COLUMN住まいの情報
2021年7月の記事(8件)
記事一覧へコンパクトな住まいの上棟式。
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台風が心配された先日,田原市で施工中のFさま邸の上棟作業をさせていただきました。この建物は30坪ちょっとのとてもコンパクトな住まいなのですが,周辺建物が先に計画されていたので,それをふまえ日当たりや視線など敷地条件を考えた設計になっています。大きさに合わせ構造もとてもシンプルに。2階の柱は,外周面以外では真ん中の3本のみが屋根荷重を支えるというがらんどう空間。無理をしていない構造のため,梁も無駄に太くなることなく,建物が軽くなります。15時前には一重目の屋根防水が完成し,二重目の通気垂木が並びました。先日の上棟の記事にも書きましたが,この二重構造を見ると,私自身,雨に対する安心感が半端ないです。雨や湿気によって野地板が黒くなることもおそらくないでしょう。とてもシンプルな軒なしの形状の本体に,外断熱を施工した後,中間領域となる下屋デッキスペースをこの敷地の一等地に作ります。17時過ぎには無事,上棟式が出来ました。Fさまおめでとうごいざます。それからスイカにメロンもありがとうございます。果物好きなのでとてもうれしいです♪暑い中ですが,今後も安全第一で頑張りますので引き続きよろしくお願いします。

8月の内覧会のお知らせ
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。 田原市赤羽根町にて施工させていただいているHさま邸の内覧会の日程が決まりましたのでお知らせします。日程 8月 28日(土)~9月5日(日)時間 10:00~17:00 ご予約はこちらから場所 田原市赤羽根町 ※ 終了いたしました 注意 密を避けるため、入室は1組づつ(1枠1時間)、ご予約のみとさせていただきます。 マスクは必ず着用とし、 体調の悪い方はご遠慮下さい。 お引渡し前の住まいですのでお施主さまへの配慮をお願いします。建物の特徴単世帯家族 約37坪の住まい 性能:耐震等級3 Ua値 0.36 C値 0.4 □ 軒のないガルバリウムと木板張りの外観□ 陽の入り方,風の抜け方に配慮した窓配置□ 高気密,高断熱の住まい,6畳用エアコン1台の夏体感ご予約はこちらからみなさまご参考になさってください。

夏季休業のお知らせ
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。下記の期間を夏季休業日とさせていただきます。 8月11日(水) ~ 8月17日(火)8月18日より通常営業いたします。 休業期間中にいただいたお問い合わせについては、営業開始日以降に順次お返事させていただきます。皆さまよろしくお願いします。

梅雨明けの上棟。
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内覧会ですがオリンピックの影響か,いつもよりは時間に余裕がございます。6畳用のエアコン1台で会場は涼しくなっていますので,オリンピック観戦の合間にぜひいらしてください。高断熱高気密住宅(Ua値0.36 C値0.4)のエアコン1台での体感は明日まで出来ます。みなさまよろしくお願いします。 梅雨明けの先日,田原市で施工中のSさま邸で上棟作業が行われました。行くたびに思いますが,山の望める景色は雄大でとてもいい場所だと感じます。平屋なので2階建てと比べて屋根が大きい。梅雨明け初日ということで暑さに慣れているわけでないのでとてつもなく大変な作業です。ちょっと秘密な部分でもあるのですが,ニコハウス設計室では屋根を二重にかけますので,一般的な住まいに比べ屋根の手間が倍かかっています。一度垂木をながして,野地板を貼って,その上にちょっと高級な透湿性のあるルーフィングを貼って,またさらにその上に野地板を貼って屋根を作ります。このやり方にする理由は,ルーフィング,防水紙で一度すっぽり家をくるんだ上に通気層を作り,その上に防水層をまた作るということで万が一の漏水の際にも室内側に影響がでることが限りなくゼロに近いから。手間と費用はかかりますが,30年以上住むことを考えると防水性能部分でのこれまでの『普通』では私自身が心配なので。軒なしの家は雨漏りが心配…なんてよく言われますが,このやり方だとまったく問題ありません。あちこち上棟して屋根を作っている姿を見ますがこのやり方は地域的に見てたぶん,うちだけだと思います♪上棟式も無事終わり,お盆休みまでに防水戸締りまで進む予定です。安全第一で,熱中症にも十分注意して,作業進めてまいります。Sさま,おめでとうございました。

住宅設計の学びを深める。
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よりよい提案がみなさんに出来るよう日々の学びはかかせません。その日々の学びのおかげで今の提案ができています。性能面(断熱,気密や耐震)については,地域でもけっこう上の方だと思います。その上で地域の方から『あの家,なんか雰囲気がいいな』って思ってもらえることが住まい手に取っても住み心地のいい自慢できる家につながるのではないかと思っています。そのための学びとして昨年から『飯塚 豊さんの工務店設計塾』に参加しています。今回は特別講師の関本 竜太さんにも教えていただいてます。1か月に1回 2日間を合計6回 ,座学があり,設計課題に取り組み,2人の先生から講評をうけるというもの。 今回が2期目ということでぎゅっと詰まった時間の使い方は少し慣れてきました。たった半年間ですが自分自身でも肌で感じられるぐらい劇的にうまくなっているなと実感します。プランって簡単に出来そうって思われている方も一般の方にはたくさんいらっしゃいますが,いいものを作るとなるととても難しい。でも先生方のおかげで提案力がぐーーーーんと伸びています。前回の第二課題では『飯塚賞』をいただけました。これをおよそ3時間で仕上げますが,プランのタッチも最初のころと比べるとものすごくよくなったなと思います。また設計塾で学んだ,『中廊下を作らないこと』『中間領域を作ること』『ひとの落ち着くたまり空間を作ること』『構造は単純に』『地域とのつながり』などなどまだまだたくさんありますがどれもかならず折り込み,そして絶対に『楽しいプランであること』を実践できてきたと思います。前回の第三回目がこちらもっともっと上手になれるよう残りの三回の講義もしっかりと体に覚えさせます。30社参加されていますが,他の方々の上手なプランを見て,刺激を受けて,ほんとうにいい時間を過ごしているなと思います。この学びがこれからのお客さんへの提案に生かされますので,みなさん楽しみにしてください♪

