住んでからが本当のお付き合い|3か月点検と5年点検で感じたこと
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
先週のアフターサポートは2件。3か月点検と5年点検にお伺いしてきました。
弊社では、お引き渡し後3か月、1年、2年、5年、10年のタイミングで定期点検をご案内しています。
不具合がないかを確認するのはもちろんですが、その時々の暮らし方やメンテナンスについてお話しすることも大切な点検の一つです。
1件目は豊橋市で施工をさせていただいたちょうど暮らしの平屋vol2のSさま邸。
夏の日差し、それから秋になり太陽高度が下がってきた頃の日射遮蔽として、みなさんにタープやすだれをかけていただくことをお願いしています。
庇などで日射を遮りすぎてしまうと、春先の3月頃など、まだ暖かな日差しを室内に取り入れたい時期にも太陽の熱を取り込みにくくなってしまうからです。


予定の場所にちゃんとすだれをかけていただいていて、住まい手としても完璧なSさま。
すだれは外部から見た時と内部から見た時の表情が少し違います。
外の方が明るいので、日射を遮りながらもほんのり外の景色が見えるところに風情を感じます。
風で揺れるという点も視覚的に変化がでて私はとてもおすすめ。
庭を愉しむためのガーデンテーブルが増えていたのは、とてもうれしいことです。
夕涼みなどできる日でしたら、外で食事をするのも楽しいですね。


3か月点検では初期不良などがないかを確認するとともに、実際に暮らしてみて分かったことをお聞きしながら、住み方のアドバイスもしています。
初期不良としては、パントリーの両開き戸の扉を少し調整した程度で終わりました。また床と壁のDIY補修の方法をお伝えさせていただきました。
住み方として、この住まいでは個室へどのように冷気を届けるかがポイントになります。
夏用の小屋裏エアコンの風圧を利用して、個室に冷気を届ける方法ですが、これがとてもうまくいっていてSさま自身も寝苦しいことは一切なく朝までぐっすり眠れるとのことでした。
空調計画のお伝えをし、それを実践いただいている点もとてもありがたいなと思いました。
Sさま次回は1年点検になります。まだまだ暑い日が続きますが、植栽の水やりをこまめにしながら、快適な夏をお過ごしください。


そしてもう一件は、築5年を迎えた住まいです。
同じく豊橋市で施工をさせていただきましたKさま邸。5年点検になります。
Kさま邸は2世帯で約60坪の建物でニコハウス設計室ではこれより大きい建物はいまだに現れません。
コの字の建物ですが、親世帯側と子世帯側が庭を介してそれぞれ南北に分かれているちょうどいい二世帯。
当時はまだウッドショック前でしたので、当時の価格を見ると本当にいい時期に建てられたなと思いました。
5年経ち今回ご指摘いただいた部分として
□ドアノブのゆるみ
□トイレ紙巻き器の取り付け部分のゆるみ
どうしても使っていると負荷がかかってしまう部分なので仕方ありません。今後緩んだ際にも手直しできるよう説明させていただきました。
相談として玄関ドア(木製)の塗装のことや室内壁のDIY手直し方法など。
もちろんプロを呼んで直すこともできますが、住んでいる方がまずはDIYでチャレンジしてみることも大切だと考えています。
まずはできる範囲で自分たちでやってみる。
それでも難しければプロにお願いする。
自分たちで少しずつ手入れをしていくことで、住まいへの愛着もわき、メンテナンスコストを抑えることにもつながります。
Kさま、5年点検ありがとうございました。次回は10年点検になります。
これまで通り何かあれば、遠慮なく相談ください。引き続きよろしくお願いいたします。
3か月の住まいも、5年経った住まいも、完成した時がゴールではありません。
住みながら少しずつ手を入れ、その家に合った暮らし方を見つけていく。
そんなお手伝いも工務店の大切な仕事だと思っています。