高気密住宅の天敵は「水分」|夏の現場で大切にしている品質管理
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
もうすぐ梅雨明けということで毎日暑くて大変ですが、弊社の物件は外断熱のため比較的家の中は涼しく作業ができます。
それでもこれからもっと暑くなってきますので、現場へのエアコン導入をしていくことにしました。
設置のタイミングがなかなか難しいのですが、高気密な家であればエアコン1台を入れて、冷やしておけばこれまでの現場とはぜんぜん違うはず。
またこの時期に建築する家の悩みとなる含有湿度も冷房エアコンをつけることで少しづつ取り除くことができるでしょう。
職人さんにとっても、施工中の家にとってもいい影響を与えるエアコン設置。
手間なく涼しくしたいからと、水を入れて使うスポットクーラーだと内部湿度が高くなりかえってムシムシしますし、家にとってもよくないため、現場の方々要注意ですよ!
豊田で施工中のKさま邸。梅雨の影響をほとんど受けることなく防水工事まで完了いたしました。


弊社は外断熱なので、防水工事前にネオマフォームを貼り付けます。中東情勢で手に入りづらいネオマフォームですが、旭化成建材さんには大感謝です。
ネオマフォームの上から防水紙を貼りますので、もういつ雨が降っても問題ない状態まで来ました。
梅雨にもかかわらずここまで順調なのはKさまの日ごろの行いあってのもの。感謝いたします。
弊社の防水紙ですが、重なる部分はすべてアクリルテープでとめています。
一般的にはこうしたことはしませんが、なぜやっているのか?
① 防水紙が風でピロピロしているとその部分の通気を妨げてしまい建物にとって良くないため。
② 第二気密層として働かせているため
です。
15㎜の胴縁をたてよこと打っているクロス胴縁という方法で通気層は30㎜しっかりとっていますがさらなる安心のため重なり部分にテープを貼っています。


防水まで終えたのちに、確認審査機関の中間検査、第三者機関の構造検査を受けています。
防水で見えなくなってしまう構造用面材のくぎの確認については、外断熱前に弊社で2時間ほどかけてじーっくり見て是正も完了。
本当はこの検査で見てもらう方がいいのでしょうが、そこまで待っていると雨という天敵に会い、建物にとってとてもよくありません。
高気密高断熱の家の天敵はとにもかくにも『水分』です。
雨に濡れることもできる限り避けて、どうしても難しい場合は工事を延期する覚悟で仕事をしています。


外部の防水が完了していますので、これから電気配線工事になります。
そしてようやく室内に工事用エアコンが設置されます。
Kさま、電気配線打合せありがとうございました。
予習をいただいたおかげでスムーズな打合せになり感謝いたします。
来週には梅雨明けすると思われますが、いいタイミングで外壁工事も終えられることでしょう。
引き続き安全第一で工事をすすめてまいります。
完成した住まいの性能だけでなく、施工中の温湿度、防水までを徹底して管理すること。長く安心して住める家づくりには欠かせない品質の1つだと私たちは考えています。