基礎のかぶり厚さ。

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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。

本日は台風で危険を伴うため、スタッフはお休みとしました。安全第一です。

 

豊田市で施工中のKさま邸。

基礎配筋が終了し、無事立ち上がりコンクリートまで打てました。

台風が直撃しておりますが、現在は水中養生となっていますが今週中は基礎養生期間。

基礎は打ち込みをした後、養生期間というものが必要になります。弊社では外気温によって養生する期間を決めていますが4月~10月ぐらいまでの間は中5日取るようにしています。

打ち込んだ日は0日目で5日間以上ほったらかしにしたあと6日目以降に型枠をはずします。

あまりしっかり固まっていないうちから型枠を外してはダメですよという規定です。

建築工事では焦りは禁物です。じっくり向き合って進めていくことが大事になります。

基礎工事の点検項目の中に『かぶり厚』というものがございます。

鉄筋がコンクリートの表面からどれだけ逃げているのか、というもの。

これは何のために必要になるのかというと、鉄筋を錆びさせないためです。

鉄筋コンクリートの優れている点は、圧縮(押さえる力)にたいしてはコンクリートが、引張、せん断、曲げ(折れるような力)に対して鉄筋がきくことにあります。

両方の弱点を補いあっている感じですね。

だから鉄筋がさびてしまうと本来の強度が保てなくなるわけです。

鉄筋がさびないようにコンクリートで守られているのですが、さびから守るために必要なのが『かぶり厚さ』になります。

コンクリートはアルカリ性ですが年数がたつごとにどんどん中性化していきます。

そうなると中の鉄筋がさびてしまうのでそうならないための『かぶり厚さ』

私はやったことはありませんが、リノベーションなどで基礎強度が大丈夫かをチェックするやり方に、コア抜きと言って、コンクリートの厚み方向をくりぬいて試験をすることがあります。

そういったお話を聞くと30年経ってどこまで中性化しているかわかる。

やっぱり『かぶり厚さ』は大事だよねってことになるわけです。

工程、工事には余分な作業はありません。

全てに意味があって工事が進んでいきます。

Kさま、現場の工事は順調です。来週まで現場は不在になりますが大事な養生期間となります。

来週には基礎が完成し、いよいよ上棟の準備へと入っていきます。

引き続きよろしくお願いいたします。