COLUMN住まいの情報
2023年6月の記事(9件)
記事一覧へ大工工事に向けて。
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豊橋市で施工中のOさま邸。基礎の養生が終わり,型枠が外れました。昨日降った雨のおかげで2cmほど,水が溜まっていました。水が溜まっていると基礎打継にスキマがないなと確認出来き,シロアリ対策への安心感があります。この物件も床下エアコンを採用いただいた物件です。最近はほとんどすべての物件が床下エアコン。基礎屋さんも大工さんも手慣れたものです。スタイロの紫外線養生をして基礎は無事終了です。来週からの大工さんの工事に向けて今日は水道屋さんが配管工事をしていました。道路との高低差が1.3mぐらいはありますが,階段で処理するのではなく,長めのスロープのような小道で玄関までのアプローチを演出します。棟上げは10日頃を予定していますが,梅雨終盤,雨が続かないといいのですが。暑くなってきますので現場の職人さん,十分に休養を取りながら体に気を付けて工事よろしくお願いいたします。

構造見学会のお知らせ。
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現在施工中の住まいで『構造見学会』をさせていただくことになりました。『構造見学会』では弊社がこだわっている許容応力度計算による構造計画や木造ならではの梁表しにするための設計手法をお伝えいたします。弊社が計画する際に何を注意して構造計画しているのか?構造計画されていない住まいとは何が違うのか?熱橋のない外断熱は何がいいのか?構造設計は耐震等級3をとるためだけではありません。『構造設計された木造の骨組み』をご体感ください。開催日程:7月8日,7月9日開催時間:10:00~16:00 ※終了いたしました住宅性能 耐震性能:許容応力度計算による耐震等級3断熱性能:Ua値 0.36 外断熱工法設計住宅性能評価取得物件

コンパクトな住まいの上棟。
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豊橋で施工中のTさま邸。高気密高断熱住宅は水分が天敵です。梅雨なので少しでも雨予報だったら中止しますということで予定していた上棟作業。日が近づくにつれ天気予報がよくなり,先日予定通り上棟作業をさせていただきました。この住まいはニコハウス設計室史上,最もコンパクトな住まい。22坪です。でも,設計力向上に努めているおかげで,ご家族で住むにも十分な大きさ。そして何より楽しさのある住まいとなります。この住まいは1階で生活が完結する住まいで2階はお子さまのお部屋と書斎だけという割り切ったプラン。高気密高断熱の良さを生かし,大屋根形状で1階と2階を繋ぎます。南に倉庫が建っているため,陽を入れることと,空へ抜けることをイメージし構造表しのリズミカルな梁が化粧で表しになります。弊社では定番となりつつある,屋根の外断熱。今回もネオマフォームの2重貼りで屋根面の断熱施工をさせていただきました。弊社の上棟作業は屋根からがなかなか進みません。大工さんたちはもう慣れてしまっているのですが,初めて応援に来られるとたぶんショックを受ける作業量(汗)屋根は登り梁をかけたあと,水平構面となる24㎜合板⇒ネオマフォーム90㎜+横桟+気密処理⇒ネオマフォーム 60㎜全面貼り+気密処理+防水処理⇒通気垂木⇒野地合板となっています。一般的な屋根より4工程ぐらい多いと思います。一日を通して,薄曇りの作業しやすい1日となりました。Tさま上棟,おめでとうございます。特徴的なカタチで外観からも楽しそうな住まいになること間違いなしだと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。

完成に向けて。
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浜松市で施工中のUさま邸。内装下地となる紙クロスを貼り終えました。週末ぐらいからしっくいの塗装に入ります。壁が白くなりましたので大屋根の木部とのコントラストがきいてこれまでよりも深みが増しました。低いところはぐっと低く抑え,居場所として作っています。窓際が気持ちよさそうで何よりです。外廻りは外構工事がすすんでいます。緑色のガルバリウム。植栽との相性を心配していましたが,ちょっとカフェっぽい感じになってきました♪久しぶりのガルバリウムですが逆に新鮮な感じがします。梅雨の間に植えないと,植物に過酷な夏がきてしまいます。雨の多いこの時期がぎりぎりかな。職人さんの行き来が多くなる完成前。譲り合いの精神でお仕事お願いいたします。Uさま完成までもうしばらくお待ちください。

