COLUMN住まいの情報

2022年7月の記事(6件)

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快晴の上棟作業。

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田原市で施工中のAさま邸。先日上棟作業をさせていただきました。3日前までの天気予報では午前中の雨がとても怪しく,ちょっとドキドキしていましたが,朝から無事晴れてくれたそうです。私は勉強のため出張で立ち会えませんでした(涙)。朝8時過ぎより作業開始。登り梁がずらっと並ぶ姿はリズミカルで力強さもあり個人的に大好きです。1重目の厚物合板を張り,屋根面の水平剛性をとっています。この上にネオマフォームを敷きならべ外断熱とします。その上に通気層をとり,二重目の屋根合板を貼って完了です。私が何か出来るわけではないのですが電話がかかってくることもなく,作業はスムーズに終わりました。次の日,足早に現場に向かい,出来具合を確認してきました。Aさま上棟おめでとうございます。これからお盆休みまでに外回りを囲う工事を進めていきます。引き続きよろしくお願いします。

電気配線の打ち合わせ。

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田原市で施工中のKさま邸。先日現場にて,電気配線の打ち合わせをさせていただきました。暑い日でしたが,屋根上の外断熱のおかげで,気持ちのいい風が通り抜け,もしかしたらエアコンなしでもすごせないかなと思いました。現場ではスイッチの位置,コンセントの位置,照明器具の付く位置などを確認していただきながら進めます。打ち合わせが順調に進むとだいたい1時間ほどになります。Kさまはお任せをいただける部分も多く,1時間かからず終了いたしました。この敷地,北側に森が広がるので,私的には南側の部屋よりも北側の部屋の方がいいなあと思います。森を抜けて入ってくる風がとても気持ちがいい。窓から見える緑は,普段から見ていると何も感じないかもしれませんが,たまに見る私はその景色に癒されます。家との間に国道はあるものの,朝であれば鳥のさえずりが聞こえるでしょう。2階のコーナー窓からの景色が,この住まいのポイントの1つになります。雨が降る前に外壁下地となる外断熱を施工し,その後内側の断熱工事へと進みます。

換気の方法を湿度中心に考える

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住宅の室内環境において温熱の環境と同じくらい大切なことが換気の方法です。ニコハウス設計室では2022年現在,第一種熱交換換気をおすすめしています。(以前は第三種換気をすすめていました(汗)先日,新住協の勉強会にてパナソニックエコシステムズ㈱さんに行ってきましたので,第一種換気を選んでいる理由を含めて『湿度』の観点からお伝えします。 建築基準法上,室内の空気は1時間に0.5回交換されなくてはいけません。30坪ぐらいの家だとざっくり300立米ぐらいの気積(体積)があります。0.5回となるとその半分の150立米が外気と交換されている計算になります。150立米というとよくあるレンジフードの弱運転ぐらいを家のあちこちでしましょうということです。 よく使われる方法として第一種換気 (機械給排気)と第三種換気(自然給気と機械排気)があります。先に第三種換気ですが外気そのままを取り込みますので湿度も外気そのままのものが入ってきます。例えば梅雨の時期 天候が雨だった場合,第三種換気では1時間に3.1kgの水分が入ってきます。ペットボトル2本分です。これを第一種換気の全熱交換に変えると,温度と合わせて湿度のやり取りが『熱交換素子』という部分で起こります。(しくみは文章では伝えずらいので興味あれば直接話します)その効果により室内に入る水分は1.9kgまで減ります。ペットボトル1本ちょっとです。1日に換算すると28.8kg ペットボトル19本分の差です。大きめの除湿器の能力が1日20リットルとかなので,第一種の熱交換を入れただけでもそれと同じぐらいの効果があるということです。パナソニックエコシステムズさんの体感ルームでの写真ですが 第三種換気の場合赤く囲った湿度が65.3%を示しています。27℃設定のエアコンのある室内に入りましたが,涼しい感じはなく蒸し蒸しした暑さを感じました。25℃設定ぐらいにしないと気持ちよさは感じないでしょう。 第一種熱交換換気の場合赤く囲った部分,湿度が39%を示しています。同じく27℃設定のエアコンの室内ですがこちらはさらっとしていて涼しさを感じます。27℃設定でも十分に過ごせます。 冬はどうなるかというと…ざっくりですが第三種換気で室内湿度30%台,全熱交換の採用で室内湿度45~50%となり,ウイルス対策にもなります。湿度の面だけみてもとても大きな差があります。 この差をどう考えるのか?換気の方法の選択に有効にお使いください。換気の方法はこれ以外に『温度』『消費電力(暖冷房機器にあたえる効果の違い含む)』『メンテナンス』の差があります。全てを書くととても長くなるので今回は『湿度』についてをものすごく端折って書きました。興味があればお伝えしますので遠慮なくお声掛けください。長く(汗)なりますので覚悟してください。(笑)ご予約はこちらから。みなさま,よろしくお願いします。

基礎工事が進んでます。

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田原市で施工がはじまりましたAさま邸。基礎工事が進んでます。今回の物件は隣地に建物が迫っていて,そこまで抜けのある部分もないため『閉じる住まい』として計画させていただきました。シンプルな形状の切妻屋根。そこから周りの景色を感じず,空を意識できるような窓配置としています。基礎は地中梁方式を採用し,基礎断熱とし,床下エアコンの暖気が隅々までいきわたるように計画しています。基礎コンクリートを打ち,養生期間を終えたらいよいよ大工さんの登場です。7月下旬の上棟を目指し,工事は順調です。暑いので十分な休憩をとりながら,現場は動いています。

大工工事終了。

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豊橋市で工事中のMさま邸。大工さんの工事が終了いたしました。『景色を取り込む住まい』と題して計画させていただきましたが,水平窓から望む景色は特別な感覚を持ちます。やわらかな光が壁に反射する感じもとても好きです。伸びやかな空間となるように家の端から端までを見通せるプランになっています。コーナーに集中した窓とそれをぐるりと囲むベンチは家族それぞれの居場所を作る上でとても重要です。またこだわった畳ヌックも解体家屋から残した障子を使い,居心地がとてもよさそうなこもり空間になりそうです。完成に向けて,これから塗装工事へと入ります。塗装が終わると紙クロスが張られ,ドイツ漆喰のローラー仕上げで塗装し完成します。外観,内観ともに見どころがたくさんある住まいになりそうです。9月中旬頃には完成内覧会を予定しています。その前でも工事中の現場案内は可能です。みなさま,遠慮なくお声掛けください。内覧予約はこちらから。

高低差のある敷地のご提案。

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台風シーズンが来てしまいました。雨養生と足場シート養生に悩みを抱える日々が続きます(汗)。 豊橋で建築計画中のHさま。先日初回提案をさせていただきました。今回の敷地は『がけ条例』にかかる敷地。2m以上の高低差があります。そのため,造成に大きな費用がかかってしまいます。その予算を見越しながらプランを提案させていただきました。予算の関係上25坪前後の提案を目指しました。普通に作ってしまうととても無理な坪数ですが,廊下にしかならないような無駄なスペースを極力なくし,コンパクトにまとめました。がけ条例のため隣地からは高低差の2倍離さなくてはいけません。その部分を有効に使わないと無駄なスペースがうまれます。家庭菜園も要望にありましたので『おもての庭』と『うらの庭』をご提案。庭といっても日が当たらないと使い道がなくなってしまうので,大屋根形状とし,北側へも日を落とす計画としました。コンパクトでも南北の抜けがあり広がりを感じるプラン。高台なので気持ちのいい庭の使い方が出来そうです♪Hさま引き続きよろしくお願いします。