リノベモデルの状況。
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梅雨が明けてすごい暑さになってますね。みなさん,熱中症には十分注意して必要以上に休憩しましょう。 ずーっと前から工事しているリノベモデルもいよいよ佳境に入ってきました。古民家の再生なので全体を明るく作るというよりはメリハリのある明暗のある空間にしようと決めて進めてきました。光が入った際の天井や壁の反射だったり,またその光の線がきれいにみえるようにだったり。だからしっくいの下地となる紙クロスを貼ってもそんなに劇的に明るくなったりしません。大工んさんの工事が終わり,明日からは左官屋さんがキッチンタイルと壁の漆喰塗りの工事を進めていきます。たくさんの漆喰が階段のそばでスタンバイしています。設計塾で学んだ,『白を使わない』上質な空間とするため,壁のしっくいはグレーっぽい色でラフな木鏝で仕上げます。その方が壁自体の陰影がでて,より深みのある仕上がりになるから。よくある新築の仕上がりとは対極になるような味のある仕上がり。足場が外れて吹き抜けからの光が入るととてもいい空間になるはず。9月末ぐらいにはみなさんにお見せできるよう,来月中には仕上げます。

大きな家の気密測定。
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今週末から駒形町の建物で内覧会がございます。まだ空きがございますので,ご興味あればぜひご予約ください。内覧会予約はこちらから。 その内覧会をする住まいですが住まいがコの字でなおかつ60坪近い大きさなので気密数値がどうかなーと心配をしていました。内覧会前には知りたいと思って本日気密測定に立ち会ってきました。ちょっと別の用事もあって時間がなかったので,あちこちの養生テープ張りを手伝ってきました(汗)気積(建物の体積)が大きいので負圧にするまでにもちょっと時間がかかりました。外の風が強く,何度かエラーが出てしまい,ちょっと焦りましたが無事終了。C値は0.4でした。建物が大きいので心配はしていましたが,いい数字がでました。気密測定した際には,よりよくするための原因を探ります。木なのでしょうがないかなと思っている制作木製建具の玄関がC値0.2ぐらい足を引っ張ているなという感覚があります。数字だけを追っていくのなら既製品にしてしまえばいいのですが,それはどうなんだろう…。私は表情豊かな木製建具の方がいいなと思っています。どうしてもといわれたら既製品にしますが,私個人は嫌々となります(笑)。 このぐらいであればそれなりにいい性能だと思いますので,ご興味あればぜひ内覧会にお越しください。当日はたぶん6畳用エアコンのスイッチを1台だけ入れてお迎えいたします。どのぐらいの肌間隔なのかも実体験に勝るものはありません。ご来場お待ちしています。内覧会の詳細はこちらから。よろしくお願いします。

建物ごとの基礎配筋。
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基礎工事が2件進んでいまして,それぞれ基礎配筋の検査が終わりました。ニコハウス設計室では基礎の配筋を許容応力度計算によって決めています。標準となる基礎形状の配筋をもとに入力し,NGとなった部分の配筋を変更したり,その配筋のピッチを変更します。標準としてベースと呼ばれるべた基礎の平らな部分の配筋は13㎜の鉄筋を20cmピッチでタテヨコに配置します。あちこちで基礎配筋を気にして見ることがありますがほとんどの会社はこの仕様のように思います。この配筋で許容応力度計算がOKとなることはもちろんあります。でもNGとなることももちろんあって,その場合は基礎の梁(立ち上がり部分)を細かくしてベース部分の地反力を受ける面積を細かくする方法と,ベース部分の配筋ピッチを細かくする方法があります。今回検査を行った2つの物件でもこのベースの配筋ピッチはそれぞれ違います。2枚の写真は同じ物件ですが場所によって配筋のピッチが変わります。私自身も建築をやりだした頃は基礎配筋のピッチが一定なことに疑問を持ちませんでしたが,今は同じなことに気持ち悪さを感じます(汗)建築は基礎から作っていきますが,構造計算は屋根→梁→壁,柱→基礎という順番に行います。理由は単純で荷重は上から掛かるから。基礎図だけ先に作るなんて言うのは出来るはずがないんですね。あと標準だけで作っているのもちょっと疑問を感じます。でもそれが世の中の”普通”だったりします。許容応力度計算による耐震等級3を目指すには写真のようにたくさんの検討項目のOKを出す必要性があります。こうやってOKが並ぶと私としても安心して提案が出来ます。その上で,制振ダンパーを専門の方に配置していただき,耐震対策としています。地震が起こってしまうのは困りますが,いざというときに引き続き住めるよう配慮してご提案しています。安心した家に住みたいなら,”標準”で造っていない家の方が”安心”だと思います。オリンピックとだだ被りの今月末には内覧会がございます。ご興味あればぜひいらしてください。ご予約はこちらから。世の中の住まいが全て”いい住まい”となることを願っています。