基礎断熱の上棟前作業。
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豊橋で施工中のTさま邸。梅雨の長雨の合間を見計らって上棟に向けて,土台を設置する工事をさせていただきました。たくさんの雨が降ったおかげで,プールになっていましたので丸一日かけてポンプで水を排出し,最後は手作業で行いました。弊社の基礎はシロアリ対策で水抜き穴がありませんのでプールになってしまいます。水が抜けないということはスキマがないということなので基礎断熱をする家にとってはとてもいいことになります。ちょっとの水たまりもありますが,ここから先の乾燥は太陽と風に期待します。夕方には土台が並びました。床下が外気となる通気工法の場合はこのあと床合板を貼って上棟を待つケースが多いのですが弊社は床合板を敷きません。基礎はコンクリートでできているため,たくさんの水分を含んでいます。このまま床合板を敷いてしまうと基礎断熱の場合,湿気が逃げずカビの原因になってしまうからです。上棟まで天気のいい日が続きますが,万が一の雨の際に濡れないよう土台を仮養生し,コンクリートが乾燥するようにしています。土台の仮養生はビニールだと蒸してしまうため,お値打ちな透湿防水紙を使って養生。細かいですがこれも弊社のこだわりです。上棟に向けて,現場には断熱材 ネオマフォームも到着。積み上げるとすごい量です。身長より高い山が4つ。この量が屋根のみの断熱材になります。 上棟への準備は万端。天気もよさそうだし,カタチが見えてくるのが楽しみです。Tさま引き続きよろしくお願いいたします。

配筋完了。
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豊橋で施工中のOさま邸。雨の合間で基礎工事がすすんでいます。この物件も床下エアコンを採用されたため,基礎の構造は地中梁を利用して処理しています。構造計算の結果をそのまま基礎配筋してしまうと基礎梁の配筋が場所によって変わり,とてもややこしくなります。だいたい10種類以上(汗)ややこしいのは現場での間違いのもとになりますので,計算で求められた配筋に余力を持たせ,なるべくすべての地中梁の配筋を統一させるようにしてます。配筋が多めになってしまいますが,基礎屋さんと相談した結果,今はこのやり方がしっくりきています。本日,第三者機関の検査を受け,晴れ予報の週明けにベースコンクリートを打ちます。来週からの天気も心配ですが工事は順調です。Oさま引き続きよろしくお願いいたします。

しっとりした光。
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豊橋で施工中のEさま邸。台風の影響を受ける前に無事足場が外れました。北側玄関の住まいですが,特徴的な大きな窓が1つだけ。シンプルですが軒先を低く抑えたおかげでどしっと構えた落ち着きが特徴です。建て替え前の住まいを見せていただきましたが,質感のあるやさしい光がとても印象的でした。奥さまからもそれが気に入っていると聞いていたので,そのイメージを引き継いであげたいと思って計画させていただきました。あちこちから入ってくる光は直接感じることよりも,むしろ壁に反射させ柔らかい光にして呼び込むことを意識しました。水廻りなどちょっとした場所も陰影を感じられるように。しっとりした空間になったんじゃないかなと思います。これから左官工事に入り,その後壁の仕上げ工事となります。8月の完成に向けて工事は順調です。Eさま引き続きよろしくお願いいたします。

暮らし見学会のお知らせ。
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昨年お引渡しした住まいの『暮らし見学会』をさせていただくことになりました。『暮らし見学会』では住んでいるお施主さまに住み心地や使い勝手など直接お聞きすることが出来ます。弊社が提案した景色を取り込む住まい設計が日常にどんな変化をもたらしたのか?居心地のいい住まいは家だけでは成り立たちません。設計は間取りの箱を置くことではありません。周辺環境を読み解き,取り入れる『敷地条件を活かした』住まいをご体感ください。※終了いたしました住宅性能 耐震性能:許容応力度計算による耐震等級3断熱性能:Ua値 0.31気密性能:C値0.35

