁宏氏に学ぶ】施工で失敗しないHEAT 20・G2/G3実践塾』での指導により今回より基礎ベースの断熱は基礎の下に施工することにしました。さまざまな勉強会に参加させて頂いたり,書籍を読み込んだり,他社のユーチューブやホームページなども見たり。プロとして17年ぐらいは建築をさせていただいてますが,情報が多いので,プロであっても何が正解なのか常に探しています。そんな中『これだ!』と思う方法を選択し,施工しているのが現状。一般の方が多くの情報を入れすぎて,迷子になるのはとても理解が出来ます。はっきり言って何が正解で何が間違いなのかも,個人の判断でしかありません。そんなこともあって今回の勉強会に参加させていただくことにしました。 ニコハウス設計室として今回の断熱気密のゴールは『結露で住宅寿命を地締める住まいをつくらない,結露で健康を阻害する住まいをつくらない,でも施工はわかりやすく簡単に』結露なんて…と思うかもしれませんが,高気密高断住宅の結露は目に見える部分の話だけではありません。ほとんどが見えない所でのお話です。 見られること,変えていくことは職人さん含め,みんな好きではありません。というか面倒だし,内心嫌だなと…(汗)でもよりよくなるのは結果的にお施主さんも含めたみんながハッピーになります。地域NO.1の設計施工工務店を目指して今日から勉強会がスタートします。

9月の内覧会のお知らせ
up - お知らせ
いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。豊橋市にて施工しましたMさま邸の内覧会の日程が決まりましたのでお知らせします。見通しのいい景色を魅力的に見せることを意識して窓を計画,普段見ている景色が特別な景色に見える工夫をいたしました。日程 9月10日(土)~9月18日(日) ※終了いたしました。時間 10:00~17:00 ※予約対応のみ 1枠1時間 ご予約はこちらから場所 豊橋市老津町 注意 密を避けるため、入室は1組づつ(1枠1時間)、ご予約のみとさせていただきます。 マスクは必ず着用とし、 体調の悪い方はご遠慮下さい。 お引渡し前の住まいですのお施主様への十分な配慮をお願いします。建物の特徴性能:耐震等級3 Ua値 0.31 最終C値 0.35□ 見通しのいい景色を取り込む室内空間□ 景色になじむ杉板木外壁□ お友達の居場所を作る窓際ベンチ□ ごろっと寝転がりたいタタミヌック□ 6畳用エアコン1台の涼しさ体感ご予約はこちらから

小さな住まいのご提案。
up - スタッフブログ
豊橋で建築計画中のTさま。初回のヒアリングをしている中で,たくさんのお友達またお友達のお子さまを呼んでワイワイと過ごしたいという希望がとても印象的でした。20坪ほどの平屋をご希望され,その小さな住まいにどう詰め込んでいくのか。最近の住宅事情ですがウッドショックに始まった建築材料の高沸により,これまでのようには計画しにくくなりました。材料,人件費を落として建築していくのは,限界がありますし,様々なものに支障がでて,いい住まいになるとは思えません。ニコハウス設計室ではそんな中,住み心地よく住んでいただくために,『小さな住まい』を提案し,庭と一体に使え,じぶんちが一番楽しいと思える住まい提供を意識しています。今回のTさまへのご提案はその想いが詰まっています。すぐ南側に背の高い倉庫が建っているため,南側からはひきをとってハイサイドから光を取り入れる計画としました。倉庫が見えないような窓計画とすることで1階からは空の青がきれいに見えるはず。夜には月もみえることでしょう。南側には倉庫の関係で開けないので,北側に雨の日でも食事が楽しめるデッキ空間をご提案。時間に余裕がある際には,ぜひここで食事をしてもらい,特別な時間をすごしていただきたいとの想いです。お隣には親御さんの住む母屋があるのですが,お互いに楽しめる植栽によるほどよい目隠しを考えています。そして最大のポイントは芝生の屋根。ごろんと寝転がり,空を眺めたり,星の観察だってできます。植栽が成長してきたら木登りで庭と芝生屋根を行き来することもできるでしょう。20坪ほどの小さな住まいにもたくさんの『楽しい』が詰め込めます。 せっかく建築を計画するなら『家だけ』を考えるのではなく,敷地全体をとらえ,毎日が楽しくなる工夫をすることをおすすめします。出かけるよりも,家にいることが特別な時間になるかもしれません。楽しい住まいが欲しい方,遠慮なくお声掛けください。ご予約はこちらから。みなさま,充実したお休みをお過ごしください。

