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記事一覧(841件)
三河湾を望む高台の家|土地の個性を活かす設計
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。弊社は8月9日(日)~8月16日(日)まで夏季休業とさせていただきます。期間中のお問合せは夏季休業明けにお返事させていただきますのでよろしくお願いいたします。 蒲郡市で建築計画中のMさま邸。先日、地鎮祭を執り行いました。Mさまはご自身の暮らしのイメージを明確にお持ちの方で、土地購入前の段階からご相談いただいていました。その中でも特に強かった想いが、「景色の中で暮らしたい」ということ。一般的な分譲地から選ぶというよりも、土地選びの段階から建築する側の提案力も必要になってくる暮らし方です。そんな中でご相談いただいたのが、道路との高低差が約6mある敷地でした。一見すると難しそうな土地ですが、その先には三河湾を一望できる絶景が広がっています。
地盤調査で大切なのは「補強しないこと」ではありません|建築士が考える本当の判断基準
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊川で施工が始まりましたTさま邸。地盤調査結果が思わしくなかったため地盤補強工事を最初に行いました。弊社は一般的なSWS試験(スクリューウエイト貫入試験)にて地盤調査を行っています。いくつかある地盤調査の方法の中で木造住宅に一番適しているため、他社さんでも採用率の多い調査方法です。どのあたりが木造にふさわしいかというと地盤の支持力だけでなく、沈下や傾きまで検討できるからです。それ以外で代表的なものだと表面派探査試験(レイリー波試験)やボーリング調査というものがありますが、この2つの工法は支持力は測定できますが沈下や傾きの検討を行えません。以前聞いた話ですが、表面波探査系の会社の営業トークで『地盤改良がでにくい調査です』というのを聞いたことがありますが、それは少しずれた話になります。確かに地面の中の話なのでコストを抑えるためにできれば地盤補強なしでと思うのはみなさん当然です。でも弱い地盤なのになんとか地盤補強をなくして建てましょうでは本来の目的を見失ってしまいます。地盤調査などのデータを確認し、その部分に不安があるのならその旨をしっかりお施主さまに説明し、そのうえで適切な工法をとるのがプロの仕事になります。
リノベーションの前に考えてほしい|「あと何年住みますか?」という質問
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。東京ビッグサイトで行われていたリノベ工務店サミット2026に参加してきました。これまでは参加者として話を聞く立場でしたが、今回はYKK APさんからお声がけをいただき、初めて登壇させていただきました。『先駆者と考える!いまを乗り切る性能向上リノベ戦略』で約90分間の枠。
気密測定は完成時が本当の性能|施工途中ではなく完成後に測る理由
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。高気密住宅では「気密測定」が当たり前になってきました。しかし、その測定をいつ行うのかについては、会社によって考え方が異なります。豊橋市で施工中のWさま邸では、完成時の気密測定を行いました。一般的には、気密測定は施工途中に行われることが多くあります。なぜ施工途中にやるかというと① 測定結果を見ながら悪い部分を補填できる② 再度測定する①と②を繰り返し行えるため、よりよい数字を目指す場合に、施工中の気密測定はとても有効になります。でも弊社は完成時のみに気密測定を行っています。それは実際に住める状態で行った方が実態に近いだろうという考えからです。では中間時に何もしていないかというとそんなことはなくて、社内で漏気があるかのチェックを行っています。
階段の位置で家は変わる|後悔しない間取りの3つの設計ポイント
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊田市で建築中のKさま邸。大工さんの工事は中盤にさしかかり、階段を工事中です。間取りの相談を受ける中で、意外と見落とされているのが「階段の位置」です。階段は2階へ上がるためのものと思われがちですが、実は家全体の使い勝手や広さ、居心地まで左右する重要な要素です。弊社が階段を計画する位置として注意している点は① できるだけ登り切った先が2階の中央になるようにする② 1階から上る位置は玄関ホール付近にする③ 階段だけの用途にならないよう居場所や視線の抜けにも寄与するものとする。私たちが特に大切にしているのは、この3つです。どうしてそのように計画するのかということをご説明します。
家づくりにAIを活用|完成イメージを共有する新しい打ち合わせ
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。蒲郡市で建築計画中のMさま邸。高台の敷地に三河湾を望む、絶景の住まいを計画していますが現在実施設計が終了し、見積をまとめている最終段階です。設計監理という仕事には3段階ございます。① 基本設計② 実施設計③ 現場管理一般的なメーカーさんや工務店さんだとこれらを分けて仕事をしていないように思いますが、実際はこの3本柱で成り立っています。何をしているのかというと①基本設計とは要望をお聞きし、計画地でのプランをまとめる作業。建築法規に適合させ、現地の近隣状況を確認した上で、要望に合わせて計画をいたします。この部分は住宅会社によって進め方はさまざまですが要望を聞いてその敷地に入る規格化されたプランをベースに提案されるケースもあります。プランがまとまっても、私はすぐにはご提案しません。日を改めて本当にこれが最適解なのかを何度も見直します。そのため、基本設計には約1か月のお時間をいただいています。だからこそ①基本設計には時間をいただいています。 蒲郡のMさま邸はこの段階は終了し、見積と実施設計を進めていますが室内のイメージについてAIのいい使い方をされていますのでみなさまに紹介いたします。
