COLUMN住まいの情報

2019年2月の記事(5件)

記事一覧へ

自然の風の利用方法。

up - 住まいの情報
春の足音が近づいてきましたので、これからの季節は花粉を度外視すれば気持ちのいい風を取り込みたくなるものです。特に夏場の夜間の涼しい日などでは、その風を取り込むことで気持ちよく過ごすことができます。そんな「風」はどうしたら家の中に入れることができるのかは考えたことがありますか? 「気持ちのいい大きい窓をつけよう」「あちこちに窓をつけよう」…基本的にはそれでいいのですが余分な大きさの窓は家の断熱の性能を損ないます。ホテルや見晴らしのいい場所ならいいと思いますが、普段生活する家で必要以上の大きさの窓は生活上、断熱だけでなく防犯的にもデメリットです。またあちこちに窓をとることも、同じ理由でデメリットへと変身してしまいます。いかに効率のいい付け方をするのかで室内への風の取り込みはとーーーっても大きく変わります。 まず平面計画でその差がでますのでどうしたらいいのかをお伝えします。これから建築をお考えの方は以下を工夫するととーっても気持ちのいい風が取り込めます。1. それぞれの部屋に2箇所以上の窓を設ける2. 一つの面にしか窓を設けれない場合は風を取り込みやすい「タテスベリ窓」を設ける3. 一つの面にしか窓を設けれない場合引き違いなど正面の風しか受け止められない窓は避ける4. それぞれの窓はどの方向から吹いた風でも取り込みやすいように配慮する これを意識するだけで随分と風を取り込みやすくなります。特に2については別名「ウインドキャッチ窓」といわれるぐらい風を取り込む効果が絶大です。 次は立体的に考えてみます。京都の町屋に代表される「重力換気」という方法。暖かい空気は勝手に上に上がっていき、冷たい空気は勝手に下に下がってくるというあたりまえのことを利用した方法。この方法の最大のメリットは特に風がない日でも勝手にできる上下の温度差で換気が出来るという点です。また高い位置につけた窓は防犯的に開け放しにしておいても問題になることがすくないため、夏場などは特に有効です。そのポイントとしては1. 階段室や吹き抜けを利用して高低差のある窓をつける2. 上につける窓は夏の日射を避けるため、必ず北側につける3. 上につける窓は家の中でもなるべく高い位置、または天井付近につける4. 可能ならば防犯に配慮した開け放しができる小さな窓を1階の床付近につける 住まいを考えるうえでこの2点を「ちゃんと考えて」設計してあげると気持ちのいい風が取り込めます。また地域によって吹く風の方向が違うということを理解してあげたり、その土地の周辺環境を考えて風の通り道を考えたりしてもらうと、その効果はより大きなものになるでしょう。 住まいは箱を置くことではありません。その地域、その土地に合った計画がとても大事です。気になった方、お問い合わせはこちらから一生住む家だからこそ、しっかり考えましょう♪

遠距離提案。

up - スタッフブログ
ブログペースを落とし始めて約1か月。春になると共にまたペースをあげようと思っています。毎朝、愛犬の散歩に行きますがついにウグイスの鳴き声を聞きました。暖かくなるのもあと少しですね♪ 要望をいただいてご提案まで約一か月ほどお待ちいただいたKさま。先日メールにてご提案させていただきました。「狭く感じない程度で出来るだけコンパクトに、そして出来れば平屋がいい、それぞれの個室もほしい」という要望に対し、30坪ほどの住まいをご提案しました。Kさまの打ち合わせはずーーっとメールです。なぜかというと、ドイツにすんでいらっしゃるから。帰国のタイミングに合わせての新築になります。 メールだけだとその文章だけになってしまうので、熱のこもったご提案や会話ができない点で少し難しさを感じます。Kさまにもご迷惑をおかけしてしまうかなーと思いながら頑張ってやっています。せっかくなのでご契約のタイミングはドイツまでお伺いしたいなーって思ったりします。 省エネ先進国のドイツにも負けない住まいのご提案、今後も頑張ります!

