庭木も住まいも手をかけて育てる|植栽のメンテナンス
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
お盆休みより前の内容ですが引き渡し済みのお施主さまから植栽の状況の写真をいただきました。
春先から夏にかけては、庭木に虫がついたり、葉や幹に異変が出たりすることがあります。
今回は実際にお施主さまからいただいたご相談をもとに、「植栽の観察と保護」についてお伝えいたします。
弊社でもよく植えさせていただくジューンベリーに写真のようなコブができていて心配という内容でした。


私は設計の仕事をする以前に、数年間、造園屋さんで修行していた経験があります。
その経験もあり、建物だけでなく庭や植栽についてもよくご相談をいただきます。
剪定もお手の物なので、アドバイスもよくさせていただきます。
写真を確認したところ、カイガラムシによるものではないかと考え、まずはコブ状になった部分を取り除いて様子を見ていただくことにしました。
部分的に樹皮を傷めることになりますのでトップジンペーストMという薬剤を塗布していただきました。
私が造園屋さんの時には頻繁に登場した薬剤で、伐採した切断面などの保護に役立ちます。

コブを取り除いていただいた部分はそれほど心配のない状態でしたが、念のため薬剤を塗布していただきました。
これらの写真はすべてお施主さまからいただいたものですが、植えさせていただいた樹木を大切に育てられていてうれしく思います。
素材などの提案の際に、
『手入れのいらない材料はありません。少しでも手をかけてあげると素材は活き活きしますよ』
とお伝えさせていただきますが、庭での活動を楽しんでいただいているのがとてもうれしい。


お施主さま自身でコブを取り除き、薬剤塗布の写真もいただきました。
Eさま完璧なお仕事でした。
何かあった際にプロに依頼し動いてもらうのは簡単ですが、ご自身の住まいだからこそできるだけDIYにて手を加える。
そういったことも弊社では大切にしています。
だからこそ、できるだけプロでなければ手を入れられないような素材は使わない。
昔から使われてきた素材を選び、自分たちでできることはDIYで手を入れる。それでも難しければプロにお願いする。
そんなふうに少しずつ手をかけることで、住まいへの愛着も増していくのだと思います。
夏の時期はとにかく水やりも大変です。
特に植え付け初年度の夏は、まだ十分に根が張っていないため水切れに注意が必要です。
土の状態を確認しながら、朝夕などの涼しい時間帯にたっぷりと水をあげてください。
かわいがってあげると樹木も応えてくれます。
Eさま写真提供ありがとうございました。
引き続き大切に見守っていただき、家族とともに住まいを育ててください。