性能向上リノベスタイルブック vol.4/ 新建新聞社に掲載されました
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リノベアワード2025で弊社が受賞した2物件『次世代へ繋ぐゆとりの住まい 優秀賞』『想いを継ぐ安心の住まい ゾーン断熱賞』の2物件が掲載されています。表面的なリフォームでなく根本的な住み心地改善をお考えの方に参考になる書籍です。建物を次世代に残す可能性のある方はぜひご一読ください。
35坪ではなく25坪へ|要望はそのまま、1000万円差が生まれる設計とは
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。完成が近づいてきたWさま邸。みなさんが大好きな平屋の住まい。4人家族がそれぞれゆったり過ごせる25坪ほどの建物です。今回の住まいには要望として『家族それぞれで使える個別ロッカーのようなファミリークローゼット』というものがありました。それ以外にも要望の多い、土間収納やパントリーなども備えています。「そこまで要望を詰め込むと、リビングが狭くなるのでは?」そう思われる方も多いかもしれません。しかし、リビングには十分なゆとりがあります。むしろ、もう少しコンパクトでもいいと思えるほどです。
耐震等級3の落とし穴①|許容応力度計算でないと評価できない3つの設計
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。この住まいの情報では家を建てるすべての方に有益になるようにという思いで、一般の方にわかりやすく情報発信をしています。住まいを考えている方はぜひご参考になさってください。本日のテーマは『許容応力度計算をしていない物件でやってはいけないこと』をお伝えします。近年は耐震等級3が当たり前になりましたが、どのような計算で耐震等級3を取得しているかまで説明されることはほとんどありません。そのため、同じ耐震等級3でも設計上注意すべきポイントが見落とされているケースがあります。構造に詳しい設計士からすると設計内容や上棟時の写真を見ると、構造計画の考え方はある程度わかります。 その代表例が、『許容応力度計算を行っていない建物では採用すべきでない設計』です。もし構造計算を行う前から次のような内容が計画に盛り込まれていたら、一度立ち止まって確認することをおすすめします。① 勾配天井 (一部の屋根の高さが違うような計画)② 太陽光パネルの設置③ 2階建ての場合、1に柱がないのに2階床梁にある耐力壁
高気密住宅の天敵は「水分」|夏の現場で大切にしている品質管理
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。もうすぐ梅雨明けということで毎日暑くて大変ですが、弊社の物件は外断熱のため比較的家の中は涼しく作業ができます。それでもこれからもっと暑くなってきますので、現場へのエアコン導入をしていくことにしました。設置のタイミングがなかなか難しいのですが、高気密な家であればエアコン1台を入れて、冷やしておけばこれまでの現場とはぜんぜん違うはず。またこの時期に建築する家の悩みとなる含有湿度も冷房エアコンをつけることで少しづつ取り除くことができるでしょう。職人さんにとっても、施工中の家にとってもいい影響を与えるエアコン設置。手間なく涼しくしたいからと、水を入れて使うスポットクーラーだと内部湿度が高くなりかえってムシムシしますし、家にとってもよくないため、現場の方々要注意ですよ! 豊田で施工中のKさま邸。梅雨の影響をほとんど受けることなく防水工事まで完了いたしました。
南道路なら安心?実は気をつけたい間取りの落とし穴
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で建築計画中のOさま邸。南道路54坪の優等生敷地のプラン提案をさせていただきました。ご要望は平屋の住まいになりますが南側道路の優等生敷地の場合私が何を考えて設計しているのか?設計士の方にもとても勉強になる内容だと思います。計画敷地を確認にいった際に最初にやることはできるだけ敷地を俯瞰してみることです。とにかく遠くまで視線が抜けていく場所はどこなのか?さらには将来にわたってその視線を邪魔をするものは現れないのか?(建て替えなど)これを考えるだけで出来上がった際の空間の広がり方はまったく違ってきます。少しデフォルメをして書くと今回の敷地は以下のような所見でした。
40坪の家が20坪台で十分になった理由|暮らし方は大きく変わりました
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。直近での弊社への設計依頼の物件は5割超えくらいで平屋になっています。平屋要望が多い反面、現在の物価高騰で一般的なプランをしていくと、とても高価な物件が完成します。予算に余裕があるかたはいいのですが、すべての方がそういうわけにはいきません。なぜ平屋が高いのかということをおさらいしておくと① 基礎の面積が2階建てでの同じ面積の家の2倍② 屋根の面積も同じく2倍というのが理由になります。ここからは私の現在の考え方になりますが、平成初期のころ、まさに私が青春を謳歌した時代の親たちが建築した建物は40坪前後ぐらいの大きさが主流でした。なぜならリビングでみんなでテレビを見る生活だけでなく、個室にこもり、彼氏彼女と長電話をしたり、TVをみたりと個室時間が多かった。その部分の変化がとても大きく、今はみんなスマホやタブレットを見ています。リビングに集まっていたとしても、スマホを片時も話さずTVはバックミュージック程度。みたい番組はネット配信で補えますし、個室のTVの必要性はまったくもってなくなりました。そうなると個室の大きさは当時よりも小さくていいのは必然でしょう。またまだ法事を自宅でやっていた時代のため、2間続きの和室、大きめの仏間など誰も使っていないけど必ず作っていた部屋が存在します。そんな仏間などは現代ではリビングの一角に小さな仏壇を置くスタイルへと変化しました。この変化で必要な面積は5坪~9坪ほど減りました。