要望の書き込み。

up - スタッフブログ
明日から天気が悪くなるそうですが、暖かくもなるそうで春が近づくのはわくわくしますね♪ 長期的なお打合せをさせていただいているIさま。長ーいブランク期間を経て、二回目の計画案を提出。打ち合わせではたくさんの具体的な要望もいただき、計画案の紙面にも書き込みがたくさんになりました。お打合せにこれなかった奥様のために、その書き込み計画案を宿題として持ち帰り、昨日計画案の決定連絡をいただきました♪最近のニコハウス設計室の提案はほぼほぼバルコニーがありません。そして今回もありません。理由として、室内に物干しスペースと布団干しスペースがあることと、バルコニーは作っても最初だけでほとんど使われなくなるから。ない方が、雨漏り対策にもなりますし、屋根材の方が防水処理したバルコニーよりも間違いなく、メンテナンスの手間はなくなります。 なるべくメンテナンスが楽になるような提案をするのも、先々を考えるととても大事なことだと思います。

電気代8000円

up - スタッフブログ
ブログを書く際に写真がほしいなあとおもうのですが、現場確認に行った後に「あっ!」って思いだします。そのせいもあってちょっとブログのペースが落ちています。とても反省しています(笑) 月曜日の祝日はお休みでしたが、私自身のプライベートの様々な役なども忙しく時間がなかなかとれなくなっていますので、2組のお客さまの対応をさせていただきました。山本さんとの打ち合わせは楽しかったプランの打ち合わせが終わり、現実に戻ってしまうお見積りの打ち合わせ。それぞれがコンパクトなのですが、出来上がった際には外部からの視線に配慮された、居心地のいいコートハウスになりそう♪楽しみです。 もう一組のお客さまは、先日お問い合わせいただいたUさまと一緒に原さんちの内覧をしてきました。暖かい家の内覧をした際のお客さんの反応はいつもとても楽しいです。あと、その際に原さんから聞いた電気代が8000円ほどで改めていいなーと思いました。太陽光が3KWのっていますがオール電化で家じゅう暖かくてこの時期に「月8000円!」電気代が少ないということは使っているエネルギーも少ないので環境にもとてもやさしい家ですね。Uさまの住まいもそうなるよう精いっぱい頑張ります。 また昨日は、以前お問い合わせいただき、ちょっと間があいていましたSさまから「設計してもらえませんかー」って再尾問い合わせいただきました。これもとってもうれしかったです。Sさまの住まいも精いっぱい頑張ります。

マンションリフォームの下見。

up - スタッフブログ
年末にちらーっとお話をいただいたマンションリフォームのお話。昨日、下見に行ってきました。築年数もそれなりなのであちこち、ガタが来ていますが思った以上にきれいでした♪特にサッシの動きが悪くなっているのはとてもかわいそうで、普段ほとんど開け閉めしていないそうで。もちろんこの時期なので結露もすごいわけで、ベースとなる鉄筋コンクリートの建物による逃げ切れない湿気もあって、中身は見ていないですがカビもすごそうです。これから間取りの変更も併せてご提案していきますが、気持ちのいい住まいになるようがんばります!ちょっと天井高さがないので頭悩ませます(汗) そんな風にサッシの動きの悪い家や、窓部分が寒いお宅におススメなのが、YKKAPさんのかんたんマドリモ。サッシが二重になるのではなく既存のサッシ枠の上から新しいサッシを取り付ける方法で、施工も1日でほぼ終わり。外壁を触らなくてもいいので、防水面での心配もいりません。現在施工中のリノベーションの現場でもこのマドリモを使って窓の断熱改修をしています。変えたその日から体感で感じられるぐらいに室内環境がよくなります♪寒さ対策で温かい暖房器具をかうのもいいですが、一生ものの暖かい窓はいかがですか?使っている間に電気を使うこともないので省エネで経済的です。