COLUMN住まいの情報

2015年7月の記事(1件)

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耐火性能。

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色々な会社にお問い合わせする中で耐震性能や断熱性能を気にされる方は非常に多くいますが耐火の性能って気にしたことありますか?提案させていただく木造住宅でも1時間準耐火や45分準耐火など色々な仕様が存在しています。これらは万が一火事になった時、避難のために一定の時間、構造体にまで火が回らないようにするためにあります。豊橋の中でも街の中心の方では、準耐火構造という仕様でないと家が建たない所もあります。それだけ性能が上がる分、坪単価への影響もあり、ニコハウス設計室ではだいたい2~3万円/坪金額がアップします。(特にサッシが高くなります(-_-;))土地の購入の際にはそういったことも考慮しておくと、余分な費用への対策にもなります。その耐火の性能の中には、『省令準耐火構造』という建築基準法には存在しない性能があります。住宅金融公庫の仕様書にのっている特有の内容なのですが、火災保険を安くしたいとなるとこの仕様をおすすめしています。(一般的な木造住宅の保険の半額程度、ざっくり35年で70万円が35万円ぐらいになります。)準耐火構造のように金額がむちゃくちゃあがることもなく、ほぼほぼ標準仕様で対応可能です。ただし、表面に木が見えてくるような仕様にしにくかったり、色々と制約は出てきますので物件によっては難しいケースもございます。見た目をとるのか、耐火性能と保険の安さをとるのか・・・・。『省令準耐火構造』覚えておいて検討中の会社の営業の方に聞いてみてください。それをしきりに進めるのも、反対にあまり知らないのもどちらも心配ですが・・・・・。そんなことも考えながら全体のコストに配慮し、設計、提案させていただいています。