田原市 平屋のご提案

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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。

田原市で新築計画中のWさま邸。

敷地調査を終え、先日計画案の提案をさせていただきました。

 

私が敷地調査をして、計画を考える際に一番大事にしていることは周辺環境をどう取り込んで、どう排除するのか?

計画敷地だけを見て計画することはなく、その敷地に立った時に、見えて気持ちのいい景色とそうでない景色が必ずあります。

見えていい景色といえば

① 遠くまで見通せ視線が抜ける場所(距離感がでて広がりを感じます)

② 森や近所の庭などの自然 (計画建物の窓から見えると借景できます)

③ 計画敷地内で景色が作れる場所(庭先など植栽などで近景を作れる場所)

これらを活かすには敷地だけでなく、敷地の周りの土地や道路、さらに先の環境をぐるっと確認する必要があります。

逆に見たくない景色といえば

① お隣の建物(景色に対して違和感のある素材は見えないように)

② 建物以外の人工物(電柱など景色としてきれいでないもの)

③ 自宅の車(車好き以外は見える必要なし、旅館に泊まって部屋の目の前が駐車場は嫌ですね…。)

④ 洗濯物(アパート住まいは当たり前ですが戸建て新築ですよ…)

⑤ 道路からの視線(カーテンあけられません)

まだあるかもしれませんが代表的な見えない方がいいもの。

こうしたものが自宅の窓から見えてしまっている代表的な建物がハウスメーカーが作る建物。

私は敷地に合わせた計画案を時間をかけて作りますので、このようなことは可能な限りすべて排除します。

そのうえで私が強く意識していることは景色に対して距離感をもつこと。

雄大な景色であるほど、建物の中から窓までの距離をできるだけ多くとります。

南側にリビング…みたいなことでなく南の窓から距離をとった北側にリビング…なんてことをします。

なぜか。

映画館で一番前の席に座る人はまれだと思います。

なぜならスクリーンに近すぎて全体が見ずらいから。

だからみなさん後ろの方の席にいくと思います。

景色が雄大であるほど窓との距離をとることで、全体が見渡せる空間になります。

今回の計画案でも景色に対してできるだけ距離をとるように計画しています。

私がいまいちだと思っている間取りの特徴(ほんの一部)

① 玄関から入るとまずリビングを通る(リビングが落ち着きません)

② 大きな窓を背にしてソファーを置き、壁のある北側TVを向く(外を無視するならアパートで十分)

③ 室内の壁側を向いたキッチンやダイニング(食事が作業になっています)

④ リビングだけ吹き抜け(天井が高いと落ち着きません、縦横比が悪く狭く見える)

⑤ 普段人がいるLDK空間よりバックヤード(ファミクロやランドリー)が広い(動線気にしすぎ、要望詰め込みすぎ、SNS見すぎ)

⑥ LDKの大きな窓のすぐ外に駐車場や洗濯物がある(アパートと一緒)

 

私が設計させていただく際には、以上のようなことを考えながらお施主さまからの要望を反映し計画案を考えます。

当たり前ですがすべての計画案は耐震や断熱気密などの高性能がある前提です。

間取りをパズルのようにとらえて考えているうちは気づけないこと。

それを気づかせてあげるのはプロである設計士の仕事だと考えています。

 

Wさま提案いかがでしたでしょうか。

2階建ても検討されていましたが、敷地条件や30年以上先を考え、私の回答は平屋計画でした。

ご検討のほどよろしくお願いいたします。