リフォームの優先順位を考える。
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新築から10年~15年もすると機器類が壊れたり,生活スタイルの変化で直したい部分がでてきます。そうだ!リフォームをしようということになりますが,今回は弊社がおすすめする優先順位を紹介いたします。一般的には目に見える部分から手をだしたくなるので一般的な考え第一位:外壁塗装第二位:水廻り第三位:クロスの張り替え第四位:床や間仕切り変更etcという順序になりがちですが,これらは変えた瞬間はよくなったと思えるのですが数か月もすると慣れてしまいますし,何より根本的な住み心地が改善されていません。弊社の場合は弊社のおすすめ第一位:断熱改修(できれば耐震も)第二位:庭リノベetc 外壁はサイディングであれば真っ先に再塗装するべきです。サイディングは塗装でもたせる防水なので塗装が怪しくなってくると基材となる木材繊維とセメントが吸水し(染み込む)サイディング自体の劣化がはじまります。サイディングは吸水しだすと強度がなくなってきますので,その際は張り替えなど大きな費用がかかります。余談ですがこういうこともあって弊社では塗膜頼りのサイディングは一切使っていません。 水廻りは機器類が壊れたという決定的なことがない限り優先順位を低く考えることをおすすめします。理由は生活をする上で,新しくなるだけで快適性において何も変わらないからです。新しくしてもしばらくすると飽きます。クロスも同じだと考えています。 塗装,水廻り,クロスの張り替えは,よほどのことがない限り会社ごとの違いはありません。どのメーカーを選ぶのかの違いだけだからです。技術の差でなく,各社の提供金額差だけなので,弊社ではつながりのある方以外,依頼をお断りしています。 弊社おすすめ第一位の『断熱改修』は住み心地が劇的に変わります。 高断熱の住まいを体験することが一番なので弊社リノベモデルを体感されるのがおすすめですが,これまでの住まいは何だったんだ?!というぐらいに過ごしやすくなります。電気使用量が少なくても広い範囲を暖めたり涼しくしたりできますので経済的です。家全体をやらなくてもエリア断熱といって家の一部を高断熱化することも可能なので居住時間の長いLDK+水廻り+寝室をやるのは生活がその中で完結でき,快適さが体感できます。断熱するのが一部分すぎる,例えば水廻りだけとかだと効果は感じずらいのでそれなら設備交換型のリフォームで対処したほうがいいでしょう。また地震がくるのはわかっていることなので予算があるなら合わせて耐震改修することをおすすめしています。徹底的にやれば暖房なしでもこれまでの住まいより快適に過ごせます。高断熱化の際の注意点は気密化と湿気対策です。気密化はかなり浸透してきましたが湿気対策はまだまだ一般的になっていません。なんとなく高断熱高気密にすると逃げ道のない湿気によりカビの発生,木材腐朽にもつながるため,依頼先の知識と施工レベルが重要となります。 弊社おすすめ第二位は『庭』です。見落としがちですが,庭がよくなると住まいとしての居心地の良さが変わります。大きな窓があってもカーテンをしているお宅がたくさんありますが何のための窓でしょうか?!窓の先に魅力的な『庭』がなく,人目が気になるから閉じてしまう。大きな窓を開け放ち,庭とつながったリビングは劇的に居心地がよくなります。人目が気になるなら植栽や木塀などで目隠しをしてあげればいい。季節を感じられる庭での食事は外食以上の特別な時間とゆとりをもたらします。こういったことは設備の更新やクロスの張り替えでは体験できません。 最終的には予算によりますが,違った角度からリフォームを考えると劇的なリノベーションへとつながります。大きな費用がかかりますのでなんとなく決断してしまう前に,ちょっと立ち止まって考えるとよりよいリノベーションとなるはずです。