地鎮祭を執り行いました。
up - スタッフブログ
前回の地鎮祭は風がなく,申し訳ないぐらいに暑かったので今回はテントを用意していきましたが現場は風がありましたのでテント設置はやめました。まわりはポツポツと住まいが建っている現場ですが,平らな敷地でそれなりの広さもあるため工事がしやすそう。日当たりが良すぎるため,地鎮祭前の草刈はとても大変でした(汗)外構計画はしているので完成時にはきれいになりますが,それまでの間現場作業中は草がなるべくのびないように職人さんたちに車でふんでもらおうと思います。この時期の地鎮祭は空の青がきれいで,やっぱり写真はさわやか。これから基礎工事に入ります。熱中症に気を付けて安全第一で進めてまいります。Sさま地鎮祭おめでとうございます。

内覧会に向けて。
up - スタッフブログ
豊橋で施工中のMさま邸。工事は終盤になり,塗装作業がすすみました。壁は紙クロスの上に,しっくい塗料をローラーで仕上げています。ニコハウス設計室ではとても多い仕上げの方法で,壁の呼吸を妨げず,将来的に汚れた場合でもご自身での塗り替えが簡単に出来ます。元々いただいたイメージは白い空間に色が映えるインテリアを望まれていましたので,様々なものを飾っていくことでご自身の好きな住まいになっていくと思います。 初期ヒアリングの時に,『おしゃれな』というキーワードを伝えられる方がいますが,私の出来る仕事はおしゃれな家をつくることではありません(汗)。私の仕事『住みごこちのいい家』は①住まいと庭を一体としてとらえ,②予算と敷地から可能な建築ボリュームを考え③内外をつなぐ居場所,窓,外観のカタチを整え④プランニング(間取り)した上で⑤空間インテリアのベースとなるデザインをすることだと考えています。この順番は必ず守るようにしています。家だけを考えた場合,④と⑤を一緒に考え,それで終わり。ハウスメーカーも同じくです。庭は最後になります。私も以前はそれが正解なんだと思っていましたが,このやり方はどの敷地条件に建ててもいい家にはならないと考えます。敷地も庭も家も一緒に考えることが大事です。 この住まいの特徴となる『タタミヌック』の壁にはMさまらしいベージュの塗装がされました。こもれる落ち着きのある空間は実際に体感してみないとその良さはわかりません。お盆前には設備などおおむねの取り付け工事が終わり,月末には完成します。養生が取れたら内覧会に向けて写真撮影になります。まだ日程は調整していますがおおむね9月中旬頃の内覧会を予定しています。ご予約はこちらから。完成前でもご案内は可能ですが,出来れば内覧会時の方がいいかな。ご興味ありましたら遠慮なくお声掛けください。よろしくお願いします。

夏季休業のお知らせ
up - お知らせ
いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。下記日程にて夏季休業をとらせていただきます。 夏季休業期間 8月11日 ~ 8月16日 休業期間中にいただいたお問い合わせについては、夏季休業明けにに順次お返事させていただきます。皆さまよろしくお願いします。

地鎮祭を執り行いました。
up - スタッフブログ
豊橋市で建築計画中のSさま。建築許可が無事おり,『深い軒に守られる平屋の住まい』,本日地鎮祭を迎えました。 朝8時半からの地鎮祭でしたので少しは涼しく執り行えるつもりでしたが始まる時間にはもうすでに暑かったです(汗)四方固めで周囲を清めている間,お子様のおもちゃの車も溶けそうなぐらい。緑が多い敷地で,人の視線も感じないので気持ちのいい住まいになることは間違いないのですが暑さにはかないません。見渡す限りの緑。晴天の青い空。写真はとてもさわやかです。いい地鎮祭となりました。Sさま地鎮祭おめでとうございます。また今後もよろしくお願いします。 以下はおまけですがこの建物は業界誌の新建ハウジングさん主催,『【住まい環境プランニング・古川繁宏氏に学ぶ】施工で失敗しないHEAT 20・G2/G3実践塾』で全国の工務店さんとの勉強の場としても使わせていただきます。世の中の流行に乗って断熱性能を上げただけでは,それに対するリスク管理が出来ていない建物になりかえって住まいの寿命を縮めることにもなりかねません。悪さの原因は高気密化による結露が主になるのですが,その怖さは徹底的に丁寧な施工で回避することが出来ます。これまでの建物も丁寧な施工をしてきましたが,それ以上によりよい施工をしていくために手を上げさせていただきました。また同業者に見ていただくことで私を含め,かかわる職人さんたちの意識も変わります。地域NO.1の設計施工工務店となるよう今後も頑張っていきます。一般の方の現場内覧はいつでも可能ですのでご興味あればお声掛けください。お問合せはこちらから事務所から歩いていけますので,ご安心ください。
